立って動くとじわ~と鼻血が出るので、一週間ほど休まざるを得なかった。
耳鼻科で止血はしてもらったが、一方で粘膜の刺激もあったのだろう、鼻水が出るようになってしまって、それが恐らく出血場所の治りを更に悪くさせたのだろうと思っている。
まぁとにかくやっと鼻水も出血も完全に止まった。作業も再開している。
一昨日は果樹園に積んだ椎の枝葉などをチェンソーで刻みながら燃やした。
毎年近くの県民の森主催の自然観察会がこの時期あるのだが、数年前から頼まれて果樹園でお昼休憩をすることと、必要な方にはトイレをお貸しすることになっている。
それが昨日で、今日からは雨続きの予報。それであわてて火燃しをしたわけだ。
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で、昨日は窯に椎の木を詰め込んでから、約10日ぶりに3窯目。
5時前から14時間半の炭焼きだった。
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ちょうどお昼に観察会の方々が訪れ、8名ほどの方がトイレを使用、たまたま自分の炭焼きとも重なったこともあり、それに興味を持たれた方々に質問されたり、またお雛様などに喜ばれる方もいたりして、ゆっくり自分の休憩も取れなかった。苦笑
夕方お礼と来年以降の協力もお願いに来られた職員の方と立ち話。
森林インストラクターなど資格を持った方も何人かいつも参加されているようだ。
そういえば以前にうちのタンポポが日本タンポポで珍しいと言われたのもこの会だったか。
家の前のため池の鴨が数種類いて、珍しい種類もいるとのこと。通常海にしかいない鴨?も(渡りの途中ではぐれたのか)生息してるとか。僕なんかはただ鴨がいるなとか思うくらいで、詳しい名前も知らなかった。だから来年はお昼を僕も一緒にとるなりして色々自分の住んでいる環境について教えてもらいたいとも思った。
でもね・・・昔うちのそばから鴨を撃ち落として果樹園などにずかずか入って拾っていったハンター達がいて、それで警察の助言もあって「発砲禁止」の掲示を何か所か池の周りの自分の土地の入り口に張ってるんだけど。。。
そのせいで猟友会は来なくなり、鴨が増えてきて、居心地がいいのか渡らない鴨子ばかりになって(苦笑)、ここ数年は以前から記している通り、棚田や本田が鴨の被害に遭うようになって、心境は複雑だ。
たまに遊びに来て眺めてゆくにはいい景色だろうが、住んで作物を作るのとではだいぶ違うんだよね。
僕は農薬も使わないし、上を草刈りするだけで、トラクターも持ってないから休耕地を大規模に耕すこともないからそうなっているだけで。
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それには里山の再生が必要ということは同趣旨だが、口だけでは木は一本も減らない。
近くの小中学校も、今年と来年で統廃合でなくなってしまう。今来ている子たちがまさに大人の都合に翻弄されている世代。
今来ている小5の女の子は、100年以上の歴史をもつ地元の小学校の最後の卒業生になるし、中学生たちは、一足先に地元の級友と別れて統合先の中学校へ通うことを選んだ子たちばかり。
この4月からは廃校となる(来年近隣の小学校が統合されて小学校となる)地元の中学校への進学を選んだ元同級生達が転校してきて、どちらもしばらくは落ち着かないだろう。
そういうわけで、ますます若い移住者が見込めない。農家も次世代がいない人ばかり。ぽつぽつと人も少なくなってきている。獣害もあって僕ももういつまでもはここではやっていけないと思うところがある。
ムヒカ前大統領の言う、「どんなに恵まれても決して満足しない人こそが本当の貧しい人だ」というのは僕のことかも知れないな。
昨日はそうした合間に溝を掘って、キュアリングしていたじゃがいも(男爵)も約3kg(切断して60個くらい)植えて忙しかったのだった。
雨が続くから腐らないといいが。