12/3 フランス 政府に抗議しているのはどんな人たち?
テレビで見る限り、暴徒だ。
フランスの国に抵抗するのは今始まったことではない。
フランス革命には市民からの指導者的立場の人はいたけど
革命には国民が参加した。
国王その他の貴族をを死刑にするという流血もあった。
私が記憶している国民の抵抗は1968年の学生運動。
パリの道路はパベという石でできていた。
学生たちはその石は掘り起こして、警官たちに投げた。
このあと、パリはパベをやめて、アスファルトになった。
だいたいどこかの組合がストやデモをやったとしても
その他の国民はたいてい同情的で文句も言わずに堪えた。
フランスに行ってから、すごく迷惑に感じたストが郵便局のストだった。
だいたいフランス人の何かに対して始まるストやデモは
9月の休みあけに始まる。
あの長い郵便局のストは何が原因だったのか思い出せない。
数か月続いた。
郵便局が数か月のストなんて、今なら他の手段があるからたいしたことないと
お思いだろうが、日本との通信は電話・電報を除けば郵便しかなかった。
まだFaxだって出回っていなかった。
どこの国も多かれ少なかれ企業を優先する。
それに今回は燃料税が上がったとか。
70年代ならトラックの運転手のストだっただろうか?
今回のデモは組合などの主導のものではなく、SNSで呼びかけてと
今朝、タケローで聞いた。
だからどんな人たちが参加しているんだろうと思ったのだ。
あんなテレビで見るような炎にまかれた町なんて見たことがなくて
胸が痛む。
パリにいる友人たちが心配になる。
マクロン大は40ちょっとなら、若者の雇用問題はよく知っているはず。
企業優先の政治なら、雇用を求める若者に不利なものなんだろうと思う。
大学では就職できないから、大学院まで学歴を伸ばす学生が増えた。
だけど、学業ではない、職歴が大事なんだと言われたら
若者たちはなんと対応したらいいのだ?
でもSNSで集まった暴徒はそういう若者かわかったものではない。
でもフランスのひどい天候が伝えられれて友人に聞いたところ
日本のメディアの誤報だったことがあった。
火炎瓶の飛び交うような抗議デモが本当かどうか私にはまだ確信が持てない。