茶道とクラシック音楽が趣味の自家焙煎珈琲『カフェ えんぴつ猫』

世界のコーヒーを神奈川県秦野市から発信 焼きたてお届け 自家焙煎コーヒー豆専門店

世界一のコミュニケーション飲料は?

2018-10-28 | コーヒー焙煎日記

<本日の断トツの一番人気のコーヒーは樹上完熟ブラジル・シエスタ>


世界中で一番飲まれている飲み物が水です。これは不動の地位でしょう。


その次がコーヒーと言われております。とにかく世界中で栽培されて飲まれている飲み物がコーヒーです。コーヒーベルトと呼ばれる赤道直下の熱帯地域で栽培されています。1杯のコーヒーが人の口に入るまでにどれだけ沢山の人間がかかわっているのかを考えると感慨深いものがあります。


私が関わっている部分は栽培から精製工程を経た生豆を問屋さんから選んで購入して、そのコーヒー豆を焙煎してお客様にお届けする部分です。その部分に付加価値を付けたいと思って始めたイベントが『珈琲朝活』です。


今回は2回目となる伊勢佐木町The cave での朝活。次回に引き続いて参加してくださったお客様が2名いらっしゃいました。本当に嬉しいことです。


毎回の開催が一期一会の気持ちでやっておりますが、それでも再びお会いすることができるとやはり嬉しいです!理由は回を重ねるごとに交流の内容もより深いものにしていきたいと考えているからです。



本日の朝活を終えての感想はコーヒーは世界共通のコミュニケーション飲料だと改めて痛感いたしました。コーヒーを飲みながら話をするだけで心が通いやすいのでは?と思ってしまいます。




人と一緒にコーヒーを飲むとみんな仲良くなれることを再確認いたしました。



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バーンスタイン最後の演奏会を聴く

2018-10-21 | 趣味

<アメリカンドリームを象徴するような指揮者レナード・バーンスタイン>



バーンスタインの名前を知らない人でもミュージカル『ウエストサイド・ストーリー』という名前を聞いたことが無い人は少ないでしょう。このミュージカルの音楽は指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインの作品です。


バーンスタインは大指揮者・ブルーノ・ワルターの代役で急遽ニューヨークフィルハーモニーを指揮して大成功を収めて衝撃的なデビューを果たします。


彼の活動は音楽の素晴らしさを世界中の人に知ってもらいたいという考えで一杯でした。世界中のオーケストラを指揮して若い人に熱心に指導する人生でした。


バーンスタインのレパートリーは非常に幅広く、特にベートーベン、ブラームス、マーラー、チャイコフスキーなどの交響曲の解釈に優れていました。


指揮をしている時は全身全霊でオーケストラに向かい、いつも全身から流れ出る汗はものすごい量なのです。これは頭も体もフルに使う体力仕事であることが映像を見ているとすぐに解ります。



実は昨日のクラシック音楽を聴くグループでこのバーンスタインが人生最後となる演奏会を収めたCDを初めて聴きました。



タングルウッドでの最後の演奏会。病気の状態がかなり深刻な状況の中で最後の気力を振り絞って演奏をしていることが音楽から聞こえてくる。


ベートーベンの交響曲第7番の3楽章あたりから腕が上がらない状況だったという。それでも最後の4楽章まで曲を振りぬいた!



もう最後のコンサートになることを本人も聴衆も分かっている雰囲気が演奏から聞こえてくる。



感動で何も言うことがありませんでした。素晴らしい人生とはバーンスタインのような人に贈られる言葉なのだと思いました。


演奏会終了後ほどなくバーンスタインは亡くなりました。



バーンスタインのように自分も悔いのない人生を送りたい。








イベント会場でハンドドリップでコーヒーを60杯淹れた。(雑感)

2018-10-09 | コーヒーのある生活



昨日の秋葉原でのイベントで合計60杯あまりのコーヒーをハンドドリップで淹れました。1杯、2杯、3杯、4杯とお客様のオーダーや人数に合わせて40回は淹れたと思います。


一回のドリップに掛かる時間はだいたい5分位です。(提供時間全てを含む)


これだけの回数を1人で1日で淹れたのは久しぶりでした。非常に勉強になりました。



改めて感じたことはお湯の温度と蒸らし時間です。コーヒーの粉の挽き目や量、鮮度といった条件も大切ですが、昨日強く感じたことはお湯の温度です。



お湯の温度は90℃をやや下回っていたと思います。その分まろやかな味に仕上がっていたようです。会場の多くのお客様が女性でした。女性のお客様が特に美味しいと感じて頂ける温度と濃度の理解が非常に進んだような1日でした。



コーヒーはイベント会場で飲む飲み物として香りや味の魅力が最大に引き出されていました。



コーヒー屋としては嬉しい一日になりました!お客様の笑顔がとても印象的でした。私の焙煎したコーヒーがイベントの成功の1パーセントでも貢献できたと思うと光栄で







樹齢110年のブラジル【ノーボの仙人】が一番人気でした!







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アフリカの大地の味 ブルンディを焼く 

2018-10-06 | コーヒー焙煎日記

<ブルンディという国名があることを知っていましたか?>



本日は蒸し暑かったですね。明日はもっと気温が上昇するそうです。本当に10月なのでしょうか?衣替えをしたばかりなのに真夏日ですか・・・。異常気象が野菜やコーヒーの収穫や味に与える影響が心配な時代です。



さて今日はアフリカのブルンディという国名のコーヒーを焙煎しました。


このブルンディという国は世界最貧国の1つだそうです。自給的農牧業が主でキャッサバ、サツマイモが栽培される。牛は財産として重要であるが、過放牧による弊害も深刻。


輸出はほとんどがコーヒーで、ほかには綿花、茶が栽培される。タンガニーカ湖では漁業がおこなわれる。金、スズの鉱産があるが、産業が発展しない原因の1つは交通網が未発達なためで、タンザニアに通じる鉄道と道路が国際機関の援助で建設されている。



国民の1年間の所得が30万円位だそうです。庶民は20万円位でしょう。フェアトレードでコーヒーから得られるお金を生産者に公平に支払うことが大切だと思うのです。


ブルンディの生豆価格は現地の生産者ではとても飲むことのできない価格で取引されています。ということは大きな利益を得ているものがいるということです。



コーヒーの品質自体は非常に優れております。酸味と苦みの後にパンチ力のある風味が感じられます。アフリカのコーヒーの特徴でもある大地の味といった印象です。コクがあるとも表現できます。


非常に美味しいコーヒーの背景にある経済状況を知るとちょっと複雑な心境になりますがブルンディのコーヒーを飲むことが一番の現地の人々の生活の向上になるということは間違いありません。




ブルンディはここです。














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9月27日の日本スペシャルティコーヒー協会主催のコーヒー業界最大のイベント

2018-10-05 | コーヒーのある生活

<沢山の出店で1日ではとても周りきれません>



先月の東京ビックサイトで開催されたアジア最大のコーヒーイベントがこれです。とにかく人が多すぎです。それと出展ブースが全部コーヒー関係の会社なのでどこにどの会社があるのかが非常に分かりにくいので方向感覚がなくなります。


そうした中で自分のお目当てを探し続ける楽しみは宝さがしのようで非常に楽しいのです。毎年発見と刺激に溢れる時間なのです。


今年見つけた新しいものはこれです。







コーヒーの抽出後のカスを混ぜたコーヒーの石鹸!!



カッコイイ箱に入っておりました。









自分はギフト商品を作る為の包材やアイデアを沢山仕込んでまいりました。



あちらこちらで振舞われるコーヒーをがぶ飲みしながら非常に楽しい1日でした。





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【スペシャルティコーヒー】焙煎の秋

2018-10-04 | コーヒー焙煎日記


外気温の低下と共にコーヒー焙煎のやりやすい季節になってきました。


コーヒーは生豆を火力を調整して煎りあげる作業です。焙煎の工程で大切なことは生豆を投入して1分後のボトム温度という温度を記録することから始まります。


下の温度を決める。そして1分間に何度上昇したか(させるのか)でコーヒーの味が決まります。ボトムの温度がスタート地点になります。



そしてゴールの温度を何度にするのか?を想定しながらコーヒー豆を焼き上げていきます。焙煎機には温度計が付いています。この温度計は焙煎機の中の温度計が反応しているのであって、コーヒー豆の温度が温度計の数値では無いところが肝です。



温度計を観ながらコーヒー豆の温度を予想しているのです。私は1分間で1℃上昇するように焙煎状況を安定させます。


そして1ハゼというコーヒー豆が音を立てて膨らみます。(パチパチ、ビチビチ)という音が1ハゼです。コーヒーの産地でこのハゼ音も随分と異なるので面白いのです。



ここまでで8分。170℃。ほとんどこの温度で合わせることにしています。


外気温があまりにも暑い夏よりも釜の温度を安定させやすいこの時期の焙煎が好きです。





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毎月第4日曜日は横浜伊勢佐木町THE CAVEでピープルアート社主催の「珈琲朝活」を開催します。

2018-10-01 | コーヒー焙煎日記

<毎月新しい種類のコーヒーを加えてお待ちしております。>



先日9月30日(日) AМ9時~11時まで開催しました「珈琲朝活」は12名のお客様に参加して頂きました。台風が接近している中「珈琲朝活」に来ていただけて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。



当日はパプアニューギニア、ハイチ、ブラジル樹齢110年、カフェインレス・コロンビアの4種類のコーヒーで味を比べました。



ざっくり味の傾向を書くと、パプアニューギニアは苦みと酸味のバランス型、ハイチは品のよい酸味と甘味と香り、ブラジル110年はバランス型でまろやかで余韻が続くタイプ、カフェインレスのコロンビアは酸味とあっさりとした風味と


いったところです。



参加されたみなさんは真剣に飲み比べをしてくださいました。同時に飲み比べると意外と味の違いに驚かれると思います。比較して自分の好みを探す楽しみは服を試着する行為に似ていると思います。



香りや飲んだ時の感じ方は人それぞれ違います。また好きな温度も違います。試飲をしている最中に私が感じることはお客様にとってお好みの味が見つかればいいな~と思っています。



4種類のコーヒーを試飲して頂いた後でお好みの1杯を陶磁器製のカップ&ソーサーで淹れて、コーヒーに良く合う生チョコケーキをお出ししました。



9名のお客様のお好みは見事に3種類に分かれました。1位は4票でハイチ。2位が3票でパプアニューギニア、3位が2票でブラジル樹齢110年でした。





コーヒーの飲み比べの後は参加者皆様の簡単な自己紹介ではじまる交流時間です。各自お好みのコーヒーを飲みながら出会いを楽しんでいただいた様子に自分自身もほっとしました。



現代社会はリアルで人に会って話をすることが当たり前ではないことが多々あります。ネットで人と繋がることが出来る時代だからこそ「珈琲朝活」でしか出来ないことを追い求めていきたいと思います。




「珈琲朝活」に関するご意見やご要望がある方、またそれ以外のことでもお客様の声を聞かせてください。



 


 僕は全部「本気」で読みます。



 

 次回の開催は同じ場所、同じ時刻で10月28日(日)に伊勢佐木町 THE CAVE でやります。皆様とお会いするのを楽しみにしております。








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コーヒー焙煎中~こだわりの自家焙煎動画

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