米原万理の「旅行者の朝食」に登場した謎のお菓子「トルコ蜜飴」と「ハルヴァ」。
このスペインのお菓子「ポルボローネ」はハルヴァの系譜に連なるお菓子なのである。
本のタイトルにもなった「旅行者の朝食」はそのままの意味ではなく、旧ロシアで非常にまずいことであまねく知られるようになった安価な缶詰のことである。そのまずさでジョークのねたとなっているくらいだ。
しかしこの本のなかでわたしが一番熱心に読んだところはほかでもない「トルコ蜜飴」のくだりである。じつはトルコ蜜飴は「ナルニア国物語」にも重要な役割のお菓子として出てくるのである。もっとも日本語訳では「プリン」になっているが原文ではターキッシュ・ディライトという菓子である。写真を見ると粉をまぶした求肥餅みたいなやつを一口大に切ったものなのだけど、食べた人によると死ぬほど甘いらしい。(ボンタンアメ?)訳者はあとがきでターキッシュ・ディライトはなじみのない品物なのでプリンに移しかえたと述べている。(しかしプリンでは、もっともっととせがんで食べる感じはおきないなあ。)
このトルコ蜜飴は、ハルヴァの一つだというのだ。イランを発祥とし、中央アジア、近東、バルカン半島で食されている。各地で製法や材料も少しずつ変化しているので、さまざまなハルヴァが存在する。
かくしてスペインではポルボローネというお菓子として有名。口に入れると、さくっとしたかと思うとほろほろと崩れていく感じはやはりハルヴァの流れを汲むものらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1
http://www.jp-tr.com/icerik/gurme/yemek/lokum.html
このスペインのお菓子「ポルボローネ」はハルヴァの系譜に連なるお菓子なのである。
本のタイトルにもなった「旅行者の朝食」はそのままの意味ではなく、旧ロシアで非常にまずいことであまねく知られるようになった安価な缶詰のことである。そのまずさでジョークのねたとなっているくらいだ。
しかしこの本のなかでわたしが一番熱心に読んだところはほかでもない「トルコ蜜飴」のくだりである。じつはトルコ蜜飴は「ナルニア国物語」にも重要な役割のお菓子として出てくるのである。もっとも日本語訳では「プリン」になっているが原文ではターキッシュ・ディライトという菓子である。写真を見ると粉をまぶした求肥餅みたいなやつを一口大に切ったものなのだけど、食べた人によると死ぬほど甘いらしい。(ボンタンアメ?)訳者はあとがきでターキッシュ・ディライトはなじみのない品物なのでプリンに移しかえたと述べている。(しかしプリンでは、もっともっととせがんで食べる感じはおきないなあ。)
このトルコ蜜飴は、ハルヴァの一つだというのだ。イランを発祥とし、中央アジア、近東、バルカン半島で食されている。各地で製法や材料も少しずつ変化しているので、さまざまなハルヴァが存在する。
かくしてスペインではポルボローネというお菓子として有名。口に入れると、さくっとしたかと思うとほろほろと崩れていく感じはやはりハルヴァの流れを汲むものらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1
http://www.jp-tr.com/icerik/gurme/yemek/lokum.html