毎年、東京競馬場で花火大会が開催される。
趣旨は競馬場のある府中市の市民への感謝。
だから、無料で開催されていたこの花火大会は大々的に公表されずに府中新聞でのみ開催日が発表されていた。
その昔は、打ち上げの少し前に会場に到着しても座る席をみつけられたが、年を追うごとに観客が増えて、朝から席をとらなければ午後早い時間に到着しても席はないほどの大盛況となっていった。
友人たちのなかで競馬場に一番近い私は、朝から会場にはいって親戚や友人たちの分の席取りをしたものだ。
なにしろ席だけ確保して人がその場にいないと、警備員さんたちに席をとっているガムテープを剥がされ、その他席取りのための重しなどは撤収されてしまうという厳しい規則が存在した。
(私は席取りのためのチェーンを道具で切断するところまで目撃した!誰かその場にいなければならない!)
しかし、コロナで人が集まるこの人気イベントは中止期間があり、再開されると有料の花火大会にかわってしまった。
(府中市民には感謝の割引があるらしいが)
まあ、考えようによっては朝から花火までの時間をお金で買っているということで、それはそれでいいのかもしれない。
自分が思うような席をとることはできなくなったが、母にもそこそこいい席で鑑賞させてあげられる。
一緒に早めの夕食をとってから一緒に競馬場にはいることができるのだ。
この会場のいいところは椅子席が確保されること、仮設でないお手洗いがたくさんあること(とはいえ、30分前ともなると大行列)、施設内にはいればエアコンの涼しさを感じることができること、最寄り駅から徒歩で近いこと、そしてなにより、うちから私鉄1本で行けるので行き帰りがとても楽なこと。
ここまで好条件の花火大会はなかなかみつからない。
(有料も納得しましょう)
一昨年がローリングストーンズ曲のコラボ、昨年がユーミン曲のコラボ、今年はシティポップの曲での打ち上げとなった。
70年代後半から80年代の曲のせいか若者より少し年齢が上の人が多かったようにおもう。
(帰りの電車で十代らしき女子たちが知らない曲が多くて、曲が暗いとつまらなかったと話していた
なるほど、別れるとか別れるとかの内容が多いか……)
まわりの席のおじさん、おばさん世代は口ずさんでノリノリだったから、やはり少し上の世代が懐かしむ構成だったのかも。
画像は寺尾聰さんの「ルビーの指環」ではルビーの指環の花火。
ハートやニコちゃんマークはみたことあるけど、花火で指環って珍しい。
また、当日の競馬場は普段のキッチンカーや店舗とは閉店しているが、特別のキッチンカーが営業していて大行列!
(打ち上げ開始30分前にまだ行列に並んでいるお客さんたちに開始に間に合わないかもしれないとアナウンスがあるほど)
入口で配られるウチワとキッチンカー付近で配られるビニールポーチ
いつもターフィーとキティちゃんがコラボしている
ママと私は大満足で帰宅。
雨も降らずに、帰りの電車もラッキーなことに座れたし。
花火の燃えカスが降ってきて、つい持って帰っちゃった
10月いっぱいまで使用期間の1日記念乗車券(1000円)
記念に😊