お腹の水が溜まって歩けなくなって
よっこいしょと起こしてあげると痛がってキャンキャン鳴くし
立ったのは良いけど足がうまく動かなくてブルブル震える
座ると激痛が走るようで棒立ちのまま数時間
3日ほど そんな感じで食事が喉を通らなくなった
ソーセージとベーコンを少し食べるとお腹いっぱい
ソーセージの中に仕込む薬もぺっと吐き出すようになった
大学病院へ連れて行くとマンモグラフィ?で中を調べてくれて
心臓の片方が肥大化して もはや最終形態になっていると説明された
とりあえず若い女性医師から水抜きしてもらったが
ほとんどお腹の張りは減っていない
「下手がやるとダメなんだよな」
これ以上は出来ることはないと言われたのかどうか知らないが
まだ大量に残っている同じ薬を またもや処方されて
それで診察終わり
家に帰って薬を確かめると
ビニール袋を別にして同じ薬が 1錠と半分を24時間毎に 1錠を12時間毎に……って
いったいどっちやねん?(怒)
あいかわらずいい加減な大学病院の仕事ぶりに口あんぐりだ
しかもこの薬は2週間前に別ドクターから大量に買っている
横の繫がりがないというか、データーの共有ができてないのだね
わかるわかる 高学歴でもタイ人だから仕方がない
事務員は薬を売りつけたいばっかり?
散歩も行けないので寝てばっかりいる
苦しそうに息しているので昨日 息子に電話して
近くの開業医へ同行してもらう
これは酷いですねと
前金として2千バーツを払って即時入院となった
走る看護師に危機感MAX
それがジャンボとの最後のお別れになった
本日 動物クリニックから引き取りの電話を受けた息子は
ジャンボをどうするのか母親に相談すると 「家に穴掘って埋めろ」と指示されたらしい
広大な田舎ならいざ知らず 狭い敷地の我が家にお墓を立てるスペースなどない
ふたたび母親に相談するも「知らん」の一言で終わったそうで怒りの形相を隠せない息子
ならばと支払い時にキャッシャーさんへ話してみると
火葬サービス(2千バーツ)もあるとのことでお願いした
享年 約14歳
来月に4年ぶりの帰郷予定である娘
ジャンボの介護をすると張り切っていたものの
とうとう会えず仕舞いだね
娘が産まれて1年半ほど育ててくれたウイセーンというお婆さんも先月他界している
血が繋がっていないのにかかわらず
1歳半の娘を引き取る時、自動車のバックミラーに大泣きするウイセーンが見えた
俺の中ではウイセーンこそタイ人の中で最高に良い人
タイの良心とも呼べる人情家だった
娘にとってはWパンチ 大きく凹んでいるようで
もうタイに行くのやめようかなと呟いた
先週 チェンマイ大学病院へ行くときの笑顔
大学の敷地を散歩するのが大好きだったね
ありがとよ さらば俺の友達
本日は満月ローカトーン祭り そして我が父親の命日でもある
ジャンボ ウイセーン コムローイと一緒に天まで昇れ