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ジェットラグプロデュース 『アルテノのパン』

2013-06-08 | 舞台/DVD

赤坂RED/THEATERにて、ジェットラグプロデュース『アルテノのパン』 6月7日(金)開演14:00を観てきました。

※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

【作】成島秀和(こゆび侍)
【演出】瀬戸山美咲(ミナモザ)
【照明】工藤雅弘(Fantasista?ish.) 
【音響】島貫聡 
【美術】稲田美智子
【衣装】中埜愛子
【出演】
矢崎広:アルテノ 
小橋めぐみ:ヨーコ 
坂口辰平(ハイバイ):セブン
野呂佳代:オーロラ 
吉田大輝:トト
山本真由美:アポロ 
荒弓倫(江古田のガールズ):パピコ 
加藤道子:リリー
伊藤総(サスペンデッズ):モリス 
関寛之:アルブレヒト 
藤一平:ギガ

三浦浩一:ジャン

櫻井麻樹:料理長/乗客A 
β(WAHAHA本舗):ジョゼフィーヌ/海鳥 
西岡ゆん:コックB/乗客C
薬丸翔:ウエイター/乗客B
明季:エリーズ/海鳥 
林亜沙子(劇団昴):コックA/乗客D 
村上綺香:ソムリエ/乗客E
毛利悟巳:パティシエ/乗客F

【ストーリー】※公式サイトより。
第一次世界大戦によって戦災孤児となったアルテノ。
「世界一有名な画家になる!」 夢を抱くアルテノの現実は、絵の具も買えないほどの貧しさで、画家など到底なれそうにない。
そこへ、父親だという大金持ちの男が現れる。「絵なんかやめて俺の跡継ぎになれ。ほしいものは何でも手に入る。豪華客船でのパーティーでお前を正式な跡継ぎとして紹介しよう。世界中の金持ちを集めて、美術品のオークションをするのだ」
夢を諦めて金持ちになるか、現実の中でもがきつづけるか。
選択を迫られたアルテノは、仲間たちと豪華客船に乗り込む。雄大な海へと乗り出す船。
――しかしそこには、美術品を盗もうとする泥棒たちがひしめいていた!!
その後の活躍は、ご存知のとおり。

公式サイトはこちら → 『アルテノのパン』 


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客入れは懐かしい映画音楽、風の音、ウミネコの鳴き声。
美術はシンプルで転換はなし。舞台下手から中央に向かって、対角線上に真紅のカーペットが敷かれ、そのまま階段で上階に上がれる構造。
小劇場で舞台に奥行きがなく半分はこのセットで埋まっているので、余計に狭い印象です。

開演からしばらくは客席が温まっていないのか、ここで笑いをとるのだろうと思われる場面で笑いがおきず、若干、観ていて。。な感が。そのうちに段々と客席も温まってきたのか、笑いも多くなり軽快な感じになりました。
全体に懐かしいアメリカドラマのようなテイスト。
後半、三浦浩一さん演じるジャンと矢崎広さん演じるアルテノ親子が、お互いに初めて感情をぶつけ合う場面ではぐっときます。「そうじゃないんだ!」と叫ぶアルテノの姿が胸に刺さります。
ですが、よくあるお涙頂戴という感じではなく、決して湿っぽくなりません。
ラスト、「その後の活躍は、ご存知のとおり。」の意味がようやくわかります。なるほど。
軽妙で後味すっきり!な楽しい娯楽作品でした♪

矢崎広さんのアルテノ、小橋めぐみさんのヨーコ、坂口辰平さんのセブン。アルテノはわたわたしたり逆切れしたりと感情と表情がくるくる変わり、ヨーコは美人なのにきついSな性格。セブンはふにゃふにゃしてへたれな他力本願。
この全く異なるキャラクターをもつ幼なじみ3人組が秀逸です。
みなさん演技がナチュラルで上手く、観ていても肩がこらずに、「楽しそうだなぁ~、幼なじみっていいなぁ~」と思わせてくれる関係性がありました。
個人的には、ベテランですごいキャリアをお持ちの三浦浩一さんの、映像では決して観ることはできないであろうお姿を拝見できたことが感慨深いです。
警備員のアポロとパピコの二人組から本人確認のために、「ジャン様ならあのダンスが踊れるはず!」と言われ、仕方なく、真顔で踊る妙なダンスには笑わせていただきました。
同じように、矢崎さんが「一発芸を披露しろ!」と無茶ぶりされ、特撮の変身ポーズのような力みかたで体現する、ひらがなの「す」の字にも笑わせていただきました。
山本真由美さん演じる警備員のアポロと荒弓倫さん演じるパピコもおもしろい! キュートな容姿、ちょっとセクシー系な警備員の制服姿でおかしなことをやってくれます。
βさん演じるジョゼフィーヌはもう、反則の域に達しており、舞台上にいると必ず目がいってしまいます。もう、ただそこにいるだけでおかしい(笑 海鳥のときには一番笑いをとっていたかと。さすが、WAHAHA本舗。

カーテンコールは2回。
矢崎さんがご挨拶。なぜか2回目も1回目と同文で失笑を買いつつ、「もう、なんにも出ませ~ん」とおどけてらっしゃいました。

上演時間は休憩なしの2時間10分。
この日はDVDの撮影のために、客席壁際の左右に各1台づつ、2台のカメラが入っておりました


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フライヤー 裏。




当日パンフレット。裏面にキャストさんたちの今後のご予定。




パンフレット。A5判 1800円也。
主役の矢崎広さんのインタビュー。キャストのみなさんへの、Q:豪華客船に乗れるとしたら何をしたいですか?/Q:あなたにとっての【本物】とは何ですか?とA(答え)。




赤坂RED/THEATER。




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10.17 追記です☆

ジェットラグオンラインショップで購入して、できあがりを待っていたDVDがようやく届きました♪ いやぁ~長かったです、待ってるのは。
DVDは至ってシンプルな作り。特典映像やメニューとかもありません。片面1層ディスク 133分。
小さめの劇場とはいえ、中程の席ではわかりずらかった表情がよく観られてよかったです^^
矢崎広さんの一発芸は、私が観た回ではないバージョンが収録されておりました。ネタはポップコーン。かわいいですよ♪







 


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