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インド道路事情

2007-08-11 21:09:15 | インド旅行記
あなたの“常識”は、わたしのそれと同じとは限らない。
こんなにも当たり前で大切なことが
日常ではともすれば置いていかれがちである。


インドは人間のるつぼ、原型の塊って言われてるらしいけど、10億以上の人たちがひしめくこの国は、単に「何でもアリ」な国ではないことを実感する。



・・・なんて!!良くいえばこんな感じだけど、驚きの連続だったよ実際!

都市部の道路は思ったよりも事情が良くて、広い道路は4車線。中央分離帯もあったし、快適(ちなみに、一番上のおっきい写真の中央にぼーーっと見える茶色いのが、デリーのインド門です。)

道路を走るのは車だけじゃない!ちょっと特殊なのはリクシャーかな。



第二次世界大戦前に日本から輸入し、広まった“人力車”⇒“りきしゃ”⇒“リクシャー”・・・とのこと。運転席部分がバイクになっているものがほとんどで、街を歩いていると乗ってかない?ってよく声をかけられます。バイクのものは正確には“オートリクシャー”、前部が自転車になってる、“サイクルリクシャー”もあるよ。

もちろん、ご期待にも沿います
荷物も人もいっぱい積んでるトラックや、いきなり逆走してくる車(ホント怖かった。。)、極めつけは、やっぱり牛さん!!!

道路の真ん中を歩くのはもちろん、フツーに道路を横断してきたり、分離帯の近くで寝てたり、通気口の近くで風を受けながら涼んでいたり、どんな行動も許される牛さんその免罪符、欲しいかどうかと訊かれると微妙なところですがね。
宗教についてはのちほど触れたいと思うけど、生活のいたるところで見られる、というか全てなんだろうなぁって実感することの連続。

道路沿いにはおさるさんもいました


でもでもっ「そりゃねーべ!?」って思うことだって、いっぱいあったよぉー

基本、クラクションの音は常に鳴り響いてます。“鳴り響く”、耳には優しい言葉だけど、この街のクラクションたちは、決してあたしたちの耳にも心臓にも優しくないっ
自分の存在感をアピールするように、やかましく鳴るクラクションは、鳴らさなければ忘れ去られてしまう・・・そんな一種の恐れすらも感じました。まぁ、単により早く、より効率よく前に進みたいだけなんだろうけどね。

車線変更の合図はあってないようなもの。あたしが乗せてもらった車も、狭い車間をすいすい泳いでいました。

信号は、合流地点でも分岐点でも、ほとんどないなぁって印象これでも増えたらしいんですが。
日本は場所によっては信号多すぎって思うけど、この国はなさすぎだーー。

そして、たまぁにある信号待ちでは、待ってましたとばかりに物売りのおばちゃんたちが近寄ってきます。コンコン、と窓を叩いては風船やら果物やらを見せて、車と車の間をぬうように歩き回っていました。道端にも、野菜や果物の山が・・・

どこにいってもこんな感じだったので、大気汚染もかなり進んでいる模様。
マスクをしながら運転している人もいました。
一日外に出た日は、ホテルに戻って腕を拭くと、タオルが黒っぽく・・・

それでも運転中のケータイはダメなどの交通ルールはあり、守らないと警察に注意されたり捕まったりする、とのこと