愚かしいことに、馬鹿な大人は、よそ行きの仮面をかぶった子供が、素顔の子供だと誤解する。
そして素顔の顔で生きている子供を叱責したり打擲したりして、よそ行きの仮面をかぶって生きることを強制する。
もっと馬鹿な大人は、素顔の顔という仮面をつけて生きるように強制するから、なお困る。
困ったものだ。
最近は、仮面をかぶって飼い主に接するように矯正された犬猫がかかる神経症もあるそうだ。
そして人間のように毒まみれの食べ物を食べて、肝臓病や腎臓病、そしてがんに罹って死んでいく。
実に困ったものだ。
万物には本性がある。
どんな生き物も、本性のままに生きることが一番幸せなのではないだろうか?
が、悲しいかな、愚かな私には、人間の本性のままに生きることがどんなことなにか、想像することすらできないのである。