タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

NMAX155走行10万㎞になり突然のお別れ

2021-07-25 17:57:29 | バイク

ガウガーウ ガウガウガーーーーウ!!! (笑)  幸運の兆し?

OGPイメージ

タイ在住日本人にワクチン接種へ 大使館が調整(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大の一方、ワクチンの接種率が低迷しているタイで、現地の日本大使館は在留邦人がタイ国内でワクチンを接種できる新たな...

Yahoo!ニュース

 

今朝のニュース  ついに在タイ日本大使館が動いたか?

 

 

ゴボウを見つけた 半分に切った2本入りで88バーツ

一本当たり約155円なら買いだ!(愛車がNMAX155だけに)

 

せっかくの貴重なゴボウなので豚汁に挑戦

いつものように野菜どっさりにして

煮る前に具材を胡麻油で炒めるとコッテリして美味しいけど

ちょっと消化器官に重たくて刺激が強かったかな

これで3食は足る、残り汁で雑炊を作れば4食分

タイでの外食は劣悪油を使用してるのでなるべく食べたくない

食器洗いも超適当なので洗剤が付着したままだろうし

野菜はろくすっぽ洗ってないので農薬まみれに違いなく、健康と金額とのトレードに他ならない

 

ラージャベー病院から処方された医薬品は3種類

①PREVACID30mg (日本名タケプロン)を毎朝の食前に1錠  

調べてみると 「胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」とあった

 

②Duspatin135mg (mebeverine) を一日3回食後に1錠

このメべべリン成分は「痛みを伴う胃腸痙攣を引き起こす腸疾患の治療のために処方する筋向性鎮痙薬」とあった

 

③Mucosta100mg (Rebamipide) を一日3回食後に1錠

このレバミピド成分は日本でもムコスタ名で大塚製薬から売られている

「胃粘液量や胃粘膜血流量の増加で血行動態の障害を改善し、炎症を抑え、胃粘膜を修復」とあった

 

これら医薬品の劇的な効果により腹痛は徐々に回復へ向かったが、少し食べ過ぎると胃の下辺りがギリギリ痛みだす

寝ると大量の寝汗、そしてみぞおち辺りのズーンという熱っぽい鈍痛

夜中に悶絶しながら目が覚める日が続いた

脱水症状かもしれないので水をがぶ飲みして落ち着いてくると眠気が襲ってくる

そんな事だから昼ご飯を食べると仕事にならない、胃の方に血液が集まるとガクッと寝落ちする

そんな感じの10日間だった

最近は寝ると腰痛になるのもアヤシイ

「上向けに寝たとき、みぞおち辺りが痛むのは膵臓、もしくは胆のう&胆管に問題がある」

そうネット記事にあって冷汗が流れた

 

しかし食事療法の効能か、ここ数日は夜中に痛みで目覚めることもなく

単なる十二指腸潰瘍であればいいなと楽観視している

熟睡できるのは幸せ〜

内臓の中までは見えないので、どっちみち心配は消え去らない

 

ここからはバイク好きの人向けの内容になります

ついにNMAX155で10万㎞走行を達成しました

5年と半年 10万÷65か月=約1500㎞

1日=50㎞ほど走っている計算

二人の子供の学校送迎や塾送迎であっちゃこっちゃ往復したからね

あっという間の5年半でした

2回ほど事故ったかな、駆動ベルトが1回切れて修理して、プーリーが外れて交換になったのが1回(ヤマハの怠慢整備)

それ以外のトラブルはなくて、このブルーコアエンジン とても頑丈に出来ているなと感心する

 

購入価格が約8万バーツ、半分の4万で売れたらいいなと思ってヤマハとホンダの販売員に下取り価格を聴いてみると、どちらからも走行10万㎞を理由に2万5千バーツにしかならないという返事

純正の荷台&GIVI製BOX、純正ハイスクリーン、後付けUSBソケットを装着してるのは考慮に含まれないらしい

(日本だとヤフオクで別売りにするはず)

オイル交換などの整備はバッチリ行っているのだけど、まあしょうがないかなと諦めつつ

チェンマイでは比較的有名なニヨム家電量販店へ向かった

その会社、トヨタデューラーとホンダ&ベスパの販売も行っている

そこのショールームにNMAXを持ち込んでみると 販売員君が「ボクが3万で買います」と言ってくれた

それで即決

もし日本ならば10万㎞も走ればポンコツ扱いで 売れたとしても二束三文にしかならないだろう

それが8万ー3万=5万  つまり5万バーツのWAVE125iを乗り潰したのと同等の消費

また、月割りにすると1230バーツでレンタルするのか、或いは770バーツなのかの違いだと思うと

ちょっと小躍りしたい気持ちになった

 

そんな計算をすることで子供と3ケツで走った思い出深いバイクとサヨナラに勢いを付けるしかない

物は物でしかない、心を入れると別れがつらくなる

 

サヨナラ イツカ

愛は 季節のように 移ろいゆくもの それでもいい~♪  のか?

 

そうと決まれば善は急げ、販売兄ちゃんの心が移ろいでゆかぬうちにとw

目の前にある最新型のCRF-300ラリー、PCX160、CB-300Rなどに後ろ髪を惹かれながら涙を飲んで素通り

ちょいと贅沢するならコイツだと決めていた車種を指さして

「これください」と伝えた (決断は迷わず熟考したシナリオ通りに)

 

 

    Forza350(2021年モデル) 恒例の遺跡で記念撮影

 

こんな不景気なのに贅沢しちゃっていいのだろうかと不安になるが

まあ金の掛かる奥さんはいなし、閉塞的なムードに突破口を見出したい気分が勝ったという事で

車名はForza350であるが排気量は330㏄エンジン (ホンダは車名に下駄履かせるのが好き)

まだ慣らし運転中なので抑え気味に6千回転以下での走行になるが

ファーストインプレッションを記録しておこう

(今回はN-MAX155と比べての感想なので、そこの所はご了承ください)

 

まず乗って走ってみた感じ

なんていうか、宇宙船にでも乗ったかのような静かでマイルドでな乗り心地

アイドリング時には小刻みに振動があるものの、走り出すと不快な振動が消える

大きなトルクは感じないけども 滑らかにすべり出す感じが心地よい

シートの座り心地はペロペロビニールのNMAXと比べるまでもない

ヌメる加工が施してあり、柔らかすぎず硬すぎずでしっかりと尻を固定してくれる

 

NMAXでは膝が尻よりも高い位置にあるので アメリカンふうに尻だけで全体重を支える態勢だった

それゆえ長時間走行時は尻痛との戦いであったし、ギャップを乗り越える時にスタンディングポジションは取りにくかった

このForzaでは膝と大腿骨の線が地面と平行になっていて、更に斜めにカットされている幅広シートが少し太腿に当たる、かなり尻負担軽減に考慮した設計となっている(と思う)

ハンドル位置が手前過ぎてない自然なポジションなので、あっと思えば即座にスタンディングできるので感動した

 

「ここまでサスペンションに違いがあるか!」というのが走行しての第一印象

タイ国の道路はアスファルトのコンディションが良くない

洗濯板のように波打っていたり、あちこち穴が開いた部分を修復したりで表面がボコボコ

雨季真っ盛りの時期にはポッカリと穴が開いたままの個所も多くて危険を伴う

また幹線道路ではコンクリートのブロックを敷き詰めた路面が多くて、そちらも経年劣化でボコボコに波打つ

そんなタイの道路をWAVE125iやNMAX155で走るとギャップでガタガタガタと上下に激しく揺れて、同時にメガネが上下して視界が定まらなかったりするので悪路慣れが必要だ

なぜかマンホールの蓋だけが道路より凹んだりしてるので、走行ラインを間違ってマンホールの上を走るような事になるとガシャン!ガタン!と強烈な突き上げを食らう

そのたび背骨にズシンと来るし、ハンドルを取られて転びそうになる時もある

そんな地雷を避けながらヒラヒラと走る必要があるのだけど、ところがこのForzaの車体

思ったよりも衝撃を吸収してくれるようだ

小型バイクでは「ガタガタガタ」という上下運動が Forzaでは「トットットッ」って感じ

また段差では「ガシャン!」という音が「ドム」という音になるので精神的にも楽だ

まあNMAXのホイール径が前後13インチと小径なので格別悪路に弱いとも言えるが

こちらのForzaは前15インチ、後ろ14インチとスクーターにしては大き目のホイールを履いているので

NMAXとは比較にならないほどギャップに強い

このサスペンションに限って考えても、まるで軽自動車からSUVに乗り換えたような大きな違いを感じた

 

シート高がヨーロパ人仕様そのままなのでアイポイントも高い

他のスクーターより頭一つ飛び出てるので、まるでオフロードバイクかピックアップトラックに乗ったような見晴らしの良さ

おまけにシート幅が広くて身長176㎝の私が両足ツンツンとなるので坂道のUターン時では立ちごけに注意

合わせて車重が185㎏あるので、やっぱり身長170㎝以内のライダーには取り回しがツライかも?

そういうことで値段は嘘つかないと言うか、10万バーツ以下の150㏄クラスでは部品性能をケチっていることが判明した

(当たり前か…)

 

新品は綺麗だなァ、エキパイの色が違うけど鉄ではないような?

見た目以上に新設計でオールニューな箇所も多い、写真右側の下穴内にラジエーターがある

 

そして次はエンジンの感想、4000回転以下はマイルドでラグジュエリーなフィール

悪く言えばスカスカに感じる(NMAX155よりもパワーを感じない)

スタートから4千回転でないと加速しない、だけど4千に回すとスルスルと40㎞まで加速する

もちろんシグナルダッシュで5千回転以上に捻れば小型バイクを遥か置き去りにできるパワーがある

 

停止時には時速20㎞まで落とすとニュートラルに入ってスぅーーーーと進む

その点、ギリギリまでエンジンブレーキが作動するわけじゃないので快適

燃費も考慮してそういうセッティングにしてあるのだろう

 

(メーター読みですが)

4000回転=時速40㎞

4200回転=時速50㎞  プラス200回転

4600回転=時速60㎞  プラス400回転

5000回転=時速70㎞  プラス400回転

5300回転=時速80㎞  プラス300回転 

5700回転=時速90km      プラス400回転   

 (日本仕様の250ccはどうなのか気になりますね)

最大トルク3.21kgを発揮するのが5250回転という話なので、そこまで回せばグワッと加速して追い抜きも快適だ

つまり一般道は4千~6千回転の範囲で事足りる

 

最大パワー29psを発揮する7500回転がどんなものか味わってみたいが

これ以上の速度帯は慣らし運転が終わってからのお楽しみとしよう

 

単気筒と言えどもショートストロークゆえ いわゆるドコドコ感と呼ばれる鼓動は無い

4千回転以下のマイルド域でゆっくり走るとコロコロと音が聞こえるが

そこからアクセル捻るとブーーンと鳴るし、このフィーリングは何処かで味わったことあるなと

コロコロ、ブーーン

なんだろかと思えばWAVE-125i  と同じ(笑)

つまり、この横置きシリンダーのエンジンは大きなスーパーカブ

大きなカブ

おじいさんをおばあさんがひっぱって、うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだカブは抜けません

↑またこのネタでスンマソ(*^_^*)

 

気になる燃費は

給油2回平均で1L=32km弱という感じ

NMAXより10km短くWAVEより20km短いが

1日平均50kmも走るこたないので財布には痛くないはず(強引に肯定)

 

宇宙船チックなメーター  時計&外気温計が地味に嬉しい

液晶の右下に電圧表示もある キックスターターがないので電圧計は役に立つかも

そして、何が凄いかってトラクションコントロールがついているのです!!

オンとオフの2ポジションだけど、雨が降って路面が滑りやすいときに心強いかも

 

しかしトラコンをオフにする理由って、何かありますかね?

峠を攻める時、侵入スライドで後輪を滑らせる時だけオフにする?

スクーターでそんな走り方するのか?

スイッチオフは必要なくない??(。-`ω-)

 

オールLEDライト 夜でも明るい

何が凄いかって このフロントスクリーンが電動で上下するのです!!

写真は下げた位置ですが、上げると目の位置までヴイ~~ンと上がります

するとですね、集まった風がおでこの上辺りにボワーっと当たります

つまり顔には風が当たらない

ロングツーリングでは疲れを軽減するでしょうし、雨の直撃も避けられるわけで

ん~~、これは快適ですよ!!

 

しかしですね、電動スクリーンを下の位置まで落とすとどうなるか?

今度は集まった風がちょうど目の辺りを直撃します

普通よりも強い風が集中的に目の辺りにブチ当たるのですから、まともに目を開けてられません

それで解放感を棄ててヘルメットのシールドを落として走る必要があるが、もちろん安いヘルメットの中では暴風音がビュービュー鳴り響きます

そういうことで、電動スクリーンは上げたままが快適となりますが

あれ? 電動の意味あるの? 

 

まま、細かいとこは横に置いといて(^^;

バイク歴30ウン年の私に初体験の機能はフルLED、トラコン、電動スクリーン、気温計だけではありません

バイクとしてはハザード機能も初めてです、そしてUSBソケットも標準装備です

更に鍵穴がなくてスマートキーなるスイッチがあります

普段から物忘れが激しい私は「鍵どこ行ったっけ?」と探す手間が省けると喜んでいたが

カバンを変えた時にスマートキーを入れ忘れてスイッチ起動せずって場面がちょくちょくありましたww

盗難対策にイモビライザーも標準装備(ビービー鳴るはず) 

その他、メットインスペースが極端に広くて1.5Lペットボトル6本パックがスポンと入って、しかもヘルメットが一個入るという余裕の広さに驚きました

良い所はたくさんありますが、 悪い所を頑張って探しても今のとこは思いつきまセンw

強いて言えば、買い物帰りに「あ、醤油買うの忘れた!」って時に、ホイサと気軽に出し入れしにくい大きさではあります(ギリギリ許容範囲) それくらいですかね?

コーナーリングのバンク角とスピードのバランスなんてのも追々お知らせするかもしれません

 

もうなんだか、ポケベル時代からいきなり5Gスマホ時代へタイムスリップしたような

そんな衝撃を私にもたらせてくれたHONDA  FORZA350

これから何年の付き合いになるか分かりませんが、人生の相棒として

つまらない日常に新鮮な息吹を吹き込んで欲しい

お~~よしよし なでなでして可愛がってあげたいと思います

 

ナマ馬とテツ馬  遊牧系異邦人には欠かせないアイテム 

 

良かったのは販売員の兄ちゃんが大喜びしたこと

売れてなかったんだね~

土曜日なのにパスポートと書類を持って陸運局まで行って

「開いてませんでした~(;'∀')」って、どんだけ浮足立ってんだ??

観光都市チェンマイはデルタ株の蔓延により経済が死に体ですから

微々たる貢献ですが、逆張り野郎の面目躍如って事にしてもらって

世間の皆さまには許してもらいましょう

 

ホントの事言うと、息子の通学バイクに良いなと思ったのね

チュラロンコン大学へ行くときはバンコクへ持っていけと言ってありますが

たぶんビビりの息子はバイクには乗らないだろうし、

バンコクへも行かないはずヽ( ̄~ ̄)ノ モッタイナイな~

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2021年 あけましておめでとうございます

2021-01-03 21:49:51 | バイク

元旦の夜8時 ターペー門広場を通りました

 

佛歴2564年

 

淋しいですね、例年では大量の観光客で大賑わいのはず

門の向こう側では歩行者天国やってるのですが、バンコク近辺で新型コロナ感染者が爆増しているということで

観光地チェンマイもオワタ感が漂います

 

14年前だったか、この広場のカウントダウンに家族3人で参加しまして

当時ブレイクしたビー・ザ・スターなる兄ちゃんのヒットソングを生鑑賞した場所です

あのお堀の上にズラリと並んだ打ち上げ花火が、モノスゴイ勢いで天井に広がった記憶が鮮明に残ります

もう真上なんで、燃えカスがバラバラ脳天を直撃するのですよね

それも、今は昔

 

年末にパンクしましてね~

大きな釘が3本も同じ角度で刺さってました

近所にはチューブレスタイヤを交換できる店が無くてね~

かなり離れた場所までゴリゴリ乗っていきました

 

タイヤ古いから新品に交換しようと言うと

奥さんがバイクでタイヤ買いに行きました

 

で、買ってきたのがコレ PKT?知らんなァ・・・

メーカー標準のIRCじゃないの?と不安になります

機械が無いので力任せにグリグリやってるおっちゃん

もちろんホイールバランスなんて関係ない話

 

見た目は堀が深くて濃い顔族?

雨に強そう

メーカーを検索してみると、タイではメジャーな銘柄なようなので一安心

お値段は工賃込みで1200バーツだからお得感あります

 

月光仮面でもなければ  ハカイダーでもありません

ヘルメットを買い替えたのです

隙間に組み込まれている偏光グラサンがガシャン!と降りてきます

指で上げるとガシャンと元通り

これは便利! キャシャーンみたいw

外シールドがスモークだと夕暮れや夜間に視界が悪くて危ないのです

これでいちいち眼鏡を取り換える手間が省けました

お値段は1800バーツと少々お高いですが、内装が長持ちしそうなんで即決しました

いつもの1200バーツのタイプは半年で内装がペッタンコになり頭がグラグラ動きます

 

そういうことで、タイヤとヘルメットの効果を試すために

恒例の正月日帰りツーリングを決行

というか、正月は一人寂しくて暇だからですww

 

朝7時スタート、気温は摂氏13.5度

目的地はもちろんバックパッカーの聖地といわれるパーイ

沈没西洋人がフラフラ歩いている場所ですが

私の目的は温泉と雲南ラーメンですから沈没マンはスルーです

 

メーテンから坂道を登って 標高900m地点にある峠の珈琲店に到着

雲の中なのか、真っ白で風景が見えませんね

軍手を装着しているのに指先が冷たくなって感覚がありません

ブルブルと震えながら熱いコーヒーを注文して、何杯飲んでも良い無料のお茶(お湯?)で指先を温めます

こういうサービスは有難いね(^^)

 

クリスマスツリーの飾りかなと思ったら、蜘蛛の巣に朝露が白く見えただけ

 

今回は温度計を持参 10.5℃ですね

こりゃ寒いわけだ(*_*;

ここから標高1400mまで一気に登っていきます 

 

寒さに弱くなった身体に鞭打ち、ガクブルで真っ白な景色の中をヒタヒタと走ります

トレーナー着てくれば良かった

 

ここは標高1200m地点かな?

上に出るとこんな感じ、遥か下界に雲海が見えます

陽に当たるとぽかぽかと暖かい

摂氏15度って、こんなに暖かかったっけ?

 

しかし交通量が少ない

いつもはツアー客を乗せたハイエースからガンガン煽られて

なかなかトラックを抜けなくて黒煙でゲホゲホ咳して

学生らしきカブライダーのグループに混じって走ったりするのですが

たまにすれ違う自動車は5分に一回、今のところ抜かれたのは一台だけ

パーイは観光地だけに、こりゃ不景気もヤバかろうと思いながら

難なく到着

 

まずは、コロナ不景気だし、国立公園の川温泉にタイ人値段で入れてくれるかもしれんと思って

チャレンジしてみました

入り口に係り員、極端に太ったおばちゃんにタイ人値段と記憶する50バーツ札を突きだし

「ナーオ・マークナ」(とても寒いね)というと

私のマスク姿をマジマジと見て「タイ人なのか?」と聞いてきます

「身分証明を見せなさい」というから「運転免許証はあるよ」と言うと

「じゃあダメ」と言ってツッケンドンにふんぞり返りましたね

「チクショー、川しかないのに誰が300バーツも払うかよ!」

誰のおかげでこの地が潤たと思ってるんだ

外国人様のおかげ様だろう

なのに、なぜ差別する

貧乏くせーんだよ、その発想自体が

などと正月早々、心の中で暴言を吐いてしまったのは、心も体も冷え切っていたから(笑)

切り返す脚で近場の温泉リゾートへ向かいます

 

ハイ!100バーツ なんて良心的なんでしょう\(^o^)/

(日本爺の払わなかった自慢には迎合しませんw)

昨年は中国人客で芋洗い状態だったんで温泉には浸からず100バーツを棄てましたが

今年は中国人客がいませんからね

 

おー!貸し切りやん

オホ~(;'∀') 湯気がもうもうと

うれぴーー!!!

急いで海パンに履き替えてドボンと入ると結構な温度にアチチ!

例年のぬるま湯と違うzo

冷えた指先がビリビリします

はあ!ババンバ バンバンバン♪

泳いだりして直ぐにノボセてきたんで終わります

 

しかし正月だというのにリゾート内には客が見えませんね

「だいじょうぶかな…」と心配になりながら

ぽかぽかと生き返った気分でパーイの市内へ向かいます

 

ハイ!市内到着

 

案の定 人影が見当たりません

あちこっちに貸店舗

 

メインストリートもガラガラ

 

この町のメインストリート わずか数百メートル~♪

サビれた空き店舗のバーが200軒~(笑)

 

↑こういうワルそうなバーが沈没西洋人のご用達だったはず

 

ぜんぜん誰も歩いていない

パーイ、終わったな・・・

 

逆光ハレーション酷いな VIVOのスマホカメラ

 

そういう事で、早々と市内を離脱して一路 中国人村へと

 

ハイ!誰も いまっしぇーん

 

というのはウソで、タイ人客はチラホラいましたよ

土産物屋は数軒やめてましたが、雲南料理屋は健在でした

 

ハイ!いつもの雲南ラーメン40バーツに揚げマントウ一個10バーツ×2P

そして地場産ウーロン茶 ヤカン入り20バーツ

んん~、これを食べると正月気分になるな~ (意味もなく)

 

今回は趣向を凝らして、地元産のキノコなどを食してみました

キノコのオイスターソース炒め? 100バーツ

すべて おいしゅうございました(*^^)v

さ、12時半だ 帰ろ帰ろ

ドバー!と坂道登って、山頂は摂氏24度と気持ちの良い風を感じながら

ワインディングを右左に激走

後半は慣れてきたのかハングオン気味にバンク角を深めてみましたが

PKTのタイヤは横滑りすることなくグリップします

「これでエエやん、1200バーツでOK」と思いましたね

ヘルメットは、ちょっと耳が痛かったけどホールド性はバッチリよ

1800バーツで文句なし

 

そういう事で、無事に山を降りて

メーテンの三叉路にあるエアーバス機を右折

A330って、まだ新しいよね? もう廃棄処分なの?

 

走行距離は295㎞ 帰宅は午後四時になりました

 

はい! ジャンボの御節料理は肉

豚には目もくれず牛肉にガブリ付きましたw

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N-MAX155  タイ国のヤマハ発動機 ( ノД`)

2019-12-25 11:49:39 | バイク


赤いサスペンションは程よく機能するようになって、コーナーでのグリップは良好
こうなるとモアパワー、180㏄あっても余裕で問題ないだろう

でもエアクリーナーのプラスチックが白くなってきて、やっぱりヤマハの黒プラスチックは安物を使用してるのだなぁ、なんて思いながらバイクの後ろを眺めてた時

ふと、「何かが違うな」と 違和感を感じました



エアクリからエンジンに繋がるパイプがザックリ割れてますね


最初はイタズラされたかなと思いましたが
刃物で切ったようには見えない

飛び石が当たるような位置でもないし
考えられるのはベアリングが割れてギアごと交換した時に亀裂が入ったか
それとも4年で劣化する安価なゴムを使用してるのか…

はっきりしませんが、いつものチェンマイ市内に位置するヤマハデューラーへ持ち込んで、メカニック部門の責任者に見せてみました。

隣接する部品ストックで調べてもらったところ、部品がチェンマイにないので取り寄せになるとかで一週間後に来てくれと言います。

このまま走って大丈夫だろうかなと心配でしたが、乾季は雨も降ってないし、
メカニックが大丈夫だってのなら問題ないのだろと思って待つことにしました。

何か注文伝票なりを手渡されるのかな?と思って、突っ立って待っていると
おもむろにこちらを向いた責任者が「まだ何か?」って顔

「いや、もう発注はOKなの?」と問うと、「来週ね」と言ったきりパソコン画面と睨めっこし始めました。

一抹の不安を感じながら一週間後に行ってみると
すっかり忘れてる素振りの責任者は怪訝そうな顔で
「ちょっと待って」と部品部門で調べて
「この部品は無いんだよ、ビニールテープで巻いとけば?」と言ってます。

「は??、、、発売4年の機種なのに、もうゴムパイプすら生産してないの?」
「一週間も待たせてこの対応かよ~」

ダメだこりゃと思って、仕方なくホイケオ通りにあるBigバイク販売店へ向かいました。
このN-MAX155、実はこの店で購入したのですが、やはりメカニック責任者がいい加減でテキトーなので近年は足が遠のいています。
市内の古株ヤマハとは同じ会社ですが、どちらも責任者は似たようなタイプが就任してますね、経営者の趣味??

今回はあのイケ好かない責任者の姿が見えません
だだっ広い作業場内で適当な人を見つけて千切れかかったパイプを指さすと
「ああ、これね」って感じで、作業中の若い衆に声をかけて交換の指示をだしました。

すると若い衆、散らかってる部品の中から1m程のゴムパイプを引っ張り出して
チョキっと切ってですね、スパパパと交換しちゃったのです。
5分くらいですかね、「ハイ終わったから乗っていいよ」とばかりに送り出されて
「ありがと~~う」って手をあげて、あれ?代金は払ってませんが
手際から考えて、リコール程でもないよくある不具合なのかもしれませんね。
(ちなみにタイではリコールなんてない)

あの責任者が居ないとお客サービスイイね! なんて思ってると
ムクムクと市内ヤマハ店への怒りがこみ上げてまいりました(いつものように)

簡単じゃねーか、何が一週間待てだよ
どこのチェンマイに部品がないんだよ
まさか意地悪してんの?
それとも金にならない作業はやりたくないって?

で、後日オイル交換に行きまして
あの責任者を呼びつけて
「ほら、交換してもらったよ」
「ん??」って感じの責任者は、まったく忘却の彼方だったようで
「ああ!!、これね」 ってヘラヘラ笑ってます。
「ホイケオ店で即行で交換してもらったよ、タダで」 というと
ウッと笑顔が消失
「ちょっと昼飯に行ってくるわ」と女の子に告げて逃げていきましたとさwww


男の料理だ!!!       
ハーフ&ハーフ  (確か、男の黒カレーと佐賀牛カレー)
先に煮込んで置いた野菜とチキンを下に敷いて
その上からカレーをぶっ掛けるだけ
お米はカオホームマリでベストマッチ
サラダドレッシングは黒酢玉ねぎで毒素中和?
角切り胡瓜にはマヨネーズをまぶして味に変化を



N-MAX155 走行距離7万km(ちょっと手前)

2019-09-18 15:58:57 | バイク
購入して3年と9か月で7万kmに到達しようとしています
一ヵ月にすると約1555kmを走った計算
一日にして、約51km、そんなに走ったかな?

燃費は約1L=41km
7万km÷41=1707リットルの燃料を消費
ガソホール95が約28バーツとして
1707×28=合計47796バーツの燃料代を食いました
一ヵ月で1062バーツ、一日で約35バーツ(123円)の燃料代となります

もしWave125iだと1L=58km走るので、一日の燃料代が25バーツ(88円)で済みますね。 だいたいそのくらいの違いとなります。

これがもし、トヨタVIGOトラック3Lディーゼルターボだったらなら?
一日の交通費が145バーツ(500円)くらいにもなります。
もちろん無駄走りは少なくなるのですが、その代わりに維持費が嵩上げされます。

大谷翔平選手のように毎回160kmの剛速球を本気で投げていると肘のパーツが壊れたりするのですが、車やバイクで7万kmの距離を走れば、サスペンションのバネやダンパーがヘタるし、エンジン内のパーツが抹消してしまいますね。

通勤路途中に少しバンクぎみな高速カーブがありまして
ビシッと前輪荷重で狙ったラインをトレースすると時速90kmで曲がれます。
しかしここ1年くらいは路面ギャップで滑るというか、グニャグニャして危ないので75~80kmくらいまで落として曲がってました。


そこで新品に交換しようにもN-MAXの純正サスペンションは評判が悪くてですね~
硬くて乗り心地が悪い割には踏ん張りもきかない安物だとオーナーたちから酷評されています。

で、思い切って高性能な社外品をつけたろか~思いまして、アマゾンなんかで物色するとYSSというメーカーの物が1万円弱で良さそうだなと
気になっちゃうと市内を走るバイクに目が行くわけで、なぜかYSS装着車が多くて、
でもどこに売ってるのか知りません。

そこでN-MAXだけに、有名バイクブロガーのMAXさんに相談したところ、
「YSSのだったらタイ国製品だからどこでも山積みにしてあるでしょ?」っていうじゃありませんか、てっきり台湾製だと思ってて目に入らなかった。

で、偶然見つけたバイク部品屋さんに入ってみると、ありました
しかも山積みでした(;^ω^)

青、赤、黄色がありましたが、 やっぱり中学校時代の塾先生が語ってくれたエピソードによると、高倉健さんには付き人に青木という男がいたそうで、撮影中に大声で呼ぶんだそうです。
青木ーーー!!!
「へい、なんすか健さん」
チョコ!!
そして青木さんがおやつのチョコレートを差し出す時に「今日は何色にしますか?」と聞くのが使命だったそうで、健さんは「赤!!」と答えてたそうなんです。
で、私も赤にしました(青と思いました?)

同郷の大先輩である健さんにあやかり、赤で引き締めました

ところが数日後に事故りまして、N-MAXは約10日間の修理ドック入り
戻って来たかと思えば、こんどはエンジンの辺りから異音が鳴り響きます。
具体的には、時速35km~50km辺りでヒュルルル~と高音の音が
同時にエンジンから微振動、ブルブルとノッキングが発生してます。

こりゃ変だぞと思って、ヤマハ店へ持ち込んだところ「エンジン内(ギア)に問題があるだろ」と
メカニックは中を見ずとも部品発注しました。
ってことは、良くある症状なのでしょうかね? 
まとめて3千バーツくらいするよと言ってますね。

それから約10日間はスペアのWAVE125iの出動となりましたが、やっぱり7年くらい前のバイクですからね。 
「これはやっぱり後ろのサスペンションを交換するべきだろ」と思いまして(味をしめて)
今度は作業場を併設する部品屋さんで購入、同時に装着もやってもらいました。

色んなパーツが売ってます


研磨したりボーリングしたりする部屋です 下町工場の匂い

細い純正に比べるとYSSは太くて隙間が狭まりチェーンカバーは装着できません

作業員の兄ちゃん、真面目そうですね。
DQNっぽい専門学生に混じって待つこと約30分で完了
確か装着工賃は50バーツという破格値ですから自分でやるより安い??
なんだか申し訳ない気持ちになりますね。
日本でやってもらうと2千円はしますか?

そういうことで、しばしWAVEのマイルドな走りを楽しみましたが
ヤマハから電話がありNMAXの修理を終えたと連絡がありました。

新生NMAX君はエンジンスタートから静かです。
既にエンジンが始動しているのにセルボタンを2度押しするくらい微振動。
さらに乗って驚き 「あ、こりゃ新品だわ!!」というスムーズさで感動
もうあの忌々しいヒューヒューブルブル音がしません。
「あ~、新品の時はこんなに滑らかだったんだ~、、、」

N-MAX155の交換した部品はコレだ!!!!

駆動系のギアとシャフトですね、 それとベアリング

んん???


ベアリングが割れてるやん

ま、これに近い部品は全部替えといた方が無難でしょう

しかし、たったの7万km

私は毎日のように時速100kmで走行するし
もし日本で静かに乗ってれば、10万kmは大丈夫な気がします。

さて、気になるお値段は?



値段は上から工賃が500バーツ (゚Д゚;)ハッ
そしてギアやベアリング類が並んで、ギアオイル150cc
下から二番目は後ろのブレーキパット
しめて、3093バーツ(10900円)となりました
(あの病院の消毒料よりも安いじゃん!なんて言ってはいけません)
 
次はピストンやバルブ&カム辺りがヤバいですかね?
エンジン内、もはや老後ですから全開アタックなんてヤンチャは止めて、いたわりながら走りましょう(;^ω^)



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またまたタイで事故ってみた

2019-09-14 17:47:23 | バイク

タイで自動車なりバイクなりの運転をしていると、とんでもない事故に巻き込まれたりするもんです。

 その日は朝の9時ごろだったか、まだまだ通勤送迎ラッシュが冷めやらぬ時間帯、チェンマイ市内をぐるりと囲む幹線道路、通称スッパーハイウエーを空港側に向かって走ってました。

途中にセブンイレブンがありまして、そこは駐車スペースが無きに等しくて皆さん路駐でお買い物をしてます。

もちろん交通量の激増する朝夕の時間帯は駐停車禁止なのですが、そこはタイですから三車線のうちのひとつを路駐の列が塞き止めてます。

残りの2車線では大急ぎの自動車やバイクがビュンビュン走ってますから危険極まりない状態です。

セブンイレブンなどでお買い物をする自動車が走行路線から出入りする時には二車線同時に塞き止める事になりますから、後ろから走ってくる車両は特段の注意を怠れません。

路駐を終えて走行路線に戻ろうとする車両としては、まずはゆっくりと頭出しすることで、自らが「今から車線へ出ますよ」という意思表示を後続車へ伝える必要があるのですね。

この儀式を怠って突然車線に飛び出したりすると確実に後続車と衝突します。

タイの町を移動する時、ドライバーやライダーがノロノロと運転している場面に必ず遭遇しますが、我々日本国の運転技術を体得したドライバーからするとイライラしてしまいます。

「待ってんだから、はやく行って!」とか「もっとキビキビ走れないの?」といったイライラ言葉が脳の中で渦巻くと思いますが、実は、そんな動作の遅さには「危険を避ける意味」があるのです。

はっきり言って、タイ国のようなルールの曖昧な発展途上国でキビキビ走るのはNGです。

 一般幹線道の法定速度が90kmだったりするし、かっ飛ばす場面では危険なほどにスピードを出すタイ人なのですが、事故が多発するような危険な場所になると信号機すら信用せずに特段に注意しながら走行しています。

そんな交通事情を知らない我々外国人にとっては、タイ国の道路は地雷地帯と言えるでしょう。

危険な場所がそこかしこに用意されていて、交差点を通行するときや車線変更を行う時は、自分でもイライラする程にゆっくり走った方が無難だと思います。

 

 さて、その時は時速60kmくらいで走行してたかな? 

通常は追い越し車線を90km~100kmで爆走している区間なので、気分的に遅いスピードですから油断したのかもしれません。

突然、左側の車列から白いセダンが飛び出しました。

急ブレーキにより前後ABSが作動しまして、カウンターを当てて後ろタイヤを滑らせるような回避運動にはなりませんでしたね。

それやったりすると右側の高速移動車からぶっ飛ばされますからね。

「間に合わない!」と思う間もなく衝撃吸収体勢をとりました(いつものようにw)

自動車運転席の右側面辺り、私の左ハンドルからドーーーん!!とぶつかりました。

追い越し車線に倒れたりすると、もし後から大型トラックが来てた時に挽肉ミンチにされますから、もう倒れないように、とにかくコケないように踏ん張りました。

 

 運良く後続車が離れていたこと、またぶつけた運転者が硬直せずにブレーキを踏んでくれたので大事故にはなりませんでした。

かなりの衝撃を受けまして、身体の左半分をシコタマ強打してます。

主要な骨と関節には異常なし、腕と膝とくるぶしの三ヶ所に損傷があり流血が確認できました。

「コノヤロ!」と思って運転手を窓越しに睨みつけましたが、白いセダンから出てきたのが、なんとエアーエイジアの赤服、フライトアテンダントさんなんですね。

「コートー!コートーナカ!」(ゴメンナサイ)としきりに謝ってますので、怒るに怒れなくなりまして(笑)

「血が出てますよ、痛いですか?」なんて気遣う赤服さんの顔を見ると、これがなんとBNK48にもいないようなパッチリお目目のカワイ子ちゃん。

「あいや~、大したことないですよ、骨は大丈夫だから」なんて態度を豹変させながら、彼女の自動車を見ると側面がボッコリ凹んでミラーが根本からボッキリ折れてます。

で、私のバイクN-MAX155といえば、左全面の外装がバキバキに割れてます。

でもホイールやフロントフォークが曲がるようなダメージはなさそうです。

「あ~こりゃバイクの修理代より自動車の方が高くつくわ…」なんて思いながら、しかし明らかにぶつけたのは彼女ですからね

私の腕でブチ折ったバックミラー 

「保険ありますか?」と聞いたところ、潤んだキラキラ瞳で見返しながら「保険、入ってないんですよ~・・・」ちゅーじゃありあませんか。

タイの田舎では強制保険に入ってても、高額な任意保険に加入している人は驚くほど少ないのです、加盟できないほど貧困な人も多くて、また人の命が安いっていう事情があるからでしょう。

 「あちゃーどうするかなぁ、警察呼んだ方がいいかなぁ」なんて考えて、まずは仕事場の責任者であるLHに電話して地元流の判断を仰ぐしかありません。

仕事に没頭してたのか「またか」っていう面倒そうな態度になるLH、来たくなさそうな雰囲気が伝わりました。

「たかが4kmほどの距離をしぶるなんて」、痛みに耐えながら無性に腹が立ってきました。

「来たくないのなら来なくていいよ(マイヤークマー・ゴー・マイトンマーナ!」と二回怒鳴りつけてやっとこさ、しぶしぶ「私が行きますから」という返事がありました。

「いつか絶対にクビにしてやる(-_-;)」なんて逆ギレしながら待つこと約15分、LHが登場したころには赤服さんのお母さんも到着していて、LHとアチラ母親との現場検証になりますね。

しかしこの母親が実にクセ者でして、全面的に非を認める娘さんを押しのけて

「アンタは黙ってて!」と前面で腕まくり、喧嘩両成敗を主張したそうです。

どっちも悪いんだからお互いの損傷は自分で修理すればいいと主張。

この時点で普通の日本人なら「はぁ?」ってなりますよね

今回の事故は駐停車禁止区間から飛び出した事故、その時点で10対0

どう考えても50対50は有り得ない話じゃないですか?

もし前回の事故のように「前方不注意」なんていう言い掛かりをつけられても、9対1ではないかと思ってました。

その母親の強引な態度にカチンときたLHは、「それはないんじゃない?、血が流れてるんだよ」と抗議したそうです。

するとその母親

「じゃあ病院かバイク修理か、どちらかを選びなさいよ!」

と譲歩したポーズで交渉開始しました~

更にカチンときたLHは「それは飲めない、治療は受けないといけないし、日本人はバイクが大切だから」と意味不明な説明

「それ違うぞ、大切なんていうレベルの話じゃない」と思いましたが

すると赤服母さん

「なんで日本人なのにバイクなんかに乗ってるの?」

「キーニャオ!!! (ドケチ)」 と罵ったらしいです。

 なにが哀しゅーて被害者の私が罵られなくちゃならんのか?

普通の日本人ならば理解できませんよね、

階級社会のタイでは「大きい=エライ」、「外人=金持ち」このような大雑把な図式があるようでして、特に外国人観光客で潤ったチェンマイの人間にとっては「外国人は貧しいタイの田舎に富をもたらす者」という認識があります。

その母親の年代では、まだ貨幣経済が浸透していない子供の頃からそのような常識を丸被りして育ったはずです。

よってお金をバラ撒く役目の金満日本人

小さな乗り物に乗っている=ケチ

とまあ、このような思考回路でしょう(笑)

ステップも割れてます、衝撃で内側のくるぶしが切れました

そいうことで、相手は少しも払いたくないという態度を硬直化させてますので、LHは早々と示談を諦めて警察に電話しました。

タイの事故では、軽傷である場合は警察を呼ぶことは稀で、なるべく示談で済ましちゃう傾向があります。

基本は「もっているヤツが出す」、保険だろうがお金だろうが持っている方が出せばスムーズに解決するという流れなのです。

持ってない人間は出しようがないですからね、日本でも加害者が居直って弁償ぜずというニュースがありますね。

そして、ぶつかった人間はチョークマイディー(運が悪かった)と見なされて、自分自身でもそう見なすような風潮で、いわゆる泣き寝入りですね、それが一般的な常識となっている気もします。

しかし、今回は赤服母親の態度がよろしくないということで、LHがムリして警察を呼びました。 

待つこと30分、やる気のない態度でフニフニフニ警察登場~~♪

ろくすっぽ現場検証などせずに、テキトーに両側からの話を聞いてます。

「じゃ、警察署で話し合いでもしましょうか」ということで、市内の中心部ワットプラシンの近くにある警察署へ向かうように指示されました。

 場所を移して話し合いをする段取りなのですが、驚くことにタイの警察は事故現場検証はやらないのですね。

どちらに過失があったのか、またはどちらに非が何%あるのかなんてどうでもいいとばかりにバイクに跨って颯爽と去っていきます。

朝の事故現場は路駐車でいっぱい  頭を出して出発のタイミングを待つ

 で、警察署の中では赤服のお父さんまで参上して、お母さんが事故処理担当官にアレコレと訴えかけてますが、後で聞いた話では「自分には警察官の知り合いがいる」と、それも役職の高い人物だというコネですね、コネを使って話を有利に持って行こうとしたらしいですね。

タイ国では「何を知っているかよりも、誰を知っているかで決まる」という暗黙公然のルールがありますので、日本人からすると「見境ない恥ずべき行為」に見える母親の態度は「然るべき当然の交渉ロジック」となります。

対してこちらには有力な知り合いなど居ませんから切り出すカードなどなくて、

警察からは「お前からもナニか強力なカードは無いのか?」という目で催促されてますw

「困ったな~」と思って隣にいる頼りないLHを見ても、オドオドしてるだけで役にたちそうにない。 そればかりか「話し合いに通訳が欲しいそうですよ」なんて言って、自分が矢面に立つのを露骨に嫌がっているwww

そういえばちょうどタイ語授業の日だったなと思い出して、B先生に電話してみたところ、有難いことに「私が行きましょう!」と助太刀を買って出てくれました。

金持ち中国人ふうにガタイのあるB先生(女性)が登場すると場の空気がガラリと代わりますね、やっぱりタイでは多勢に無勢、人数で状況が一変しますねからね。
B先生からは、「あのお嬢さんは礼儀がありますが、お母さんは喧嘩腰ですねぇ、私に対してもとても失礼な態度ですよ」と、細かな状況を説明してくれました。

「では、そろそろ話し合いをしましょうか」
若い担当官から奥の部屋へ行くよう促されて席を立つも、B先生とLHは座ったまま。
「あれ?」と後ろを振り返るも、「どうぞどうぞ、おひとり様で」と送り出されます。

理由はですね、うるさい外野の加勢があると更に揉める可能性があるので、当事者同士で話し合えってわけです。
「じゃなんで通訳を呼んだんだよ」とぶつぶつ言いながら奥の間に進みました。

しかし困りましたよ~、私は難聴気味なこともあってお互いの変な英語じゃ理解できないし、
タイ語だとまあなんとか、知ってる単語なら聞き取れるのだけど、フニャフニャしたチェンマイ語じゃお手あげですもんね。

それでジャッジの警官から「結局、あんたは何が欲しいんだ?」と聞かれて

「え? 欲しい? これって要求なの?」

驚きましたね~、自分は被害者だとばかり思ってたのだけど、
なんと「要求する者」に成り下がってる、いや、成り下げられている

娘みたいなお嬢さん相手に、あれこれ欲しいってカッコ悪くて言えないしね~
(;^ω^)ははは 「うまい言い方するね」なんて感心したりして

なるほど、それで「ケチ」と罵られたのかと・・・
要するに、大人物ならば小娘ごときには出費させられないだろと?
逆に自動車の修理代くらい出してやりなさいよってか?

それでまあ、小人物の日本人としては~(爆)
世界的な常識でもないっていう「ルール」や「善悪」ってやつで判断してしまうわけでして~
「治療はいいからバイクだけ修理してあげて」と
超カッコ悪いお願いを(させられました) (〃ノωノ)オナッシャス
お嬢さんは、大姉貴らしく「わかりました」といって深々と手を合わせてワイしてくれましたw

そんで流血など小さい事は忘れてあげた、私の大人物然とした(セコい)姿に感動してくれたのか??
警察官が救急隊員を呼んでくれて患部を消毒してくれてましたね。
で、「君のバイクは自賠責保険(のようなもの)に入ってるから病院で治療できるように書類を書いてあげよう」と、読みにくいキタナイ字で事故証明を書いていただきました。

B先生が「ええ~? どこの病院でもタダで治療が受けれるんんですよ、私も知らなかった~、どこの病院にします?、バンコク病院に行きたくありませんか?」と盛り上がってくれてましたとさ('ω')ノ

めでたしめでたし



ではなくて、まだシチめんどくさい交渉事が残ってます
まずはバイク屋で修理の見積もりをしに行きますよと、市内のヤマハ発動機デューラーへ向かいます。
あちらのお母さんはバイクから外れたバックミラーを握りしめて、「これまだ使えるでしょう?」とか、「この部品はまだ使えるじゃん!」とか、ウルサイことウルサイこと(;^_^A

声闘文化というそうですが、タイ国では声の大きい方が有利になるという場所でもあります。そのセオリー通りに大声で注文を連発する赤服のお母さんは勝負顔。

対して、うちのネゴシエーターであるはずのLHは?
あれ、どこ行ったの?

ここで忽然と消えたLHの代わりにカチンと来てくれたのがB先生、
「ああ~これ全部使えないよ、全部交換しましょう」と言ってくれて、無事にカウル類は交換となりました。
(もし黙ったままならボロボロの部品のままです)

終わった頃を見計らったように戻ってきたLHは、買ってきた肉まんをB先生に手渡しました。
両手に肉まんを握ってモグモグ立ち食いするB先生、アリガトウございました~

お支払いはお母さんじゃないですよ、赤服のお嬢さんです。
「お母さん、ケチはアンタだろ!!」とか思いながら、手渡された領収を見ると2800バーツ(約1万円)
「あ、安っす!! これなら自腹で支払った方が良かったかなぁ」 なんて口から出ちゃったもんで、隣で肉まん握ったままのB先生が固まってしまいましたね
先生の顔は明らかに「なんで私、頑張ったんだろ?」って表情です。

(;^ω^)やははは

「あでも、あれは彼女のために支払わせた方が良いのですよ、痛い目みると次回からは注意して運転するはずですから」なんて言って、その場を丸く収めましたとさ 

めでたしめでたし('ω')ノ


ではなくて、その後は市内の(高額で有名な)総合私立病院へ直行
といっても消毒は終わってますからね、ドクターからチョイチョイと診察を受けて、その場で特段にセクシーな看護婦から無意味な消毒のやり直し、そして無意味にセクシーな看護婦からユルユル包帯を巻いてもらって終わり。
化膿止めの抗生物質を受け取って

さてハウマッチ!!!

ま、これは自賠責保険(のようなもの)で支払われる金額ですから
あまり鬼の首取ったように発表するのは気が引けますが
小さな声で、3495バーツ(12300円)、しました (病院名は伏せます)

面白かったのは、常駐の通訳さんたちが臨戦態勢で全員総出動してきたこと
B先生はスパイではありませんぞ!! 

まとめです
①小さな事故なら警察は呼ぶな(面倒しいのが10倍になるから)
②日本人ならば、小さな金額は自腹で出せ(泣き寝入り上等?)
③普段から、助けてくれる人脈を築け(タイ人が助けてくれる自分であれ)

そんなとこですかね、私は全部できてませんけどね ( ̄▽ ̄;)あ~あ

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