ミナミのフと思ったこと…

福知山の眼鏡店 眺望工房ミナミの店の情報、その他。店主 南薗の日常の感じたことなど。

大きく見える老眼鏡

2009-06-06 17:52:45 | めがね
 本日のお客様の質問です。

Q最近、新聞が見えにくい。大きく見える老眼鏡はありますか?

 老眼鏡というものは、人の調節力の手助けをして、見たい目的の距離のものを網膜に結像させるためのものです。見ている像を大きくしてみるものではありません。
しかし、角膜頂点からレンズが離れているため、凸レンズは像大きく見えます(凹レンズは小さく)。
近似式としては 眼鏡像拡大縮小率→SM、メガネレンズと角膜頂間距離→h(mm)、レンズの度数→Dとすると、
   SM=hD/10 (%)となります。
つまりは度数が強ければ強いほど、レンズと眼の距離が離れれば離れるほど、自然の見え方から遠くなります。

 メガネ式の拡大ルーペというものはあります。しかしこれはピントを合わせるというよりは、視力が手術してもも視力が出にくい方(ロービジョン)がお使いになることが多いと思います。普通の方が使うこともあるかもしれませんが、その前にまず視力が出るかどうかが大事です。本日のその方は視力が出にくく、その症状は急に見えなくなったとのこと。ですので拡大ルーペを使う前に眼科受診をお勧めしました。

ん、雨あがりましたかね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする