最近は身近なものにリチウムバッテリーが当たり前のように使われるようになったが、
使い方や保管の仕方次第ではかなり危険要素を含んでいるのも事実。
以前にスマホのバッテリーがどんなふうに危ないのか試したくてバラしたら、
実際に火が着いたことがあるのでその怖さを実感した。
先日、YouTubeでリチウムバッテリーの火災実験の動画を見つけたのでここにご紹介。
実験内容は、リン酸鉄リチウムバッテリーと三元系リチウムバッテリーを満充電にして
電極をショートさせてどうなるかという実験。
三元系リチウムバッテリーとは、NMC(ニッケル、マンガン、コバルトの頭文字を取った化合物)を正極に
使用している電池で、バッテリー容量を同じとすればリン酸鉄よりも小型化できるので広く使われている。
リチウムバッテリーの火災事故はあまり表立ってでないが、確実に増えている。
特に多いのが、電動工具用のリチウムバッテリーは高価なので、Amazonなどで安価な中華製を購入して使うケース。
電動工具もドローンもカメラも代用の中華製が存在する。
中にはいい物もあるが、粗悪品が多いのも事実である。
粗悪品とは、多くが電池の保護回路の手抜き。
さらに火災事故の多くが、充電中に発熱して発生する頻度がダントツに多いので注意したい。
数千円のバッテリーをケチって車を燃やすようなことが無いように充分注意したいものだ。