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正月飾りを玄関に付けたり、ミニ門松を作って遊んでいると、 彼らが遊びにやってきた。
S君と、そしてM君は5歳の息子さんと。
およそ10年ぶりくらいの再会だった。一瞬、大人になったなと 見えたが、しゃべっていると、それぞれにやはりあの時のままのような感じだった。
棚田を見せたり、農業の話、つもる話が尽きない。
でもお互いに皆この10年いろいろあったんだろうね。 生徒として来ているときは話さなかったこともいろいろしゃべったよ。
二時間ほどして、再会を期して帰って行った。 うれしい訪問だった。
黒米朝紫のおもち。 いくつかはお供えに。
午後はやっと蕎麦の精粉。
ご近所の先輩Iさんより毎回お借りしている電動の石臼。
目の粗いざるでふるい、次にケーキの粉をふるうふるいで二回ほど 通す。今日はここまで、寒くて疲れた。
明日は更に蕎麦用に今年購入した60メッシュのふるいでさらに ふるう予定。打つのはこいけ担当。
8月種まきの10月収穫、穂刈りして何日もシートで干してざるや手でしごいてから、唐箕選。
今回もう一度砂などを落としてから精粉。ふるうのも何段階にも なる。
年越しそば2杯のためにいったいどれだけ手間をかけてるのか、 自分でも少し馬鹿かな?とも思うけれど、そういうこだわりこそがよくも悪くも自分なのだ。
会社に行けなくなって実家にこもりだした頃(30手前くらい)、 家族と一緒に飯を食うことが辛くて、特に夕食はお代わりもせず 黙々とかっこんで自室へと戻る日々。
働かざる者食うべからずと母親に言われたっけ。
それでも夜中腹が減って、皆が寝静まってから炊飯器に残った冷や飯を、味噌などつけて、こそこそと立ったまましゃもじから直接食ってた自分。
それもやはり、その後から今へと続く自分の卑しさというか、こだわりの原動力になっていると思っている。
僕は明日はいよいよ最後のお煮しめ。 10日ほどかかって干し上げたしいたけを、戻しながら今晩は休むとしよう。
ため池が結氷し出した。寒い暮れです。