

出会いと別離を同時に宿し
僅かな時を咲ききる
とどまりなく流れる時への想いが花に託され
人々の心に深く刻まれ続ける
散りゆく姿に歴史の移り変わりが重なり
絵巻物のように解かれてゆき
過ぎ去り訪れ来る時の広がりに
人々の想いが咲く花のように浮き上がる
花と共に咲くわたしの生命(いのち)もまた
悠久の時の中に流れ散る
今一時 花を心一杯に咲かせ
気高く潔い姿を刻み学ぶ
花に呼ばれてある時 花が教えてくれる
いつかの生で刻んだ想いを
過去から未来に連なる時の流れが
今この瞬時にあると

