急な話なのですが、明日の9月14日(水曜日)に受験申請書を持ってチェンマイ市内にあるユッパラート中学高校一貫校へ行くよう、担任の先生から指示があったのが前日の放課後でした。
実は、この時まで息子が地元の名門であるユッパラート・ウィッタヤーライ校の受験に臨むことすら知らなかった親父です。(いや聞いたような…)
「はあ、そうなんですか?」と気の抜けたコーラのような返事が口から出るばかり。
「そんな手続きはメ~(お母さん)と行った方がいいんじゃないか?」というも、「ダイジョウブだよう、書類を持ってくだけだから」と決め込んでる息子。
「じゃあ、忘れ物がないか自分で確認しろよな」と、タイ語に不自由な父は自信無げに同行を決意しましたね。
さて次の朝、いつもより早く6時に起きた息子は興奮の面持ちで、「7時にはK子(妹)を学校に降ろして、そのままユッパラート校へ向かうよ」と言います。
「なに?朝から行くのか?」
ダッシュで朝食を用意して、まだ眠けまなこの娘の口にドカドカ食料を突っ込みます。
「忘れもんはねーだろーな!」と再度の確認を入れるも、「ないよ、エカサーン(書類)だけだから!」と自信満々の返答。
昨日の夜も19時からわざわざセントラルデパートまで行って撮影した証明写真を貼り付けた書類を見せてくれました。
青のボールペンにて細かく綺麗なタイ文字が書き込んであります。
「まあ、これなら大丈夫だろ」と楽観視。
実は、いささか親父はこういう申請書類には拒絶反応があります。
毎年のタイ国滞在許可VISAを申請するときに大量の書類にサインを書き込むのですが、かならず当局から書類の不備を指摘されてアタフタするからでしょうかね?
今回の息子の申請書を見ても、言いがかり的な文句をつけられて数回の再提出でダメ出し食らうような気がしてくるから困ったもんです、軽い病気の域まで達しているかもしれません。
「おい、ほかに必要な書類はないか?写真の予備を持ってった方がいいぞ」と、余分な心配をするも、「大丈夫だよ、心配しないで」と、気強い返事。
当日は小雨が降る中、バイクはお休みで自動車の出番となります。
案の定、大渋滞にに巻き込まれて、トロトロ運転で市内中心地に到着したのが8時ジャスト。
ユッパラート校門前といえは、まだ続々と到着する送迎自動車がひっきりなしに停車していました。
「あの先輩たち、遅刻してるよ!」、冷ややかな目で突っ込みいれる息子を無視して駐車できる場所を探さねばなりません。
といっても気の利いたコインパーキングなど在るはずもなし、少し行き過ぎて小路に入ったところに路駐しました。
こういう時は日本の学校の至れり尽くせりな準備周到さが懐かしくなりますね。
申請受付カウンターは奥の方の建物なので、濡れながら校内を徒歩で向かいます。
中学生や高校生に混じって歩く6年生の息子を後ろから眺めていると、やけに体が小さく見えて「カワイイなぁ」と感じてしまうから不思議ですよ。

到着しました。
軒下の受付カウンターでは4番目の番号札を受け取りました。
「よっしゃ!ナイスな順番だ!」と人知れずガッツポーズな親父。
闘いの炎がチラチラと燃え上がります。

まずは持参した書類の不備をチェック
しかし受付係りの先生からナニやら指摘を受けている息子、真っ暗い表情になって、ふらふらとコチラに。
「写真がもう一枚いるんだって…、それからタビアンバーン(住所登録証)のコピーもだって…」
他の子が持つ書類を見ると、皆さん予備の写真が挟んであります。
受付けのそばにいた女性教師は小太りで優しそうな表情、青い顔で呆然と立ち尽くす息子に見兼ねたのか
「オ、オ、オ~…」と顔を両手で撫で、息子の目を見つめて言いました。
「マイペンラーイ・ルーク、#$%&*+… カオジャイマイ?」
(ダイジョウブだよ、…、理解できましたか?)
な、なんて優しく丁寧な気の回し方、そして的確な指示でしょうか。
さすがラーマ5世か6世か、110年の由緒正しい伝統が息づく?
しかもチェンマイ大学合格数(率じゃない)ナンバーワンと言われるだけのだけのこたーある!
などと感銘を受ける傍らで思考停止状態の息子。
「コラ―!!!、ボケとすんな~~!!!」と叫びそうになるのをグッとこらえて、
「そんで?」 、取りに行けばいいの?といつものように冷静を装い、
さも想定内だぜという顔で、段取りを遂行する決意に入りましたねww
自宅に戻ると雨が止んでたのでバイクに乗り換えて、スワダッシュ!
再度到着したのはジャスト9時の面接スタート時間。
息子は41番の番号札をゲットしましたが、程なくして順番待ちの子供たちは長蛇の列となりました。
フウ~…((;^ω^)

超優しい先生から番号札をもらう息子、 そして後ろの丸メガネちゃんは息子の保護者??
≪以後、実況中継≫
面接は四段階になってます。
最初の書類チェックが終わると保護者は外から眺めてるしかないのですが、どうやら三段階目では小学校4年生からの成績表をコンピューターに打ち込んでいる模様です。
息子の5年生時の平均成績はパーフェクト「4」のところ「3.75」でしたので、まずまずでしょうか。
外で待機するお母様方は比較的地味な服装ばかりですが、中にはケバケバしい濃いメークにオッパイをビロ~ンと強調する衣装の方もいらっしゃって、そんな人に限ってチラチラこちらに目線と飛ばしてきますから視界の外に出るような位置を探して陣取る必要がありますね(どうでもいい話)
そしてガラス越しに中を覗くと、息子の横にはとっても可愛い女子が座ってまして、いささか鼻の下が伸びてるアホ面が見て取れました。
更にその次が偶然にクラスメートの女子、丸メガネのパエーちゃんだったのですが、そのパエーちゃんは息子のデレデレした表情を感知したのか二人の間にズドン!と割って入りましたね(笑)
おもむろに息子の書類を覗き込むパーエーちゃん、なにやら指摘してます。
再度汗かき顔になった息子、なにやらパエーちゃんのホワイトペンを借りて、文字を消し消しして書き換えております。
目配せに余念がないパエーちゃん、ガラス越しに怒り顔で覗き込む親父を感知して息子に知らせてます。
据えた目の息子はバツの悪そうな愛想笑いでごまかそうとしてますが、まるでパエーちゃんが自分の保護者と化していることに気づいていませんね。
(後での報告によると、先生の名前を記入する項目なのに、自分の名前を書いていたそうです)
パエーちゃん、ありがとうね~!(((o(*゚▽゚*)o)))
さてさて無事に受験番号をいただけた息子、かなり疲労困憊ですが今回は受験番号をゲットできただけでも良しとしましょう、終了時間は10時20分となりました。
(オヤジの滞在VISAよりは100倍は速ぇ~)
数日前に200Bt(約6百円)で購入した立派な受験申請書には、試験が三段階になっている内容が記してある書類が同封されてありました。
第一試験で成績優秀だった生徒は、英語や理数といった進学クラスへ進む第二試験を受ける権利を与えられる?
そんで来年最後の第三試験は受け皿用の試験? (つまりウラグチ用の?)
よくわかりませんが(汗)

黄色が申請書、白の上段が中学校、下段が高校の受験スケジュール
そして、今回配布された書類には一般クラスから特別クラスに至るまでの授業料が列挙されていました。
≪受験を控えたお子様をお持ちのタイ在住者さんの参考になるかもしれませんので、書類を掲載させていただきます≫

見よ、この高貴なるカバー写真を!!!
200Btのうちの100のコスト分?(;´Д`)
しかし、一般クラスと特別クラスの金額が全然違いますね。
一般クラスは格安、インタークラスは程々に激高って感じです。
ご丁寧に、受付横の看板でデカデカと金額を知らせてくれているのですが、
これでビビるくらいならとっととケツまくって帰りな、っていう意味でしょうかねぇ。
私なんかは、「いきなり子供の前で金の話かよ」、なんて思っちゃったのですが、
家の貯蓄がゼロなのに親の見栄だけで試験を受けさせて、そんで後になって退学となる生徒はとても可愛そうだし、学校側にも迷惑がかかりますから当然の配慮となりましょうか。
それに、よく考えてみると先に金額を知ってた方が勉学に力が入るというもんですかね?
「それで、試験日はいつなんだ?」と、書類を覗き込んだ親父は絶句。
来週の土曜日、あと10日後じゃねーか ……(-_-;)ダミダコリャ
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実は、この時まで息子が地元の名門であるユッパラート・ウィッタヤーライ校の受験に臨むことすら知らなかった親父です。(いや聞いたような…)
「はあ、そうなんですか?」と気の抜けたコーラのような返事が口から出るばかり。
「そんな手続きはメ~(お母さん)と行った方がいいんじゃないか?」というも、「ダイジョウブだよう、書類を持ってくだけだから」と決め込んでる息子。
「じゃあ、忘れ物がないか自分で確認しろよな」と、タイ語に不自由な父は自信無げに同行を決意しましたね。
さて次の朝、いつもより早く6時に起きた息子は興奮の面持ちで、「7時にはK子(妹)を学校に降ろして、そのままユッパラート校へ向かうよ」と言います。
「なに?朝から行くのか?」
ダッシュで朝食を用意して、まだ眠けまなこの娘の口にドカドカ食料を突っ込みます。
「忘れもんはねーだろーな!」と再度の確認を入れるも、「ないよ、エカサーン(書類)だけだから!」と自信満々の返答。
昨日の夜も19時からわざわざセントラルデパートまで行って撮影した証明写真を貼り付けた書類を見せてくれました。
青のボールペンにて細かく綺麗なタイ文字が書き込んであります。
「まあ、これなら大丈夫だろ」と楽観視。
実は、いささか親父はこういう申請書類には拒絶反応があります。
毎年のタイ国滞在許可VISAを申請するときに大量の書類にサインを書き込むのですが、かならず当局から書類の不備を指摘されてアタフタするからでしょうかね?
今回の息子の申請書を見ても、言いがかり的な文句をつけられて数回の再提出でダメ出し食らうような気がしてくるから困ったもんです、軽い病気の域まで達しているかもしれません。
「おい、ほかに必要な書類はないか?写真の予備を持ってった方がいいぞ」と、余分な心配をするも、「大丈夫だよ、心配しないで」と、気強い返事。
当日は小雨が降る中、バイクはお休みで自動車の出番となります。
案の定、大渋滞にに巻き込まれて、トロトロ運転で市内中心地に到着したのが8時ジャスト。
ユッパラート校門前といえは、まだ続々と到着する送迎自動車がひっきりなしに停車していました。
「あの先輩たち、遅刻してるよ!」、冷ややかな目で突っ込みいれる息子を無視して駐車できる場所を探さねばなりません。
といっても気の利いたコインパーキングなど在るはずもなし、少し行き過ぎて小路に入ったところに路駐しました。
こういう時は日本の学校の至れり尽くせりな準備周到さが懐かしくなりますね。
申請受付カウンターは奥の方の建物なので、濡れながら校内を徒歩で向かいます。
中学生や高校生に混じって歩く6年生の息子を後ろから眺めていると、やけに体が小さく見えて「カワイイなぁ」と感じてしまうから不思議ですよ。

到着しました。
軒下の受付カウンターでは4番目の番号札を受け取りました。
「よっしゃ!ナイスな順番だ!」と人知れずガッツポーズな親父。
闘いの炎がチラチラと燃え上がります。

まずは持参した書類の不備をチェック
しかし受付係りの先生からナニやら指摘を受けている息子、真っ暗い表情になって、ふらふらとコチラに。
「写真がもう一枚いるんだって…、それからタビアンバーン(住所登録証)のコピーもだって…」
他の子が持つ書類を見ると、皆さん予備の写真が挟んであります。
受付けのそばにいた女性教師は小太りで優しそうな表情、青い顔で呆然と立ち尽くす息子に見兼ねたのか
「オ、オ、オ~…」と顔を両手で撫で、息子の目を見つめて言いました。
「マイペンラーイ・ルーク、#$%&*+… カオジャイマイ?」
(ダイジョウブだよ、…、理解できましたか?)
な、なんて優しく丁寧な気の回し方、そして的確な指示でしょうか。
さすがラーマ5世か6世か、110年の由緒正しい伝統が息づく?
しかもチェンマイ大学合格数(率じゃない)ナンバーワンと言われるだけのだけのこたーある!
などと感銘を受ける傍らで思考停止状態の息子。
「コラ―!!!、ボケとすんな~~!!!」と叫びそうになるのをグッとこらえて、
「そんで?」 、取りに行けばいいの?といつものように冷静を装い、
さも想定内だぜという顔で、段取りを遂行する決意に入りましたねww
自宅に戻ると雨が止んでたのでバイクに乗り換えて、スワダッシュ!
再度到着したのはジャスト9時の面接スタート時間。
息子は41番の番号札をゲットしましたが、程なくして順番待ちの子供たちは長蛇の列となりました。
フウ~…((;^ω^)

超優しい先生から番号札をもらう息子、 そして後ろの丸メガネちゃんは息子の保護者??
≪以後、実況中継≫
面接は四段階になってます。
最初の書類チェックが終わると保護者は外から眺めてるしかないのですが、どうやら三段階目では小学校4年生からの成績表をコンピューターに打ち込んでいる模様です。
息子の5年生時の平均成績はパーフェクト「4」のところ「3.75」でしたので、まずまずでしょうか。
外で待機するお母様方は比較的地味な服装ばかりですが、中にはケバケバしい濃いメークにオッパイをビロ~ンと強調する衣装の方もいらっしゃって、そんな人に限ってチラチラこちらに目線と飛ばしてきますから視界の外に出るような位置を探して陣取る必要がありますね(どうでもいい話)
そしてガラス越しに中を覗くと、息子の横にはとっても可愛い女子が座ってまして、いささか鼻の下が伸びてるアホ面が見て取れました。
更にその次が偶然にクラスメートの女子、丸メガネのパエーちゃんだったのですが、そのパエーちゃんは息子のデレデレした表情を感知したのか二人の間にズドン!と割って入りましたね(笑)
おもむろに息子の書類を覗き込むパーエーちゃん、なにやら指摘してます。
再度汗かき顔になった息子、なにやらパエーちゃんのホワイトペンを借りて、文字を消し消しして書き換えております。
目配せに余念がないパエーちゃん、ガラス越しに怒り顔で覗き込む親父を感知して息子に知らせてます。
据えた目の息子はバツの悪そうな愛想笑いでごまかそうとしてますが、まるでパエーちゃんが自分の保護者と化していることに気づいていませんね。
(後での報告によると、先生の名前を記入する項目なのに、自分の名前を書いていたそうです)
パエーちゃん、ありがとうね~!(((o(*゚▽゚*)o)))
さてさて無事に受験番号をいただけた息子、かなり疲労困憊ですが今回は受験番号をゲットできただけでも良しとしましょう、終了時間は10時20分となりました。
(オヤジの滞在VISAよりは100倍は速ぇ~)
数日前に200Bt(約6百円)で購入した立派な受験申請書には、試験が三段階になっている内容が記してある書類が同封されてありました。
第一試験で成績優秀だった生徒は、英語や理数といった進学クラスへ進む第二試験を受ける権利を与えられる?
そんで来年最後の第三試験は受け皿用の試験? (つまりウラグチ用の?)
よくわかりませんが(汗)

黄色が申請書、白の上段が中学校、下段が高校の受験スケジュール
そして、今回配布された書類には一般クラスから特別クラスに至るまでの授業料が列挙されていました。
≪受験を控えたお子様をお持ちのタイ在住者さんの参考になるかもしれませんので、書類を掲載させていただきます≫

見よ、この高貴なるカバー写真を!!!
200Btのうちの100のコスト分?(;´Д`)
しかし、一般クラスと特別クラスの金額が全然違いますね。
一般クラスは格安、インタークラスは程々に激高って感じです。
ご丁寧に、受付横の看板でデカデカと金額を知らせてくれているのですが、
これでビビるくらいならとっととケツまくって帰りな、っていう意味でしょうかねぇ。
私なんかは、「いきなり子供の前で金の話かよ」、なんて思っちゃったのですが、
家の貯蓄がゼロなのに親の見栄だけで試験を受けさせて、そんで後になって退学となる生徒はとても可愛そうだし、学校側にも迷惑がかかりますから当然の配慮となりましょうか。
それに、よく考えてみると先に金額を知ってた方が勉学に力が入るというもんですかね?
「それで、試験日はいつなんだ?」と、書類を覗き込んだ親父は絶句。
来週の土曜日、あと10日後じゃねーか ……(-_-;)ダミダコリャ
