光の森

~記憶のかなたの故郷~

長閑な夏の一日

2014-07-12 20:03:20 | 移りゆく時~想い

土曜日。休日の夏の朝は、まだ冷房が入っていないようで、窓や戸が開けてある。隣り合った裏庭を介して、そこから遅い朝食の後片付けの食器のぶつかる音が聞こえて来る。耳を澄ませば公園の蝉の声が、暑さで覆われた夏の奥深くに染込んで響いている。北東からの陽射しが、南に移り高くなると蜂が木槿の花に蜜を吸いにやって来た。また蟻は聖地を目指す巡礼のように、休みなくまっしぐらに幹や枝を登り降りしている。今日は風があったので、風鈴がよく鳴った・・・幾つも過ぎた夏を思い出させる暑い一日。

      

                 

          

        

            

       


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