目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

現実にキレる前に。

2022-05-15 11:25:26 | いけてつ独り言
頭のいい人は適応が早い。
適応が早いから、我執の人でない限り現実に不満を持たない。
もっと頭のいい人になると、その現実から甘い汁を吸うために仕組みを作る。
実にうらやましい限りだ。

心理学の実験を見てみよう。
鶏と餌の間に金網を置くと、餌がほしい鶏はまっすぐ突進して、金網にぶつかる。
が、犬は金網を迂回して餌にありつく。
これが人間になると、野山を駆け巡らなくても食べ物にあるつけるように、畑を作って農耕したり、動物を牧畜する。

現実が気にくわないと現実と議論を始める前に、まずは自分が何を求めているのか知るべきだ。
魚がほしいのに八百屋に行く人はいまい。

ところがある人々は、八百屋に何でも屋になれといって、その通りにならないとキレる。

それに魚を買ってきても、刺身で食べる場合以外は、煮たり焼いたりしないと食べられたものではない。

ところがある人々は、切り身の魚を刺身で食べるのかなと思えば、「なぜこの魚は煮魚ではないんだ!」といって、周囲の人にキレる。

これではよくない。

私も反省して、自分が金網を迂回せず、金網に突進する鶏の類いではあるまいかとか、切り身の魚を調理せず、「なぜ煮魚が出てこない。」とキレる人になってないかどうか反省したいと思う。

ここでそんな愚か者は私だけだと思ってはならない。
いわゆる現実と議論する人というのは、大体こんな類いの人だからだ。

現実にキレる前に、冒頭に書いた現実からうまい汁を吸う人に成長したいと思ったいけもとであった。