ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

ヨブ記

2013年09月22日 | 見る







              私は裸で母の胎を出てきた。
             また、裸で私はかしこに帰ろう。
             主は与え、主は取られる。
             主の御名はほむべきかな。     (ヨブ記1章21節)






 
        娘が行方不明になり、まだ、拉致されたこともわからなかった長い年月
        苦しみと絶望の中にいる横田早紀江さんに、
        クリスチャンの友人が、一冊の聖書を届けました。
        早紀江さんは、長い間それをそのまま置いていましたが、
        とうとう、ある日、
        手に取って開きました。

        苦しみのどん底の早紀江さんの心に、上の聖句が留まりました。
        東の国の長者ヨブが、
        一瞬にして、全財産と十人の子供たちを失った時の、言葉です。

        不幸は、自分の行いの因果応報だとするヨブの友人たちと、
        反論するヨブの凄絶なやり取りが、ヨブ記です。
        神について考え、
        不幸について
        徹底的に討論するこの書物は、鬼気迫るものがあります。