「真理」
科学の真理は与えられた条件の下で一定である。
が、宗教の「真理」は、提唱者によって著しく異なり、重なっている部分があると後の論師が盗んだなどと人聞きの悪いことをいう。
くどいようだが例えば利潤をみてみよう。
新約聖書では神と富にはいっぺんに使えることはできない。と書いてあるが、カルヴァンは、利潤は隣人愛の実践に対する報酬なのであるから、大いに稼ぐがよい。といっている。
さらに、カルヴァン以前においては、労働は神の懲罰であったのだが、カルヴァン以降においては、働けることこそ、神の救済の証明であるという。
一体カルヴァンはイエス以上の権威のある男なのだろうか?
三・一の神イエス以上の権威があるなら、神以上の権威をカルヴァンは持っていることになる。
確かムハンマドの預言では、預言者はムハンマドで最後だと書いてあるのだが。
だとすれば、カルヴァンは何者であり、何者の預言者なのだろう?
読者の参考にまで書いておくが、アメリカはカルヴァニズムの信奉者、ピューリタンによって作られた国である。
で、ピューリタンがイギリスで何をしでかしたかは、読者諸賢も歴史で学ばれたことであろう。
興味のある読者の皆さんは、倫理と世界史Bの教科書をひもといてみると、いろいろおもしろいことが学べますよ。
そうそう、地理と世界史の教科書でも、今話題のウクライナ侵攻問題の戦争事由が学べますよ。
スラブ民族自決権問題なんかを学ぶと、ああ、だからバルト海ではなく、ウクライナなんだなあと、目からうろこが落ちますから。
それとウクライナ東部の産出品目とかも調べてみるといいです。
地理Bなんかがおすすめですよ。
その教科書の根拠になるのが、政府統計なんです。
偏向教科書も、作る会の教科書も、イデオロギーの差はあろうとも、政府統計に準拠して作られています。
政府統計を改ざんした第二次安倍内閣の最高責任者は、亡くなった安倍晋三氏です。
それを特にここに書いておきます。
最後に。
知恵無き者は暴力に頼り、その暴力のないものはオカルトに頼ります。
以上です。