冬はヒーターを多用するせいか、人のブログを読んでいるとFFヒーターの不調記事を目にするようになる。
実際、このブログでも冬はFFヒーターをOHした記事のアクセス数が増える。
しかしFFヒーターが故障すると、多くの場合はエラーコードでトラブルの内容を判断することくらいしかできない場合が多い。
運良く再点火出来ればいいが、この時期にFFヒーターが使えないのは本当に辛い。
時々、ベバストの故障について聞かれるので、以下に昨年のブログの一部を再度アップした。
年明けにブロ友さんから書込みがあった。
寒くなってサブバッテリーが持ちそうにない、FFヒーターが勝手に止まってしまったと冬に多く発生するトラブル。
今日は、FFヒーターが止まってしまった場合の対処について。
うちのジルにはベバストのFFヒーター AT 2000STという軽油を燃焼させるヒーターが付いている。
ジルのエンジンの軽油を使って燃焼させるので、大変便利で燃料の使用量も少ないが、時々オーバーホール(OH)をして内部をきれいにしてやる必要がある。
取扱説明書には2,000時間程度使ったらOHするように書かれているが、アワーメーター等が付いてないので、実際今どれくらい使っているか等分からないのが本当のところ。
その為に、多くがFFヒーターがトラブって止まってから気がつく事が多い。
ベバストのFFヒーターの内部構造
コントローラーは最近になって色々出てきたが、以前のタイプはこれが多かった。
うちのジルのを写真に撮ったものだが、トラブって停止するとコントローラーの真ん中が点滅して異常を知らせる。
最近のものはエラーコードが直接表示されるものもあって分りやすい。
余談だが、FFヒーターの温度コントロールが見にくいのでよく使う範囲を針と目盛りを付け加えている。
仮に付けたつもりがそこそこ長くなった。
FFヒーターがトラブルと、短く5回点滅した後 長く点滅する回数によってエラーコードが設定されている。
例えば長く2回点滅した場合は、F02を見る。
F02を見ると、作動中に火が消える → ヒーターのスイッチを最低2秒間切る。そしてヒーターのスイッチを入れるとある。
ネットで探したエラーコード。
色々やってみて、エラーが解除できない場合がある。
その場合は、
1 コントロールスイッチを最大にして、電源のヒューズを抜く。
(FFヒーターはバッテリープロテクタを経由してないのでヒューズを抜くかコネクターを外すしかない。)
2 15分くらい放置する。コントロールスイッチをオフにする。
3 ヒューズを入れる。
4 コントロールスイッチを最大にする。
これでリセットが掛かるので、うまくすれば動くかも知れない。
寒い冬の明け方など、サブバッテリーが一番弱っているときにFFヒーターをつけると、起動時に瞬間的に10A以上流れるので、電圧低下エラーで停止してしまう事もある。
旅に出ていて寒い冬の朝にFFヒーターが点かないのは辛い。
それを避けるにはやはり早目のメンテナンスが必要だと思う。
FFヒーターのOHは夏に行うのは大して苦にならないが、冬のこの時期はたとえ自分の車でもメンテしたくない。
15年以上使っているFFヒーターだったら、最近は中国製で15,000円くらいのメチャ安いものもあるので劣化更新するのもいいかも知れない。
快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。
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