10月2日から、5年に1回のショパンコンクールがショパンの故郷であるポーランドのワルシャワで開かれました。
子供の頃ピアノを習っていましたが、到底ショパンを引けるレベルに行く前に辞めたので、今は聞く専門です。
ピアノを聞くと催眠術にかかったかのようにすぐ寝てしまう私は、ピアノの先生のところに行っても、他の子の練習を聞いている間に、いつでも、いつのまにか眠っていました。他の子みんなが終わるまで先生はそのまま寝かしてくれていたので、気が付くといつもブランケットがかけてありました。
皆が終わってから起こされ、2人分のお駄賃をもらって(妹も一緒に寝ていれば3人分)、近所の和菓子屋さんでおやつを買ってくるようにお使いを頼まれます。まずお茶タイムをしてからのレッスンでした。しかも練習もきちんとしていかない私は、なかなか進まなかったのは、当然ですね。こんな感じでしたから、しっかり練習に通っていたというより、先生のお宅(普通の作りじゃなくて、探検したくなるような不思議な家でした)に遊びに行っている感覚のほうが強かったのを覚えています。
そして15年くらい前、まだ院長が元気だった頃、院長と共に浜松のアクトシティで行われたでスタニスラフ・ブーニンさん(ロシアのピアニスト、第11回ショパンコンクール覇者)のコンサートに行きました。そこでもお行儀よく、しかも2人して、お舟をこいでいました。意識は聞いていなくても、無意識はしっかり聞いていたと思っています。
そのあとは車いすの院長を連れて、清水のマリナートにフジコ・ヘミングさん、静岡文化会館に辻井伸行さんを聞きに行きました。どちらも車いすの介助者を連れているという緊張感からか、アレルギー除去が進んだからかわかりませんが、しっかり聞けました。
もう一人インパクトが強かった人がいます。
これは私が20代、看護師の頃、何故か行ったんですね。渋谷Bunkamuraで行われたデイビット・ヘルフゴットさんのコンサートへ。
彼はピアノを弾きながら、ちょくちょく観客のほうを見てました。ちらっと見るときもあれば、体をのけぞって後ろまで見渡しているかのごとく自由に弾いていました。その楽しそうな感じが、見ているこちらも思わず「くすっ」としてしまう、そんなコンサートでした。
それは誰?って思う人がいたら、ツタヤで「シャイン」を借りてみてください。その彼です。観たら私の言っていることがわかると思います。
他にも思い出すと、20代の頃から、いろいろなピアノコンサートに行っていることを改めて理解しました。
無性にピアノの音が聞きたくなる時がありますが、きっと子供の頃の温かいピアノの思いでが私の中にあるんでしょうね。
そして日常の仕事の渦に巻き込まれていた時に大人買いしたのが「ピアノの森」です。
前から良いって聞いていましたが、オンラインセミナーの音声録音のためにマンガ喫茶に通った際に、ふと思い出して手に取ったんです。帰ってすぐに買いました。
それから何かあると繰り返し読む私の「お気に入りマンガ」の仲間入りです。
ワルシャワは東欧のなかでもプラハとともに印象に残る素敵な街でした。
だけど行ったのは20代後半。マンガを読む前だったから、ショパンの森でのんびりすることがなかったのは残念だったなあ、と思いました。
また読み返して、勝手にショパンコンクールを味わってます。そして個性的なキャラクター一人一人のその後の活躍や近況も読んでみたいな・・・って思ってしまいました。
もう何年もこちらに通っていただいている患者さんの師であるディーナ・ヨッヘ先生もショパンコンクールの審査員をされていると伺っています。
https://ontomo-mag.com/article/interview/chopin-piano-competition10/
マンガで読んだだけですが、ショパンコンクールの審査員っていうだけで、大変なプレッシャーなんだろうなと思っています。こちらにもお越しいただきましたし、コンサートにもご招待いただきました。どうぞコロナ禍ではありますが、ご自愛の上、耳と脳と心で、そして全身で感じて、楽しんで審査をしていただきたいな、と思っています。
私も今年はぜひオンライン配信を観て、一緒に緊張感を味わいたいと思っています。
https://chopin2020.pl/en/
https://research.piano.or.jp/topics/2021/09/chopincompetition_1.html
子供の頃ピアノを習っていましたが、到底ショパンを引けるレベルに行く前に辞めたので、今は聞く専門です。
ピアノを聞くと催眠術にかかったかのようにすぐ寝てしまう私は、ピアノの先生のところに行っても、他の子の練習を聞いている間に、いつでも、いつのまにか眠っていました。他の子みんなが終わるまで先生はそのまま寝かしてくれていたので、気が付くといつもブランケットがかけてありました。
皆が終わってから起こされ、2人分のお駄賃をもらって(妹も一緒に寝ていれば3人分)、近所の和菓子屋さんでおやつを買ってくるようにお使いを頼まれます。まずお茶タイムをしてからのレッスンでした。しかも練習もきちんとしていかない私は、なかなか進まなかったのは、当然ですね。こんな感じでしたから、しっかり練習に通っていたというより、先生のお宅(普通の作りじゃなくて、探検したくなるような不思議な家でした)に遊びに行っている感覚のほうが強かったのを覚えています。
そして15年くらい前、まだ院長が元気だった頃、院長と共に浜松のアクトシティで行われたでスタニスラフ・ブーニンさん(ロシアのピアニスト、第11回ショパンコンクール覇者)のコンサートに行きました。そこでもお行儀よく、しかも2人して、お舟をこいでいました。意識は聞いていなくても、無意識はしっかり聞いていたと思っています。
そのあとは車いすの院長を連れて、清水のマリナートにフジコ・ヘミングさん、静岡文化会館に辻井伸行さんを聞きに行きました。どちらも車いすの介助者を連れているという緊張感からか、アレルギー除去が進んだからかわかりませんが、しっかり聞けました。
もう一人インパクトが強かった人がいます。
これは私が20代、看護師の頃、何故か行ったんですね。渋谷Bunkamuraで行われたデイビット・ヘルフゴットさんのコンサートへ。
彼はピアノを弾きながら、ちょくちょく観客のほうを見てました。ちらっと見るときもあれば、体をのけぞって後ろまで見渡しているかのごとく自由に弾いていました。その楽しそうな感じが、見ているこちらも思わず「くすっ」としてしまう、そんなコンサートでした。
それは誰?って思う人がいたら、ツタヤで「シャイン」を借りてみてください。その彼です。観たら私の言っていることがわかると思います。
他にも思い出すと、20代の頃から、いろいろなピアノコンサートに行っていることを改めて理解しました。
無性にピアノの音が聞きたくなる時がありますが、きっと子供の頃の温かいピアノの思いでが私の中にあるんでしょうね。
そして日常の仕事の渦に巻き込まれていた時に大人買いしたのが「ピアノの森」です。
前から良いって聞いていましたが、オンラインセミナーの音声録音のためにマンガ喫茶に通った際に、ふと思い出して手に取ったんです。帰ってすぐに買いました。
それから何かあると繰り返し読む私の「お気に入りマンガ」の仲間入りです。
ワルシャワは東欧のなかでもプラハとともに印象に残る素敵な街でした。
だけど行ったのは20代後半。マンガを読む前だったから、ショパンの森でのんびりすることがなかったのは残念だったなあ、と思いました。
また読み返して、勝手にショパンコンクールを味わってます。そして個性的なキャラクター一人一人のその後の活躍や近況も読んでみたいな・・・って思ってしまいました。
もう何年もこちらに通っていただいている患者さんの師であるディーナ・ヨッヘ先生もショパンコンクールの審査員をされていると伺っています。
https://ontomo-mag.com/article/interview/chopin-piano-competition10/
マンガで読んだだけですが、ショパンコンクールの審査員っていうだけで、大変なプレッシャーなんだろうなと思っています。こちらにもお越しいただきましたし、コンサートにもご招待いただきました。どうぞコロナ禍ではありますが、ご自愛の上、耳と脳と心で、そして全身で感じて、楽しんで審査をしていただきたいな、と思っています。
私も今年はぜひオンライン配信を観て、一緒に緊張感を味わいたいと思っています。
https://chopin2020.pl/en/
https://research.piano.or.jp/topics/2021/09/chopincompetition_1.html
斉藤 記