親にシジミスープを飲ませています。
スーパーからシジミを買ってきて、シジミを洗って、からについた汚れを落とし、泥を吐かせます。
泥の吐かせ方は、ステンレスのざるにシジミを入れて水を張ったステンレスのボールにつけて、泥を吐かせます。
生きのいいシジミだと、三十分ほどで泥を吐ききりますが、生きが悪いと三時間かけても泥を吐きません。
そんなわけで泥を吐かせて鍋に入れ、シジミがかぶるぐらいかそれより二、三センチぐらい上まで水を入れて、鍋で煮ます。
貝が開いたら、とろ火にして、十分ぐらい煮出します。
それでできあがり。
後は冷えるのを待って、円筒形のタッパーに入れて、冷蔵庫で保管します。
作りたてもおいしいですが、一日ぐらいたつと、熟成されて本当においしくなります。
が、防腐剤が入っていないので、早めに飲みきってくださいね。
傷んでしまいますので。
単にシジミのだしだけなのですが、親がおいしいおいしいと言って飲んでくれるので、とてもうれしいです。
親が私や妹にうまいから一口飲めというのですが、少しでも滋養のあるものを多く食べさせたいのが、家族の情というもの。
それは親も同じなので、子供たちに飲ませたいと思うのでしょうが。
亡き父も草葉の陰で、私たちを見守ってくれていることでしょう。
ただ、父にも兄妹合作のこのシジミスープを飲ませたかったです。
もっとも父は、私が虎ノ門で買ってきた、朝鮮人参入りのロイヤルゼリーを一人で飲んでしまったのですから、まあ、生きているうちに滋養のあるものを食べさせましたが。
そんなわけで、こうやって家族三人仲良く過ごせるのは、本当にありがたいことです。
そのありがたさを神に感謝したいけもとでした。