11月 23日 土曜日
今日の天気は曇り。
今日は14万km近く走ったジルのリアブレーキの分解作業。
ちょっと面倒な作業。
行程が多いので細かい点は割愛。
まずはホイールを外すのでジャッキアップしてリジットラックを噛ませる。
ブレーキドラムを外すのでサイドブレーキは緩めておく。
ブレーキドラムとホイールの当り面をチェックして異常がない事を確認する。
ドラムに2箇所 8mmのボルトをねじ込んで、ネジの力でドラムを外す。
その時に錆びたネジ穴にCRCを一吹きしてねじ込むといい。
取外したブレーキドラム。
前回の車検からなのでブレーキダストが下部にたくさん溜まっている。
最近はブレーキの分解作業にはブレーキクリーナーを使うが今回はエアーで吹き飛ばす。
ダストを吸い込むと体に悪いので気を付けよう。
エアーで掃除してきれいになった。
シリンダーのゴムカバーをめくってブレーキフルードの漏れがないか等をチェックするが、今回はカップを交換するので全て分解する。
分解するときはブレーキフルードがだだ漏れになるので、下にボウルをを置く。
画像の右側が前輪側でリーディングシューと言う。
左側をトレーリングシューと呼び、一般的には右側のリーディングシューが減る方が多い。
今回は減っているリーディングシューのみを交換する。
外したブレーキシューと新品を比べるとこのとおり。
薄いところで2.5mmくらい。1mmくらいまで使えるが分解するついでなので交換する。
左がリアのカップキットで右は前のディスクブレーキ用。
部品代は後ろが870円で前が1,480円 (トヨタ部品共販)
ピストンを抜いて古いカップを取り外す。
カップというのはこの黒いシールパッキンのこと。
ピストンを傷つけないようにラジオペンチなどでカップをつまみ上げて竹串などを差し込んで浮かせる。
このときは適当な竹串が無かったので細いマイナスドライバーを差し込んで浮かせた。
シリンダーを傷つけないようにシールを切ればいい。
間違ってもドライバー等でこじて傷つけたりしないように。
この作業で一番嫌いなシールの挿入。
固くて指がどうにかなりそうになる。
テーパー状の作業ジグもあるがあいにく手元にないので、シールに少しラバーグリスを付けて力まかせに入れ込んだ。
お陰で指が痛くてしょうがない。
左が今までのもので右が新品だが、大きな劣化はなさそう。
これが劣化するとブレーキ液が漏れ出してしまう。
最近は昔に比べて部品の信頼性も大幅に向上したね。
内部をきれいなウエスで拭いてチェックする。
シリンダー内部もとてもきれい。
ピストンにラバーグリスを付けて回しながらシリンダーに入れ込む。
リターンスプリングを入れて、反対側のピストンを入れてブーツを被せる。
ブレーキシューの金属固定部分にラバーグリスをつけて組み上げる。
一通り組み上がった状態。
新しいブレーキシューは7mmくらい。
こちらは取り換えてないトレーディグ側は5mmくらいの残量。
この時点でブレーキドラムを取付けて隙間調整を行う。
組み上げてからでもできるが面倒なのでこの状態で調整する。
ドラムをはめ込んで回転させて、ぎりぎりシューが引きずるところにセットする。
サイドブレーキを引いて状態を確認しながら行うといい。
これは何度か繰り返して調整する。
これで組み立ては終了。
反対側も同じように行ったら、マスターシリンダーから遠い箇所から配管内のエアー抜きを行って作業を終える。
エアー抜きは一人ではできないので、カミさんにブレーキを踏んでもらった。
今年の北海道の旅はこちら。
快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。
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ブレーキの交換時期というのはあるのでしょうか。
昔は4年毎に交換していましたが、最近は漏れ、にじみなどの状態を見て交換しているようです。
うちの車も10年目の14万キロで異常もありませんでしたが交換しました。