昨日の夕方、駅前の薬局へお薬を取りに行きました。
エレベーターを降りて一階のホールへ出たら、一階のSさんの奥さんと逢いました。
今月第一日曜日のお掃除の時、始めて私の病気のことを知ったそうで、
改めて入院や病気の報告をしたのでした。
Sさんもかつて大腸癌で腸を50センチも切ったそうです。
「私もね、大変だったの。でもね、今こんなに元気になったんだから
絶対に大丈夫!!
誰でも毎日不安との戦いだもの。心細いのは当たり前よ。
でも、決して悲観的にならないで心を強く持ってね!
私でよかったらいつでもいらっしゃいね。頑張って!!」
本当に心細い毎日です。
でもSさんがおっしゃるとおり、悲観的になっていてはますます悪循環になるばかりです。
今、私がするべきことは毎日規則正しく、少しでもいいからきちんと食事をして薬を飲む。
編み物でも今まで出来なかった新しい編み方に挑戦したりして、小さな作品をたくさん作るなど。
それによって楽しみや生きがいが出てくると思います。
達成感やいろいろな満足感、喜び、楽しさは絶対に必要ではないでしょうか~~。
入院中にお友達になった「ガントモ」
退院してから毎日のようにメール交換しています。
お互い「死」と向かい合わせの毎日の中での不安は皆同じです。
近所のお友達が殆どですが、近くてもなかなか逢えない。
ほんとにメールって有難いです。
昨日本屋さんで買ってきた某雑誌は「癌特集」で、こんなこと書いてありました。
「いくら高度な治療をしていても、そればかりに頼っていては絶対に良くならない。
でも、本人の考え方を変える事で治癒力が上がってくる。」
病は気から。何でもプラス思考で考えることはとても大切ですよね。
確かにわかるような気がします。どうせ癌だから、とか、どうせ動けないんだからとか
そういう風に考えているだけでも卑屈になってしまうもの。うんうん。
偶然見つけたこの本、すごくいい本!!
中身なんか老眼で見えないから「癌特集」というだけでえ買ってしまったけれど、買ってよかった。
一気に元気が出てきました。
今でも、パソコンの前に5分も座っていると、背中が痛くなってきます。
背中を伸ばしたり、猫背になったりしてなんとか座っていると、だんだん慣れて来るようです。
これを、痛くなるからと座らないでいてはいつまでたっても同じことです。
自分は癌だからといって凹んでいても何も始まらない。確かに癌で身体が動かなくなってしまったけれど
気持ちだけは明るくしていきたいと思います。