ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

喪失

2013年09月21日 | 歌う








          くれないかなし 野に咲くかなし 彼岸花






           素人俳句であっても、しぜんに口をついて出てくるのが、秋ですね。

          
          小学生のころ、近所のヨーコちゃんが、登校途中、自転車に追突されて亡くなりました。
          すぐに、母とあいさつに伺いました。
          お父さんが、涙ながらに言われました。
          「前の日、一日中、台風の後片付けを手伝ってくれたのに・・・」
          
          赤い彼岸花を見たのは、その日だったのか、その前だったのか、もう記憶にありません。
          ヨーコちゃんは、色白のおとなしい女の子でした。いつも、集合していっしょに学校に行っていたのに、
          どうしてかその日は別々だったのです。

          どうしてかなあと、今でも思い出すのです。