いつ頃からか記憶にないが 昭和の頃からガチャポンという物が日本にある
100円なり200円なりをソケットに突っ込んでガチャガチャ回すとコロコロコロンとカプセルが出てきて そのカプセルをポンと開けると玩具が手に入る
昨今のイオンなど大規模商業施設へ行くとガチャポンだけのコーナーがあって
広い面積いっぱいに広がるガチャポンワールドは壮観だ
捻りのあるユーモアでクスっと笑わせてくれる玩具たちを見ていて飽きがこない
最近のタイ国でもガチャポンが流行っているのかデパートや量販店のスペースに置いてあるのを目にする
おもにゆるキャラふうマスコットやアニメキャラクターのものが多い
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セントラルデパートのガチャポン 値段は20バーツから60バーツまで
隣に両替機が設置されているので「あ、小銭がない」という逃げ口上は通用しない
何が出てくるのかわからないというハラハラドキドキ感、ゲットしたっていう達成感が良いのだろう
宝くじギャンブル大好きなタイ人の心の琴線に触れたのかもしれない
欲しい玩具が当たるまで小銭をつぎ込む中毒者がいてもおかしくはない
数年前からUFOキャッチャーが先行して流行っていたが
そちらの方はガチャではなくて 努力と研究でなんとかするゲーム
なので? タイ国でもお目当ての物をゲットするべく中毒者が出没
ついには破産者が出現して社会問題になったという事で
しばらくゲーム禁止になったのは記憶に新しい
ま考えてみれば、人生なんてもんは何かを掴むための活動という意味でUFOキャッチャーのようでもあるし
出たとこ勝負な意味ではガチャポンなのかもしれない
よほどの運や才能に恵まれない限りは産まれ育った場所と時代で粗方決まってくる
DNA等の親から受けつぐ資質、また持てる経済力によっても人生が上下左右する
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妖怪&神様シリーズのクレヨンしんちゃん 一回100バーツ(400円)
極端な話、たとえばロシアや中国や北朝鮮で生まれ育った人はプーチンや習近平や金正恩に対して「増税メガネ」なんて悪口は言えない
とロシア人ユーチューバーのディアナさんが力説してた
もし権力者を批判したり揶揄したりすると捕まってヤバい状態に置かれる
もちろんタイ国のような民主主義の皮を被った国であっても王室への悪口は重罪となる
逮捕監禁されて拷問? 内容によっては謎の獄死
そんな現地人しか知り得ないニュースをザビエル古太郎さんの記事で読んだことがある(彼はどこへ行ったんだろ?)
ましてパレスチナやウクライナのような戦地ともなると、悪口活動なんてやる暇もなく 日々ミサイルに当たらない事が優先される
それを考えると現代の日本国は平和
「いやいや色んな問題は山積みで こんな閉塞的な国は地獄だよ」と言われるなら反論はしないけど
自国以外の国にて外人として生きる制約は思ったよりも厳しいよ
常に崖っぷちを強いられている自由とは程遠い首輪を装着された飼い犬同然だと気づくまでのマトリクス
である事は知っておいた方がいいかな(絶対みんな俺は違うぞと思ってるw)
少なくとも日本国では(品格は問われるものの)発言の自由が保障されているし、自国では人権が保障されている
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最近ちょくちょく家にやってくる野良猫 名前はアントニオ
まだ日本に住んでいた頃 一年中不満だらけで悪口三昧の老人がいた
喧嘩好きというか、常に他者の粗を探しちゃ否定して勝ちたがる人だったが
そういう人ほど自分自身の評価は高いようで 謙遜ぎみに自分を褒めていたw
「オレは頭が良くて有能なのに周囲の見る目が無くて不遇だった」とでも言いたいのかな?
そんなことだから彼と話しても楽しくはない
「よほど実人生で負けが込んだのだろうね」と周囲からは憐みの目で許されている事には気付かないようで
詰まるところ嫌われキャラの孤独老人になっていた
不平不満は言うが自分で努力はしない 責任はすべて他責
そんな悪口好き喧嘩好きな人を「社会党体質」もしくは「野党体質」と呼んでいいる
安全な場所から文句ばかり言ってる方が楽に決まってる
そんな国籍詐欺政治家のように突いてばかりの人は 逆に自分が突かれる立場になるのを恐れている
被害者に成りきって(或いは寄り添って)糾弾するのは得意だけど、自分は安全地帯から出てこないので人生が積極性に満ちるはずもなし
もしかすると、孤独で寂しくて相手してもらいたいだけ?
今で言う かまってちゃん炎上系ユーチューバーと同系列?
考えてみれば分かるが 人をコキ落としても自分のレベルは上がりはしない
そのような相対的な判断で人間の価値は上下しない
人間は劣等感が染みついちゃうとそんな事すら理解できなくなるのだろうか
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そこにいたのかアントニオ また鶏ササミを買ってやるからな
その代わりに何か仕事してくれw
自分が有能であると知らしめたいばっかりで ことさら世間的に有能であるとされている人物を無能者呼ばわりして勝ち誇るけれど
それで本人は何も向上していないし それで社会が進歩することもない
ただ留飲を下げてるだけ
そんな彼は不経済ではあったが不敬罪で逮捕されることなく
自由な人生を全うしたのでディアナさん説ではガチャ幸運だったのだろう
不満や不機嫌に捉われるよりも、今ある幸運に感謝して生きる方が人生が楽しくなるって言うよね?
そのような本人にとって楽しくない指摘は右から左へ聞き流すだけ
自尊心だけは盛大なので「人の話を聞いたら負け」とでも思っているのだろ
逆に酒を飲むと「俺の話を聞け」と独演会が始まるので金〇先生の名言を紹介したっけ
なぜ耳が二つあって口は一つしかないのかな?
それはね、自分が話す量の2倍は人の話を聞けってことなのよw
話は替わって 今年3月からお試しで4人のスタッフが参入した
世の中は人手不足、猫の手も借りたい状態を4年程続けているが
久々待望の新人加入という幸運に期待は膨らんだ
18歳から20歳の女子だちは いわゆる山の民
ターク県やメーホンソン県からやってきたカレン族、アカ族、ラフ族といった少数民族の子ら、言葉も文化もバラバラだけど意思の疎通はタイ語で行うという間柄
ファンデーション系の技能訓練は受けているというが、お世辞にも戦力とは言えない状態で派遣される
現在はどうだか知らないが かつての日本では同じ間違いを3回やらかすとバカ呼ばわりされた
特に我が郷里では荒くれ労働者が多くて口が悪いってのもあるが
「おまえニワトリなのか? 3歩あるけば忘れるのか?」と罵倒されるのが常
「いいからアッチで座ってろ 仕事の邪魔だから」
使えないヤツだと認定されるとシッシッと追いやられて仕事をさせてもらえない風習があった
そこで「なにくそ!」と食らいついてくる人間でないと、手取り足取り育ててもモノにはならない 自らが主体的に戦力になろうとする姿勢がなければ育成は無駄な努力になる
そんな経験値から導き出されたセオリーは、今考えると合理的な振るい落としだった
それと比べるのも変だが、ここの人たちは10回でも20回でも同じ間違いを繰り返して恥ることがない
なので根気よく育てるしかないのだが、途中で逃亡する場合も多々ある
たまにダイヤモンド原石みたいな勘の良い子がいて、性格明るくてキビキビ動くし、次世代の戦力になって欲しくてあれこれ教えて育てるのだが、そろそろ利益に貢献できるようになったかな?という頃を見計らったかのように
無断欠勤で信頼信用が失墜
調べてみると「経験者です」と他社へ売り込みに行って昇給を勝ち取ろうとしてたりするので愕然とする
頭の良い子ほど交渉力を発揮して目先の利益を追求するようだ
そんな時は ガックリやる気が消失落胆するが
ここの人間には育ててもらった感謝なんていう義理は存在しないのだと諦めるしかない
(生きるのに必死なので義理など感じる暇はないともいえる)
そしてなんというか 頭脳明晰ではない系の子が残ったりするのであるが
これがまた30回でも40回でも同じ間違いを繰り返すので せめてIQ70くらいにしから来てくれ!と虚空に向かって吠えるしかない
そういうことで今回も仕事の良さそうな子が3人、3か月のお試し期間終了を目前にして無断欠勤したので、
「また姑息な駆け引きが始まったか」と思って、どうするかなぁ
付き合うかなぁ 付き合うってことは姑息な駆け引きに乗らなければならないわけで、それに乗っかるとキリないのは事実
つまり相手の条件を飲むと、今後も事あるごとに困らせて我儘を通そうとしてくるのは火を見るよりも明らかなので考えあぐねていると
なな、なんと3人は知り合いの職場に引き抜かれていることが発覚した
(ノД‘)・゜・マジっすか? なんでもありのタイ
簡単に現象を説明するならばキツツキの子育てといいましょうか
他の鳥に卵を温めさせて またヒナを育てさせ?
果実だけはいただくというズルい作戦を躊躇なく行う足裏の皮の厚さよ
やらかしてるのが他でもない、長年の大恩人とくれば抗うことは不可能じゃないの??(;''∀'')喧嘩できんし
おまえにはそれだけの労力やソースを使用したので、そのくらいは目を瞑ってくれてもいいんじゃない?っていう 鵜飼の鵜役ご苦労さんみたいな?
文句があるなら袂を分かってもいいが、困るのはどっちなんだ?みたいな
そう、タイ国では「それをやるとどちらが困るか」で勝敗が決する
弱肉強食が上から下まで貫く絶対の法則である
普通の日本人ならば人間不信に陥りそうな現象とのお付き合いであるが
それをウマく乗り切れる人だけがビッグに成れて 世間一般から「頭が良い」と尊敬される条件だったりするので ひたすら耐えるのが正解?
どんな条件で3人を引き抜いたのかと思えば タイ正月ソンクラーン休暇では1か月間も田舎に帰郷してOKという確約を勝ち取ったそうな
3人中の1人に特別頭の切れる子がいて、多分その子の発案で交渉を行ったと思うが、働く前から自分ルールの押し付けか? そんなに帰郷が大切なのか?と毎度毎度驚くばかり
行くなら仲間を引き連れて行かずに一人で行けよと腹立たしい
(大概はグループで行動することで発言権のパワー増大を狙う つまり数の論理を熟知している)
雇う方も雇う方で、重たい人参をぶら下げたものだと感心する
こうなれば売り手市場 対抗して好条件を出せば最終的にはどちらが音を上げるかのサドンデスに陥る
相手が相手だけに喧嘩はできないので涼しい顔で「ハイどうぞ そちらで働いてください」というしかない
泣き寝入り上等だ!(歩くサンドバッグだ)
タイでは身内の中から最大の敵が出現する
信用すれば道具として利用されたり裏切られる その繰り返し
節度無き賽の河原なので社会が進歩するはずもなし
だけど、遠慮深くて義理堅い人が安給料で扱き使われる話もよく聞く
正直者がバカを見る社会であるのも確か
自分プランニングを構築させ より高く自分を売り込むスキルが必要な土地柄ならば「郷に入れば郷に従え」という事で 場所と時代に抗わず
セオリーに合わせた行動をとるのが賢い生き方となる
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一昨日のディナーはショボいサバ丼
リンピンスーパーマーケット18時以降は10バーツ引き
そういうことで新人研修生の話に戻るが
4人のうち一人だけ残留したユーリーちゃんは18歳のあどけない女子
極度におどおどした子で、常に恐縮MAXでいる
そこが日本人ぽくて可愛げがあるけど実年齢よりも幼くて14歳に見える
本名はマユーリーというそうで、なんだか真由里っぽくて馴染みがある
技術的な指導をしてあげると目をキラキラさせて喜んでいる素朴さ
キラッと光る才能を感じたので期待したのであるが、間違える箇所は何度でも間違えるという癖が強いタイプだった
また作業スピードが極端に遅いとあって、責任者のLHがイライラして我慢の限界を超えるかどうかの瀬戸際でもあった
転職にお声が掛からなかったのか、或いは自分の選択で義理を貫いたのか?
とても売れないクオリティーな商品を完成させるべく あーでもない こーでもないと堂々巡りで頑張っている
「どうしようか やっぱり辞めてもらう?」と 不機嫌なLHに振ってはみるが、悪役は絶対やりたくないマンのLH「あたしゃ何も決められませんよmuga次第で」というばかりで保留となる
LHをすっ飛ばして決め事をするとキレるくせに 責任は被りたくないタイプ
まったく良い身分だなと思うが 当地では底辺労働者が一番偉そうに威張っている固有の常識があるので苦情は厳禁だ
この地が労働組合や野党体質の日本人から人気があるのも頷ける(*-ω-)ウンウン
「ここは学校ではなくて会社なんだけど」と思いながらもユーリーをタダ働きさせられないのでボランティア的に日当を払い続けているが
一向に進歩はみられない
「仕事を習うならお金をもらうでなく 学校にお金を払って教えてもらいなさいよ」と心の中で思うが、ここでそんな常識は通用しない
いつだったか入国管理局が抜き打ちで強襲してきて「この会社にパートタイマーは許されない すべて正社員にして社会保険に入れろ さもなくば就労ビザの更新は許可しない」と恫喝されたのだが
弁護士に聞いてもそんな法律は存在しないというものの 現場の裁量権でルールを捻じ曲げてまかり通るのがタイってもんだし その事件以来は社員待遇にはナーバスに従っているLH ユーリーに対しても慎重だ
だけどこの程度では正社員として雇えないわけで
もう3か月間だけ試用期間を延長することで合意を得た矢先 事件は起こった
ユーリーが出社しない
どうしたんだろね? もともと戦力外なので転職するなら引き留める気はない
他所で単純労働するならば対応できるレベルに育てたはず
昼過ぎに届いたユーリーからの報告をLHがチェンマイ弁で話してくれるけど
フニャフニャ聞こえるだけで意味がさっぱり伝わらない
辛うじて「ユーリーのお父さんが亡くなったので田舎へ帰っている」のは理解できた
「そっか 他社へ売り込みに行ったんじゃないんだ」
続いてLHが首に縄を巻く動作で説明するので ん?もしや? と思ったが、
こうなったら深入りは禁物だと思って「しばらく欠勤ですね、ハイOK」と即答して話を打ち切った
ほどなくチャリンとLINE着信が
LHのヤツがわざわざLINE文章で繊細を知らせて来た(; ・`д・´)
大切な報告はスルーしても こんな時だけは微に入り細を穿ち
「ユーリーのお父さんがお母さんと喧嘩して首〇くりました お母さんは麻薬中毒です」
そういえばユーリー 子供の頃に路上でおこもさんやって生活したと聞いた
ならば小学校すらろくすっぽ通っていないはず
現代でそんなことあるの?と思ったが、まだ山岳民族の貧困村では国家によるセーフネットが機能してなくて放置状態なのだろう
麻薬はもう収拾が付かないくらい蔓延っている(らしい)
つい2年前?まではクーデターによりプラユット首相と軍事政権の時代だったが、あのお騒がせ大臣が強引に大麻を合法化してからは町中に大麻カフェがズラズラと並んだ
と同時にタクシン政権以前の麻薬蔓延社会へと逆戻りした感もある(今の政権は禁止にしたいようだ)
山岳民族はキリスト教なので そっち施設が不幸な子供を保護して育てているのだけど人数的な限界があるだろう
宗教が違うのでお寺さんは保護しない? そこら辺の事情は良く知らないが
LHのラインからは「ユーリーが可哀想です」と別枠で届いた
LHが仕事のできないユーリーを疎んじていたのはガタガタな台所事情を危惧してのこと こうなれば状況は一変する
それにしても18歳でね、妹ちゃんは10歳だというし
世界では良くある話だと言われたらその通りかもしれないが、あんな素直な子がなんという悲劇に見舞われないといけないのだろうか
不満要求旺盛なうちの娘と2歳しか違わないし ガチャ?
これまさしく親ガチャ国ガチャ時代ガチャ
閲覧注意↓↓
元UFCチャンプのストリックランドは滅茶苦茶な親により劣悪な環境で育ったためか下ネタ発言に品性がないし相手に気遣いがないのでアンチ多い
しかしド直球な主張が妙に納得できる時もあり、認めた人間に対しては好意的に接する態度もあって面白い人物だ
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今年のマンゴーは豊作だ 外は緑色で中は黄色の種
甘みと酸味のハーモニーが癖になる
ユーリー復活するかどうか定かではないが マンゴーなら食べるだろう