東福寺から帰るとすぐに夕飯を食べて、今度は父親と「桂米朝一門会」へ
この「桂米朝一門会」は2年ほど前から父親の同級生がチケットを取ってくれはるので毎年その同級生のご主人も一緒に4人で見に行ってます
チケットと一緒にもらったチラシを見てみると米朝さんの名前がない…
やっぱり無理やわなぁ
さすがにもう高座は無理みたいやけど毎年顔を見せてくれてはってんけどなぁ。
演目とあらすじを紹介
ネットで調べて載せてるので間違ってたらご容赦を
落語通のtoday83さん注釈があればよろしく
まずは前座の桂二乗さん「つる」
◇散髪屋で物知りの男の噂を聞きつけ、問答に来たアホの男。「南京虫は脚気になるか」「トンボはめばちこ(物貰い)を患うか」などを聞くが、常識的なことを聞けとたしなめられる。 それではと、散髪屋にあった掛軸の絵の鶴について尋ねると、昔は「首長鳥」と呼んでいたと聞かされ、重ねてなぜその後「つる」と呼ぶようになったかを尋ねる。
そこで、鶴が唐土(もろこし)から飛んで来た際、「雄が『つー』っと」、「雌が『るー』っと」飛んで来たために「つる」という名前になったと教えられる。この男が実は嘘だと言うのも聞かず仕舞いに、今仕入れたばかりの知識を町内に披露しに行くアホの男。
訪れた先で、いざ披露。「つる」の由来について半ば強引に教えるも、「雄が『つるー』っと」と言ってしまったために困り果てる。 一旦物知りの男のもとへ戻り、再びレクチャーしてもらう。 今度は「雄が『つー』っと来て『る』と止まった」と言ってしまったため、苦し紛れに「雌が黙って飛んで来よった」
これはとっても有名なお話で私も何度か聞いたことあります
桂紅雀さん「いらち車」
◇南へ行きたい客がつかまえた車屋は、足が遅すぎて目的地にたどり着けない。次につかまえたのは足が速いことが自慢の車屋。走り出したら止まらず、気がつくと目的地を通り越して遠くの地まで来てしまう。例えば、梅田のほうへ行きたいが、奈良あたりまで来てしまう。そして引き返すことになる。ふたりめの車屋に連れて行かれる先や最後にたどりつく先は、演者によってさまざまだが、それぞれの地名や場所で笑わせる話。
スピード感があってとっても面白かったわ
桂米團治さん「掛け取り」
◇八五郎の家は大晦日だというのにお金がない。そのことで女房とけんかになり、困った八五郎は借金取りの好きな趣味で断りをしてやろうと思いついた。
狂歌マニアの大家相手には「貧乏をすれど我が家に風情あり、質の流れに借金の山」などの狂歌を並べる。最後は歌舞伎の菅原伝授手習鑑のパロディに持ち込んで返済の延期を約束させてしまう。
芝居好きの酒屋の番頭には、番頭を仮名手本忠臣蔵の上使に見立てて招きいれ、近江八景の駄洒落で言い訳した後芝居がかりで追い払ってしまう。
三河屋の旦那には、旦那を三河万歳の「才蔵」に見立て、漫才の調子で「勘定なんかできねぇ」「できなけれぇば、待っちゃろか」の掛け合いに持ち込み、最後には呆れた旦那が「ならばいつ払えるんだ」と問うと、「ひゃーく万年もォ、過ぎたなら(払います)」
米團治さんが好きなクラッシック音楽の作者の名前を使ったりしてアレンジされてありました
たとえば「そんなバッハ(ばか)な」や「払ってモーツアルト」みたいな today83さんがくいつきそう
それがまた面白くて
中トリが桂ざこばさんの「やぶいり」
◇昔の丁稚奉公では年に2度、盆と正月の16日に薮入りと言って、実家に帰ることを唯一の楽しみにしていた頃のお噺。
両親は、子供以上に息子が薮入りで帰って来るのを幾日も前から楽しみにしている。
前日になると息子をどこに連れて行ってやろうか?とか、何を食べさせてやろうか?とか一睡もしないで待っている。
当日は家の前を朝早くから掃除をして、今か今かと待っているところに奉公に出した息子が帰って来る。
さっそく息子に新しい着物を着せ銭湯に行かせる。置いていった紙入れの中を見ると5円札で3枚も入っている、15円といえば大金。悪い心でも起こしたのだと思い込み、息子が湯から帰って来ると親父さんはいきなり殴ってしまう。
泣き出す息子を母親がなだめて訳を聞くと、ネズミを捕まえては交番に持って行き、懸賞に当たってもらったお金をコツコツと貯め、今日は薮入りと言う事で主人に預けておいたお金を主人から頂いて親孝行しようと持って帰ってきたのだ、っと聞いて両親は感動して
「これからも ご主人さんを大切にしろょ、これもやっぱりチュウ(忠)のおかげ」
ざこばさんは去年の「子は鎹」の方が良かったなぁ…
父親が言うには少しアレンジが中途半端やったん違うかなぁ?とのこと。
中入り
中入りが終わり緞帳が上がるとなんと米朝さんが息子の米團治さんと座ってはりました
米朝さんは去年より一回り顔が小さくなってはる感じやけどお元気そうで良かったです
毎年来ているのに今年だけ来れないのは悔しいと言って来てくれはったそうです
何話さはった訳ではないけど出はっただけで締まるなぁ
桂干朝さん「かわり目」
酔っ払って帰ってきた夫と奥さんのやり取りです
あらすじを探したんやけど見つからず…
酔っ払った夫が酒を出せとかつまみが欲しいとかポンポン言いながらも奥さんに甘えてるねん
桂南光さん「花筏」
あらすじが長かったのでリンクを貼らせて頂きました
上手いなぁ
ほんま大爆笑で終わりましたわ
隣のお客さんなんかは「アンコールないかなぁ」て言うてはったくらいやしなぁ
父親は仕事しながらラジオで良く聞いてたそうで今回の演目は全部知ってたそうです
でも演者によって話がアレンジされるのでまた違う楽しみがあったようです。
落語はもともと興味があり北村薫著「空飛ぶ馬」などの『私』と『円紫師匠』のシリーズやドラマ「タイガー&ドラゴン」で好きになり
あーちゃんがまだ東京に住んでたとき浅草寄席にも行きました
全く詳しくないねんけどな
あーちゃんも落語好きやねん
そういやベトナムにも誰か来はったって言うてたなぁ
また一年後が楽しみです
あーちゃんも来年この時期に帰ってこれたら一緒に行けるのにね
この「桂米朝一門会」は2年ほど前から父親の同級生がチケットを取ってくれはるので毎年その同級生のご主人も一緒に4人で見に行ってます
チケットと一緒にもらったチラシを見てみると米朝さんの名前がない…
やっぱり無理やわなぁ
さすがにもう高座は無理みたいやけど毎年顔を見せてくれてはってんけどなぁ。
演目とあらすじを紹介
ネットで調べて載せてるので間違ってたらご容赦を
落語通のtoday83さん注釈があればよろしく
まずは前座の桂二乗さん「つる」
◇散髪屋で物知りの男の噂を聞きつけ、問答に来たアホの男。「南京虫は脚気になるか」「トンボはめばちこ(物貰い)を患うか」などを聞くが、常識的なことを聞けとたしなめられる。 それではと、散髪屋にあった掛軸の絵の鶴について尋ねると、昔は「首長鳥」と呼んでいたと聞かされ、重ねてなぜその後「つる」と呼ぶようになったかを尋ねる。
そこで、鶴が唐土(もろこし)から飛んで来た際、「雄が『つー』っと」、「雌が『るー』っと」飛んで来たために「つる」という名前になったと教えられる。この男が実は嘘だと言うのも聞かず仕舞いに、今仕入れたばかりの知識を町内に披露しに行くアホの男。
訪れた先で、いざ披露。「つる」の由来について半ば強引に教えるも、「雄が『つるー』っと」と言ってしまったために困り果てる。 一旦物知りの男のもとへ戻り、再びレクチャーしてもらう。 今度は「雄が『つー』っと来て『る』と止まった」と言ってしまったため、苦し紛れに「雌が黙って飛んで来よった」
これはとっても有名なお話で私も何度か聞いたことあります
桂紅雀さん「いらち車」
◇南へ行きたい客がつかまえた車屋は、足が遅すぎて目的地にたどり着けない。次につかまえたのは足が速いことが自慢の車屋。走り出したら止まらず、気がつくと目的地を通り越して遠くの地まで来てしまう。例えば、梅田のほうへ行きたいが、奈良あたりまで来てしまう。そして引き返すことになる。ふたりめの車屋に連れて行かれる先や最後にたどりつく先は、演者によってさまざまだが、それぞれの地名や場所で笑わせる話。
スピード感があってとっても面白かったわ
桂米團治さん「掛け取り」
◇八五郎の家は大晦日だというのにお金がない。そのことで女房とけんかになり、困った八五郎は借金取りの好きな趣味で断りをしてやろうと思いついた。
狂歌マニアの大家相手には「貧乏をすれど我が家に風情あり、質の流れに借金の山」などの狂歌を並べる。最後は歌舞伎の菅原伝授手習鑑のパロディに持ち込んで返済の延期を約束させてしまう。
芝居好きの酒屋の番頭には、番頭を仮名手本忠臣蔵の上使に見立てて招きいれ、近江八景の駄洒落で言い訳した後芝居がかりで追い払ってしまう。
三河屋の旦那には、旦那を三河万歳の「才蔵」に見立て、漫才の調子で「勘定なんかできねぇ」「できなけれぇば、待っちゃろか」の掛け合いに持ち込み、最後には呆れた旦那が「ならばいつ払えるんだ」と問うと、「ひゃーく万年もォ、過ぎたなら(払います)」
米團治さんが好きなクラッシック音楽の作者の名前を使ったりしてアレンジされてありました
たとえば「そんなバッハ(ばか)な」や「払ってモーツアルト」みたいな today83さんがくいつきそう
それがまた面白くて
中トリが桂ざこばさんの「やぶいり」
◇昔の丁稚奉公では年に2度、盆と正月の16日に薮入りと言って、実家に帰ることを唯一の楽しみにしていた頃のお噺。
両親は、子供以上に息子が薮入りで帰って来るのを幾日も前から楽しみにしている。
前日になると息子をどこに連れて行ってやろうか?とか、何を食べさせてやろうか?とか一睡もしないで待っている。
当日は家の前を朝早くから掃除をして、今か今かと待っているところに奉公に出した息子が帰って来る。
さっそく息子に新しい着物を着せ銭湯に行かせる。置いていった紙入れの中を見ると5円札で3枚も入っている、15円といえば大金。悪い心でも起こしたのだと思い込み、息子が湯から帰って来ると親父さんはいきなり殴ってしまう。
泣き出す息子を母親がなだめて訳を聞くと、ネズミを捕まえては交番に持って行き、懸賞に当たってもらったお金をコツコツと貯め、今日は薮入りと言う事で主人に預けておいたお金を主人から頂いて親孝行しようと持って帰ってきたのだ、っと聞いて両親は感動して
「これからも ご主人さんを大切にしろょ、これもやっぱりチュウ(忠)のおかげ」
ざこばさんは去年の「子は鎹」の方が良かったなぁ…
父親が言うには少しアレンジが中途半端やったん違うかなぁ?とのこと。
中入り
中入りが終わり緞帳が上がるとなんと米朝さんが息子の米團治さんと座ってはりました
米朝さんは去年より一回り顔が小さくなってはる感じやけどお元気そうで良かったです
毎年来ているのに今年だけ来れないのは悔しいと言って来てくれはったそうです
何話さはった訳ではないけど出はっただけで締まるなぁ
桂干朝さん「かわり目」
酔っ払って帰ってきた夫と奥さんのやり取りです
あらすじを探したんやけど見つからず…
酔っ払った夫が酒を出せとかつまみが欲しいとかポンポン言いながらも奥さんに甘えてるねん
桂南光さん「花筏」
あらすじが長かったのでリンクを貼らせて頂きました
上手いなぁ
ほんま大爆笑で終わりましたわ
隣のお客さんなんかは「アンコールないかなぁ」て言うてはったくらいやしなぁ
父親は仕事しながらラジオで良く聞いてたそうで今回の演目は全部知ってたそうです
でも演者によって話がアレンジされるのでまた違う楽しみがあったようです。
落語はもともと興味があり北村薫著「空飛ぶ馬」などの『私』と『円紫師匠』のシリーズやドラマ「タイガー&ドラゴン」で好きになり
あーちゃんがまだ東京に住んでたとき浅草寄席にも行きました
全く詳しくないねんけどな
あーちゃんも落語好きやねん
そういやベトナムにも誰か来はったって言うてたなぁ
また一年後が楽しみです
あーちゃんも来年この時期に帰ってこれたら一緒に行けるのにね