コロナ禍になったら和むと言うことをすっかり忘れてしまいました。
誰かと和む。
家族と和む。
飲食店に入ってもアルコールの提供はしていない店ばかりです。
やたらと早い閉店時間に、マスクをして、衝立越しの会話です。
小声で話す。
耳の悪い私には聞こえません。
食べたらさっさと帰る。
お互いに距離を置く。
他県をまたいで外出はしない。
買い物をしても距離を置いてレジに並ぶ。
あらゆる制約の中で我々は息の詰まるような生活を余儀なくされています。
ましてや自宅では認知症の母の介護もしなければなりません。自由に友達と会うことも許されず、外出も制限され、ストレスは溜まる一方です。
明日の見えない暮らしに私たちはどのように生きて行けばいいのでしょう?
リモートでZoomばかりの日々は、その場は楽しくてもどこかに空しさが残るのです。
マスクの下に隠した人々の悲しみや苦しみはいつ癒えるのでしょう?