5/12 たまむすびで蜂の話している・・・・
蜂は虫の中で一番好きな虫かも。
虫もちゃんと考える能力あるの気がついたことありますか?
いろんな感情もあるみたい。
冬のある日、動けなくなっていた蜂の種類の虫に
外に出す時間もなかったので、パウンドケーキのひと塊をやって
出かけた。
帰宅したら小さい花粉の塊みたいな団子が窓のそばに落ちていた。
あの蜂が作ったのだとすぐわかった。
寒くて、お腹がすいて、そのままにしておいたら
死んでいただろう蜂。
でもその団子は取りには来なかった。
その蜂はアシナガでもミツバチでもない。
それから数か月経って暖かくなった外でバスを待っていたら
あの時と同じ種類の蜂が側に来た。
プンプン私の胸の中を飛んでいた。
会えたことを喜んでいるみたいに感じた。
同じ子か仲間?
仲間の可能性はある。
あのケーキで生き延びたかもしれない仲間。
何度か書いたけど、私が道で拾った岩ツバメ。
なんで地面に落ちていたか知らない。
私は生肉を刻んだものを口の側に持って行ったけど
何も食べなかった。
でも水だけは飲んでくれた。
枕元の下において、時々水をやって、一晩中気にしていた。
ウトウトしてハッと目がさめたときは死んでいた。
翌年の夏よ、そのツバメの家族の群れが私の部屋の前をグルッと
回って行った。
鳥がテレパシーで伝達することの証拠のひとつ。
あの子はひん死の中で、自分の居る場所を伝えた。
私のことも話したんだと思う。
その日があの子の命日かどうかは覚えていない。
岩ツバメって日本で見るツバメとはちょっと違う。