先日Aさん宅を内覧させていただいた。
築70年くらい?の古民家。土間があり、キッチンは昔ながらのコンクリ打ちっ放しのたたき。(昔かまどがあったのだろう)
キッチン、床板など最小限のリフォームはどうしても必要だけれど、屋根やトイレ、お風呂などは3年ほど前にリフォーム済みとか。
とにかく現所有者のKさんは、(相続人不存在のままでほっておくといずれ国のものになってしまうので、仕方なく所有権移転の手続きはしたが)御自身も旅館経営と農業で手が回らず、いずれは一括で売ってしまえればと思っていらっしゃるようだった。
山林、原野、農地、宅地、建物で30数筆、合計は2町(=6000坪)越えるかもらしい。それを評価額で売ってもいいとおっしゃる。(数百万円)
最初はまず数年お借りするつもりで行ったが、値段を聞いてちょっと気持ちが変わって来た。
うち農地は8反前後(2400坪)はあると思われる。とても一人ではやりきれない量だが、それは買ってしまってからどうにでもなるのではないか(果樹植えちゃうとかお花畑にしてもいいし、そば蒔いてもいいし)、こんな値段は直接交渉でなければあり得ない。
自分たちにはそれがよくわかる。千載一遇のチャンスかも知れないとも思う。
(リスクもあるが)
Kさんは、(僕が現れる前は)そのうち一括して不動産屋などに売ってしまいたい意向のようだったが、農地に関しては農地法の縛りがあり、いくら不動産屋さんに売っても仮登記のままであり、買った人が就農しない限り、所有権は移転しないし、従って固定資産税もいつまでもKさんに来続けることを教えてあげた。(それは今日懇意の不動産屋さんにも確認してきた)
今度の日曜日、取り敢えず大工さんに一緒に見てもらって、どのくらいかかるのか、構造部分はどのくらい傷んでいるのかなど相談しようとお願いした。
もちろん大工さんには最低限の素人にはできない部分をやってもらい、あとは僕らでやっていくつもりでいるが。
充分新規就農できる農地があるので、(このあたりでは最低5反=1500坪の農地を買うか借りるかすれば就農できる、もちろん書類は多少必要だが)、僕が申請して許可されれば、農地も含め全ての土地が(仮登記でなく)買えることになる。つまり僕自身が農家資格を取得してしまうということだ。
その書類や付近の地番図なども一応取ってきた。大して難しい書類じゃない。営農計画書って言っても、まぁ適当でいいようだし。
大工さんの診断を見て、行けそうであれば、今後全筆の土地の調査を自分でやって(地番図、住宅地図、登記簿、公図など利用)、正式な値段を改めてKさんに出してもらうかも知れない。
まだ心は決まってはいないが、これが勝負の時かもと思っている。残りのわずかな人生をどう生きるのか。このまま農道を気にする毎日をここで送り続けるのか。
それにしても広すぎる、ひるむ。。。。
まだ全然足りません。僕も今日また少し募金させていただいた。皆さんどうぞご協力を。 募金額 75,725,598円(12/2現在)
目標額197,500,000円