昨日栗生山にいった記事の最後に浦松佐美太郎の「たった一人の山」のなかの一文を書き加えておいた。
「登山とは山を見つめ、自分の心を見つめながら、山に登るスポーツである。どんなに大勢の仲間と一緒に山へ登ろうと、山を見つめ、自分の心を見つめるものは、自分ひとりなのである。登山とは、しょせんは自分ひとりのスポーツなのである。」
chimoさんが大学生の時、 かった本だが定価390円とある ww
弟子がツイートしていいかというので、いいよと応えておいたが早速反応があったようだ。
この文は「あとがき」のあとの「新版に際して」のなかに書いてある。
1967年12月の日付がある。
「登山とは山を見つめ、自分の心を見つめながら、山に登るスポーツである。どんなに大勢の仲間と一緒に山へ登ろうと、山を見つめ、自分の心を見つめるものは、自分ひとりなのである。登山とは、しょせんは自分ひとりのスポーツなのである。」
このあとの文が重要なのだが書かなかった。
ここで書き加えておくことにする。いつも弟子にいっていることなのだがなかなか理解できないようだ。
「山へ登る人の数があまりにも多くなったから、登山というスポーツがつまらなくなったのではなく、仲間にたより、仲間を意識し、仲間としゃべり合い、山を見つめることもなく、自分の心を見つめることもなくなったから、登山というスポーツが団体旅行と同じところまで転落し、そしてつまらなくなってしまったのだと思う。」
弟子はいま山が楽しくて仕方ないようだ ww
登山というスポーツが つまらなくなってしまわないように心がけて欲しいものだ。
浦松佐美太郎は最後にまた同じ言葉を繰り返している。
登山にたいする気持ちが伝わってくる一文だ。
「最後にもう一度繰り返しておこう。登山というスポーツは、しょせんは、たった一人のものなのだ。山を見つめ、自分の心を見つめるのは、自分ひとりでなければできないからであり、それはまた純粋と正直とを極度に要求するスポーツなのである。」
少し変えてあるところがイイ ^^
NHKで裏磐梯をやっている。
檜原湖のちかくだな。若い頃いつもいっていたところだ。
民宿のオジサン・オバサン元気かなぁ~~~
今度いってみようかな ^^
ウィキによると
栗生山(くりゅうさん)は、群馬県桐生市黒保根町にある、標高968.2mの山。
黒檜山(赤城山)・荒神山とともに、桐生市の黒保根地区を代表する3つの山の一つである。
山頂からは袈裟丸山・赤城山がよく見える。また、山の麓には栗生神社があり、地元の人々の信仰の対象となっている。登山道が敷設されているが、登山客はそれ程多くはない。
1ヶ月ほど前一般ルートとは違う道をたどりあと一歩のところで撤退。
一人では危険すぎた。><
今回は通常ルートをたどる。
栗生神社鳥居前のスペースに駐車。
5.6台は駐車できる。
日曜日だというのに誰もいない。前回は足尾からやってきた老カップルとソロの登山者がいたのだが。
ウイキにある通り登山客はすくない。
結局、この日は誰にも会うことはなかった。
「たった一人の山」を十分に楽しんだ。
上の写真で右側の林道が前回行った道。途中で消える ><
それでも進むと絶壁に近い登り。一人では危険だった。
鳥居をくぐって石階段を上る。
すぐに栗生神社本殿が現れる。
水場を期待したのだが枯れていた。
トイレはある(下の写真の建物右側)
木製のでかい刀状のものがいくつもかけてある。祭りに使うものだろう。
本殿
本殿うらにある本当の本殿
県指定の重要文化財のようだ。
りっぱな彫り物がしてあるが屋根付きの建物がじゃまでよく見えない ><
左側にあるのは舞台。神楽でもやるのだろうか。
なんと言ってもこのあたりやたらと修業場がおおい。
ここも山岳信仰の修業場のひとつなのだな。
写真中央部が栗生山登山口になる。
栗生神社の大杉。 樹齢1200年だとか。まだまだいけそうだな w
登山道入り口に戻る。
通常なら1時間で頂上に着くらしい。
11:00スタート。13:00までに着けばよい。ゆっくり行こう。
最初はこんな感じ。きれいな杉林の中を行く。
すぐにコンクリート舗装された林道に着く。
この道がきつい。つま先で歩く感じ ><
15分ほどでコンクリート舗装は終わる。
いよいよ登山道だ。
最初は緩やかだが徐々に勾配がきつくなる。
直登にちかい ><
登ってきたところを振り返る。疲れたぞ ><
ところどころに熊出没注意の標識。あたらしい ><
周り一面独特の獣臭がする。イノシシがいるとこの臭いとおなじだ。
イノシシなのかな ><
のこり300mまで来た。
分かりつらい標識だな。
左側に行くのが通常ルート。
よく見ると右側を登るルートがある。ピンクテープも連続してあるのが見える。
稜線まで直登だ。
まだ13:00にはなっていない。
行ってみた。
これが結構やっかいな道だった。
踏み跡がない。崩れやすい。
やっと稜線に着いた。
頂上直下のこの岩のところで休憩。
昼食にする。
涼しくてイイ。天国だな~~~~ 。
1時間ほど休憩。
すぐ横の頂上に行く。
三角点は2等三角点。
見晴らしはよくない。
ちかくに展望岩があるらしい。右側に行けば石宮。
どちらも行き止まりだという。
前回来たときはこの石宮の直下まできたのだな。
こちら側にはキケン・行き止まりの標識もあった。 ><
行き止まりの道を逆から登ろうとしていたのだ ><
やはり撤退は正解だったのだ ^^
(あと少しでいけたんだがなぁ~~~~ w)
展望岩の方向にいってみた。
木の間から赤城が透けて見える。
展望岩近くに行くと赤城がで~~~んと登場。
いつも見る赤城とは形が違っている。
雨上がりで霞んでいるのが残念。
袈裟丸山がみえる。皇海山はみえないな。いやみえているのかな w
足下をみるとあちらこちらにイワカガミの群生。
花は付けていない。
前回来たときならさいていただろうになぁ~~~ 残念。
そういえばここ栗生山はアカヤシオもきれいに咲くという。
なぜ人気ないのかな。
石宮の方に行ってみる。
まだ新しい。横にあった奉納書によると平成の修行者が奉納したようだ。
こちらにもイワカガミの群生。来年またきてみるかな。
ここで行き止まり。
下山は一般ルート。頂上部分に標識がある。
すぐに分岐がある。
行きに直登ルートをとった分岐に到着。
通常ルートは楽だったな www
みなおしてもすぐ上に稜線みえるものな~~~
直登したくなるよ www
いろいろ遊んだ結果16:30駐車場に到着。
楽しかったが結構疲れたぞ。
たった一人の山 浦松 佐美太郎
「登山とは山を見つめ、自分の心を見つめながら、山に登るスポーツである。どんなに大勢の仲間と一緒に山へ登ろうと、山を見つめ、自分の心を見つめるものは、自分ひとりなのである。登山とは、しょせんは自分ひとりのスポーツなのである。」
むかし読んだ本だがどこかにしまい込んじゃったな。
さがしてみるかな。
山行は中止。あつすぎる。
山道具の点検、虫干し、調整を始めた。
ついでに涸沢行きのにづくりも w
今週週末は晴れ。来週の週末は涸沢に行く予定だが雨っぽい ><
雨の中を6時間以上歩くのはイヤ。
どこかいってくるかな。
桐生の梅田ダムの奧にある根本山もいいな。
city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/i…
ここ桐生川源流林も「水源の森100選」にえらばれてるな。
森林浴の森100選にも選ばれている。
奧利根水源の森とかたをならべているのか ^^
群馬はいいところだったんだな www
苔の生えたブナの巨木に張り付いていたキノコ。
何て名前だろう。
直感ではたべられそうだが www pic.twitter.com/zBfd7Rulct
ギンリョウソウは最後にはこうなるらしい。
鬼太郎のトーちゃん www
今度はこの状態を撮りたいものだ。 pic.twitter.com/ILNn60Gh6i
ギンリョウソウについて
ウィキから抜粋します。
ギンリョウソウ(銀竜草、学名:Monotropastrum humile )はシャクジョウソウ科の多年草。腐生植物としてはもっとも有名なものの一つ。別名ユウレイタケ。
森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。古くは周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていて、そのように書いてある著作も多いが、腐葉土から有機物を得る能力はない。
地下に短い地下茎と太く絡まりあった根から成る塊があり、花が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4-8月ごろに地下から花茎を伸ばし、最大約15cmほどまで伸びる。色素はなく全体が透けた白色だが、花が咲くと柱頭は紺色である。茎には鱗片状の葉を多数つける。
花茎は多数が集まって出る。枝分かれせず、先端に一輪の花をつける。花は横からややうつむきに咲き、全体は円筒形。先端がやや広がる。やはり白だが、若干赤みを帯びることもある。花の先端からは雄蘂と雌蘂の先端が見える。雌蘂の先端は円形でやや平たく、青みを帯びるのが際立って見える。マルハナバチなどが訪花して受粉に与る。花期が終わると地上の植物体は黒く変色し、液果をつける。
似た種にギンリョウソウモドキがある。ギンリョウソウモドキは同じ科のシャクジョウソウ属シャクジョウソウに近く、花期が秋にずれ、果実は果である。
そかそか。
先端のうつむき加減の部分が花なんか。
茎の鱗状のものが葉っぱなのね。
よ~~~~~くわかりました。
こんど山でウンチクたれよう www
「ウンチクを垂れる」は「ウンチクを傾ける」の誤用らしいが垂れるのほうが
いいね。垂れてるヤツをちょっと小馬鹿にしている感じがイイ ww
1ヶ月ちょっと前、太田市にある子供の国の遊歩道でも見られるというので
1時間以上探したが会えなかった><
田代湿原遊歩道でこんなに簡単に見つけられるのならもっとはやくくればよかった。ww
じつはね w
武尊田代湿原からキャンプ場に戻った後、森の中のテン場をさがしてみたんですよ。
どういう場所に生えるのかは湿原遊歩道で学習ずみ。
いとも簡単に見つかりました。
水源の森のテン場(車がはいれないのであまり使われていない)
土の部分から草地にかわるところの枯葉がたまったところにいます。
撮った写真を貼り付けておきます。
立派だね
これからおおきくなるのかな。
土のなかからせりだしてきています。
倒れた部分はどうなるのかな。
立ち上がれるのかな。(たぶんダメだと思うヨ w)
今度太田市の群馬子供の国の遊歩道でもみつけるぞ ww
ギンリョウソウモドキ
8-10月にかけ、地下茎から地上に花茎を形成し開花する。花茎には鱗片状の葉を密生し、先端に一個だけ花をつけること、花は横かうつむきに咲くこと、全体が透明感のある白であること、いずれもギンリョウソウと同じである。ただし、ギンリョウソウより数はずっと少ない。
ギンリョウソウとギンリョウソウモドキの違いは、前者が液果になるのに対し、後者は果になる。また、花弁の縁がギンリョウソウではなめらかであるのに対して、ギンリョウソウモドキは細かく裂ける特徴がある。
よ~~~し
今度はギンリョウソウモドキだな。
違いは季節と果だけか。
最初はギンリョウソウと同じだが最後はこうなるらしい www
マジックで顔を描きたいヤツだね w
ウンチクウンチク www
コバイケイソウはきままな花らしい。
花の咲く年とさかない年があるとか。
武尊田代湿原は当たり年だね。
8月まで見られそう。
尾瀬でも咲いているよ。
水源の森ではたんぽぽまで完全なかたちをしているなぁ~~~
写真はキャンプ場に生えていたタンポポの綿毛。 pic.twitter.com/y9AamOfmjd
キンポウゲはウマノアシガタっていうんだね。
キャンプ場にいたキンポウゲ。 pic.twitter.com/oTJy5iTF6q
周回遊歩道分岐に戻り、湿原の南側の遊歩道を帰る。
こちらの遊歩道は快適。
北側と同じく遊歩道脇の枯葉の中からギンリョウソウが 顔を出している。
見慣れたせいか興味はなくなってきた www
湿原をのぞき込める場所は限られていた。
これは来たとき遠くに見えたコバイケイソウの群落だな。
ここで一周したことになる。
丁度11:00。
周回を始めたのが10:10だったから、なんだかんだやっても1時間かかってない。
一部を除けば楽しい遊歩道だったかな ww
20分ほど休憩。
胸に群馬県のカードを付けたパトロールの方にあう。
横断する木道のところでご夫婦にあったから、今日二組目だな ^^
薄日が差してきた。
腹も減った。
このまま帰宅するつもりだったがキャンプ場に戻ることにした。
テントを乾かそう。ごはんもつくるかな ww
キャンプ場にはリハビリのオジサン一人だけ残っていた。
話しかけてくる。
「いってきましたか」
「ハイ。花はのこってましたよ」
「私も行ってきますネ」
オジサンは中央突破でいくらしい。
みあげたものだ ww
昼食後、森の中の写真をとったり新しくかけられた橋を撮ったりしてテントが乾くのを待つ。
そのあいだにも車が2.3台入ってきた。
トイレ休憩だな www
雲行きがおかしくなってきた。
もう1泊とも考えたが今夜も水攻めじゃかなわない。
2時半に水源の森を出発。
5時半帰宅。
満足できる結果だった。
おしまい
アドバイス
南側の遊歩道を行けば(chimoさんとは逆まわり)汚れることなくヒメカイウ群生地にいける。
湿原内の木道のところにはスタート地点にもどって右回りでいけばいい。
距離はたいしたことない ^^
水たまりは1箇所だけ10~15m