まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2163 石川の旅、灼熱編(5)・・・あの日荒れた海へ

2024-11-10 18:51:40 | 旅行記
よろしくお願いします。


















石川の旅1日目は午後に入って金沢市の中心部へ、金沢城界隈をぐるりと回ってこれぞ金沢と言う風景を巡っています。いきなりこれ余談ですが、自分(一人称)もここでよく使わせてもらっている「界隈」と言う言葉が今年の新語流行語大賞にノミネートされていますが、本来の意味とは違った形で使われていてきれいな日本語が汚された気がしてなりません。どうしてこうなってしまった?と言ってもこれが時代なのか、新語流行語大賞のノミネートを見る度に日本語は間違った方向に進んでいるな、と思ってしまいます。いきなり話は逸れてしまいましたが金沢市での走り、金沢城からひがし茶屋街界隈へ、たくさんの人が行きかう中を空気も読まずに自転車で走り抜けて行くと、これぞ金沢の風景と言う町並へとたどり着きます。しかしこここそ自転車で入って行くにはあまりにも空気が読めない、見ておきたい風景はあったのだが今回はあきらめることに、今回は・・・と言うことは今日じゃなくて明日の朝早くに来ることにしました。



















金沢駅は旅番組などでもよく取り上げられる駅、よく行きたい駅のランキングに挙げられるがあれもどうもヤラセっぽい気がするなあ。そんな賑やかな金沢駅付近を抜けて浅野川沿いの道を北へと向けて進んで行く、ここは最初の予定では北陸鉄道浅野川線を各駅巡りで行くはずだったが、まあいろんな事情があってただただ海を目指すだけの走りとなりました。時折見える北陸鉄道、ここを走る車両も石川線と同じでステンレス製の通勤型車両、ローカル私鉄と言っても都市のイメージが強い金沢となると本数もそれなりにあって、通勤型が主力となっているのだろう。この辺りは特に見所もない風景、やがて大野川と言う川に架かる橋を渡ると内灘町に入り、浅野川線の終点内灘駅へとたどり着く。レトロさを感じる駅舎で中部の駅百選にも選定されている、周囲は住宅地で見所なんてあるのかなとも思ったが電車から下りてきたお客さんは結構多い、ここから海まで行く人たちだろうけど歩いて行ける距離なのか・・・。












内灘駅から先に割ときつそうな上り坂が控えている、そうは言っても自分(一人称)もこれくらいの上りを苦にするわけには行かない、もちろん難なく高台まで上り詰める。この道には「鉄板道路」との名前がついているがこれは戦争時代の名残とのこと、住宅地の中にあって駅と海を結ぶ道にそんな物騒な名前が付けられているのはちょっと残念。交差点を過ぎると道は下り坂、その先には海と砂浜が見えている、坂を下りた所にはその浜から風で飛ばされてきたのか、細かい砂の粒が走りの邪魔をしてくれる。有料道路の下を抜けると内灘海岸の砂浜、その先には日本海が広がっている、暑い夏に涼しそうな海と行きたいところだが砂浜が結構深くて先へは行けない、ここはちょっと離れた所から海の写真を撮っておくことに。ただ、元日にはこの海が荒れたんだと思うとやはりこの光景は今だけのものではないんだな・・・と思った、この穏やかな光景がいつ牙を向けてくるか分からない、それを予測することもできない、自然とはそういう怖いものだ。でもそんなことがついこないだあったことも忘れたかのように楽しんでいる人がいる、自分(一人称)もそうです、今はこの風景を目に焼き付けて金沢市内の今夜の宿泊先に行くこととしよう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち