人間関係って、「ロングロングのお付き合い。」を、前提においたものなのね。
昔はやった成田離婚じゃないけれど、いやになったらすぐ別れる。
そんなのはまともな人間関係ではないのね。
これを教えてくれたのはハローさんと彼女さん。
彼らの人間関係は、本当に「ロングロングのお付き合い。」を前提においた人間関係なのだ。
根底にあるのは私に対する好意。
利用価値では決してない。
だから私に重大な不具合でもない限り、彼らは許して付き合ってくれる。
ちょっとしたきっかけを根に持って、後々復讐をたくらむ邪悪な人間関係では決してない。
実はF先生もそうだったのだ。
そんなことを考えていたら、Nintendo DSのゲーム、Love Plusを思い出した。
その主題歌の名は、永遠ダイアリー。
友人のハローさんは男性なので、そんな色恋沙汰めいた人間関係ではないが、彼との人間関係も、私が十五のときだから、なんと四十年間も続いているのだ。
ありがたいことだ。
利用価値を根底に置いた人間関係ではなく、もっと本質的に暖かいものの根ざした人間関係を持っている私。
それは実に幸せなことだと思った、いけもとであった。