大晦日は、昔から格別に寒かった。
寒い日に、どうして大掃除するのと思った。一か月早くしてもよいでしょうに。
と思うようになったのは、大人になってからです。
子供の時は、「さあ、大変。年が変わる前にやり終えなければ」となる戦闘態勢に
クレームをつけることなど、思いも及ばなかった。
いつもいつも大人たちは忙しかったので、一か月の前倒しは難しいと、子供心に思っていた。
何年かは、ちゃんと家で餅つきをしていたので、餅つきと正月料理の後はかなり散らかって、
いやでも大掃除になる。
きっと、さとうは、縄文時代人だと思われるでしょうね。
餅つき機なんかなくて、重く大きい石臼を洗うところから始めて、
へっついでもち米をたいて、何回餅をついたことだったか。
父、兄、母が、それでも楽しそうに掛け声をかけあっていた。
つき終わった餅を板に載せて、アツアツをのしたり、丸モチにしたり、
その合間に、炊いた小豆や黄粉で、小さなちぎり餅を食べた。
納豆と大根おろしを絡めるのは、東京に来てから知ったのです。
家のもちつきも、中学生のころには終わった。
お米屋さんが注文を取って、餅屋の餅を配達してくれる。
実のところ、餅はあまり好きではなかった。すぐに胃がもたれると思ったからです。
そういいながら、餅を準備しなかった大晦日はない。
おせちを食べることはなくても、お雑煮は食べる。
今日、
日曜礼拝に教会へ行った帰り、お餅を買った。
一袋一キロ。
いったい何度、お雑煮ができることかしらと思ってときめいた。
大晦日でなくてもお餅を買うこともあるのに、
大晦日のお餅は、格別にうれしい!!
でも、明日は元旦礼拝があるので、お雑煮は、帰宅してからですね。
今年もあと五時間を切りました。
感謝感謝の年が往きます。
来年もよい年でありますように!!