5/3 母スズメは子スズメを羽で抱き抱え おっぱいをあげる
のかと思うような仕草だった。
だいたい子スズメを私の部屋に置いていくのが間違っている。
食べるものは窓辺にたくさんあったけど、
その子はまだ自分では食べられないのだ。
ママ、ママってかん高い声で一日中泣いた。
鳴くの間違いではなく、泣いたのだ。
私が近づくと一応逃げる。
夕方が近づいて私はこれが一晩中続くのかなって
こっちが泣きたくなったくらいだ。
そこへ母親が来た。
母親は両方の羽で子スズメを抱き寄せた。
エ? と思うくらいそれはおっぱいをあげようとする
母親の仕草だったのだ。
母親は口から食べ物を出して子供に食べさせて
危ない、危ないと言いながら飛んで行った。
残された私はちょっと傷ついていた。
何が危ないだい!
雀の言葉で理解できる言葉が、危ない、ご飯・食べ物があるよ
お出で、ここ、当時はもっとあったと思う。
日本の雀もここ、危ないは似たような言葉だ。