数学は紙と鉛筆という実験器具を用いて実験する自然科学です。
ほかの自然科学にも実験書があるように、数学にも実験書があります。
それが教科書傍用問題集です。
あれによって、教科書に書いてある公理や定理が正しいかどうかを検証するのです。
故に数学の問題を解いて間違うと言うことは、実験の手順に誤りがあったわけであり、別に取り立てて悩む必要はないのです。
それはさておき、生物の授業でプレパラートを顕微鏡で見て、細胞の美しい幾何学模様に感動したり、化学の実験で再結晶法の実験の時、硫酸銅の青い色や、美しい結晶を見て感動するのと同じように、数学の問題を解いたときにも、何らかの感動があるはずです。
この、自然科学の勉強をしているうちに出会う、「感動」を感じた人は幸いです。
その人は、自然科学の神に愛された人なのでしょうね。
幸いなことです。
閑話休題。
まとめ。
数学の教科書傍用問題集は、ほかの自然科学の実験書のようなもの。
この実験をやって、答えが合わなかったときは、実験の手順に誤りがあったわけであり、それ以上の意味はないと言うこと。
どんな学問でも出会う、「感動」を感じた人は、その学問の神に愛されている証を得たのだと言うこと。
それが言いたかった、ИКМТでした。