正月明けにKさんに、古民家と宅地部分だけを売って欲しいとお願いして、(3月くらいの)返事待ちだった。
一昨日、見かねたこいけが、Kさんとこへ見通しを聞きに寄った。すると「貸すならいいですよ」と言われたそうだ。
直接今日Kさん宅へ。
いくらで貸すつもりなのか、お聞きしてみたら「月3万くらいでどうですか」と言う。
(農地も含めて)
「それはちょっと無理です」とお答えした。
最低限のリフォームでも相当かかるのに、その上家賃を払うのは難しい。金額の問題と言うよりは覚悟の問題。いずれ返すことになるかも知れない家に、それだけかけてでも借りるのは、ちょっとためらう。買うならばそれなりに覚悟もできるけれども。と再度お話しした。
一括で売りたい、切り売りは気が進まない、というKさんの気持ちは重々承知で、お願いした話。(しかし一括で農地も含めて買おうとする人は、おそらく今後もなかなかいないだろうと思われる。金額でなく、農地は就農者でないと買えないから。)
どうも奥さんには、切り売りの件は話していなかったらしい。貸すならいいかなという程度らしかった。
僕が一括で買えるならば問題ないお話だった。(それは今でも)
しかし、それは今は無理だということ、だからまず住むところを売っていただいて、農地は僕が新規就農して、きちんと賃貸契約を交わしてお借りし、余裕が出来たら、農地その他を少しづつ買わせていただくつもりだということも再度お話した。(農地は、借りるのも買うのも就農しないと原則としてはだめ。)
そのうち「月2万だったらどう?」とおっしゃって下さったが、「それでいいです」とは即座には言えなかった。
「借地借家法ってのがあって、いったん僕らに貸したらそう簡単に返せとは言えなくなってしまうのですよ」、と説明。「切り売りして下さいよ」とお願い。
「じゃお売りすることも含めて、もう一度家族と相談してみますね」と最後にはおっしゃって下さった。
「このお話、だめならばすっぱりあきらめて、一ヶ月くらい鬱になって(笑)、また他のとこ探さなければいけないので、なるべく早くお返事が欲しい」とお願いした。
寅次郎も気合いと一緒に見せてきた。(苦笑)
一時間の立ち話ののち、帰ろうとすると、Kさんが「今日ここへ来る前にAさん宅へ寄って来ました?」とおっしゃるので、「いえ今日はまっすぐこちらに来ましたけど」と答えた。
すると「(Aさん宅真ん前の)あのハウスだけど、親戚の者が欲しいと言うので今日解体やってるはずだよ」と言う。
「えぇ~っ?あのハウスも当てにしていたんですけけどね~」としか言えなかったが、ちょっとむかついた。
草の中に埋もれていた中から、刃をぶつけながら昨年刈り始めたところ。骨組みだけだが立派なハウスだ。ビニール資材もAさん宅に残されていると以前Kさんもおっしゃっていた。
帰り道、(一昨日も草刈りへ行った)Aさん宅へ寄ると、その親戚の方というのはちょうどいらっしゃらなかったが、すっかりパイプが解体されて横たわっていた。
それを寅次郎から眺めながら通ったが、なんだかとっても悲しかった。そういうこと言う権利はまだないにしても、今交渉中じゃないか、あと一ヶ月くらいで結論が出る話なのに・・・・
どういうお返事をKさんが今後下さるかわからないけれど、そのお返事次第では、すっぱりと諦めるしかないと思う。
それも辛い選択。次の希望も今は見えない。もう始めるなら溝掘りしなくちゃいけない時期なんだけどね。
焦ってもここはじっと我慢だ。だがテンションが下がったのも事実。難しいかなと正直思う。
僕もわずかな最後の可能性に賭けて、色々と考えたり人に聞いたりしてみようと思っている。 募金額168,752,835円(2/11現在)
目標額197,500,000円