魔術の三姉妹というものがあります。
それはカバラ、占星術、そして錬金術です。
カバラの娘は心理学であり、占星術の娘は物理学であり、錬金術の娘は化学です。
が、その蘊奥は口伝によって伝えられます。
魔術にしろ、密教にしろ、そうしたオカルトの知識というのは、効き目があるので倫理的に問題のある人には伝えられることはありません。
どうでもいいおまじないや、もう象徴の操作体系が新しいものに書き換えられどうでもよくなったものが、本やネットでばらまかれます。
つまりネットでばらまかれているオカルト知識はそんなものです。
オカルト知識というのは、例えれば、アメリカの大統領やロシアの大統領が握っている、核弾頭ミサイルのスイッチのようなものです。
そんなものを倫理的にあやふやな人物に渡してしまったら、世界は破滅します。
それに成功法則と呼ばれるニューソートの知識も、光の面と闇の面があります。
ニューソートの教師たちは、大して害のない知識だけお客さんに売りますが、本当の危ない知識は、信頼のできる弟子にしか教えません。
それは占いもそうです。
本当の占いの知識も、お客に切り売りできるものと弟子に口伝として伝えるものがあるそうです。
で、それを悪用する教師がいて、派閥を作り、相争っているなどという噂も聞きます。
あくまでも噂の範囲ですがね。
もっとも、こんな知識を悪用した場合、オカルトの神の制裁が怖い。
だからこそオカルトや占いの教師たちは、お客や弟子がかわいいから、無害な知識を教え、信頼できる弟子にしか秘伝は教えないそうですが。
そんなことを聞きました。
今日はエイプリールフール。
嘘かほんとかほんとか嘘か。
お後がよろしいようで。