イントゥ・ザ・ウッズ

　数日前「イントゥ・ザ・ウッズ」を観にいきました。
映画に関する情報はほぼ皆無の状態、テレビCMでジョニー・デップがオオカミ男になっていることと、シンデレラなどおとぎ話のキャラクターのその後が描かれているということ。

　登場人物は「ジャックと豆の木」のジャック、「赤ずきんちゃん」の赤ずきんちゃん、おばあちゃん、オオカミ男(←ジョニー・デップ　すぐ殺されちゃう)、「ラプンツェル」のラプンツェルと王子様、「シンデレラ姫」のシンデレラ、継母、継姉、魔法使い、王子様・・・と、妊娠したいのにできないパン屋夫婦と隣に住んでいる魔女。
　思いっきりのミュージカルっ　（ミュージカルはあまり好きではない）


　【ストーリー】

　パン屋夫婦に子供ができないのはパン屋がまだ小さい頃（パン屋のお母さんが弟か妹を妊娠しているころ）、妊婦なので食欲旺盛な妻(パン屋のお母さん)のために、隣に住んでいた魔女の庭から魔法の豆や野菜を盗んで隣の魔女の呪いをかけたからでした。
(盗みからすべてがはじまる・・・)

　魔法の豆は特別なものだったので盗まれたことに気付かなかった魔女は、なんと魔女の母親の呪いをうけ若さと美貌を失いました。
　醜い老婆となった魔女も隣のパン屋のお父さんに呪いをかけ、その後産まれたパン屋の妹を奪って扉のない森の奥の塔に閉じ込めます。（この妹がラプンツェル）
そして、子供だったパン屋には生涯こどもができない呪いをかけました。

　ところが、老婆の魔女が突然パン屋夫婦のところにやってきて、３日後の特別な月夜に４つのアイテムをそろえるとすべての呪いが解けるので、子供がほしければアイテムをそろえろというのです。（魔女はアイテムに直接触れないが魔女にかけられた呪いも解けるので魔女も必至）
　そろえるアイテムは、白い牝牛（ジャックが持ってる！）と赤いずきん（赤ずきんちゃんがかぶってる！）と金色の靴（シンデレラがはいてる！）と金髪（ラプンツェルの髪！）の４つ

　で、それぞれの事情で森にはいってる４人とパン屋夫婦は森の中で出逢い、紆余曲折の末、４アイテムを見事手にいれて呪いは解けて魔女は美女に、パン屋には赤ちゃんができる・・・

　・・・まだ映画は終わらない
ここからは完全なネタバレになるので・・・

　ただ、とにかく盗みが多いし、かかとやつま先を切り落とすとか、目をつぶすとか、皮をはぐとか、ことさら胸をはだけて恋の苦しみを歌い上げる王子たちとか、不倫とか・・・おとぎ話だと夢見てこの映画を観るとちょっと違和感があるかも。
　そういえばずっと昔の本に「本当は怖いグリム童話」ってありました。
ちょっと思い出しました。