秋葉原のテロの犯人像が分かってきている。
自信喪失からの挫折、被害妄想、
そしてその病んでいる気持ちの矛先を
他の人に向けてゆく過程が、
刻々と携帯ブログに書き込まれてゆく。
「離婚した両親にも頼れない・・・」
の書き込みは、心が痛い。
誰かに助けてもらいたかったのではないだろうか。
犯人に同情しているわけではないが
彼の心の暗闇の部分(誰にでもある)が
増大されてゆくのが見えるのは哀れであり怖い。
自分が経験していない事ではないからだ。
若い頃や現在でも、自分を振り返れば
十分にあった苦い経験。
挫折感、自暴自棄の時代もあった。
(息子曰く「僕は挫折感をあじわったことは一回も無いゾ」
そうなんだ!! それは私にとっては
すごく嬉しい言葉だった。
「良い子を演じてきた」・・・ともあったが
私も、幼い頃は、どちらかというと
そっちタイプの人間であったと思う。
家族を安心させたり、心配させまいとして
明るい子を演じてきた。
お勉強はできなくて
その意味では家族を喜ばせられなかったけど・・・・。
彼は病んでいるのは事実だ・・・・。
もしかして罪にはならない・・・なんてこともあるかもしれない。
しかし、安全神話は崩れ去った日本の将来を憂う。
孫が成長するときには、
道を誤ったことを悔い改めた
新たな心安らかな日本になっていてほしいと祈る。