たまに、このブログでは僕の周りの人について語ってますが、今日はそんな内容です。
ナツキさんと学校の食堂で一緒にランチを食べる人を待っているときのことです。
なかなか待ち人が来ないので、先にご飯だけ買ってこようということになりました。
そこで自分、何を血迷ったのか、キツネ&丸天うどんを買ってしまったのです。
いや、その時の気分がうどんだったんです。
もちろん待ち人はまだしばらくきません。
当然のことながら、ナツキさんは麺がのびることを心配して先に食べるように勧めてきます。
いや、しかし、一緒にランチしようと約束している待ち人を差し押いて、一人だけ食することは道徳に…、いや人道に反します。
そこで、私が下した苦渋の決断は、
汁だけ飲む
です。
幸い、一緒に待っているナツキさんもお茶は3杯も飲んでいます。
食べるのは気が引けても、飲むだけなら許容範囲内だ。
そういった思考プロセスを経て、ひたすらうどんの汁だけすする。
すする。
すする。
すする。
…………。
そうこうしている内に、うどんの麺と具を残したまま全て汁を飲み干してしまいました。
どうしよう…。
そこでタイミングよく、待ち人のエノモッチャンが登場。
「ごめ~んお待たせ~」
とやってきた。
「食べるの待っててくれたの~?ごめん、じゃあ今からご飯買ってくるね。」
とエノモッチャン
するとナツキさんに気づかれた。
「あれ、ふくちゃん汁ないやん。どうやって食うと?」
汁なしのままぶっかけ風に食べることを考えていたが、すこし体裁が悪いことに気がついた。
ここで汁なしうどんを食べてしまうと、一緒に食べるエノモッチャンに、食べるのを待たしてしまったという罪悪感を更に植え付けてしまうことになるかもしれない…。
そこで、ひらめいた。
「あぁ、そこのお茶でも注いでこようかなって。」
この食堂は、温かいお茶が飲み放題なのだ。
米にお茶をかけて食べるお茶漬けがあるのだから、
小麦粉にお茶をかけてもいけるだろう。
同じ炭水化物なのだから。
そういった屁理屈を込めた考えだったが、ナツキさんからは否定されてしまった。
「いや、そんなんありえんし。ウチがうどんの汁だけもらってきちゃろうか?」
その発想は新しい。
替え玉ならぬ、替え汁か…。
しかし、常識的に考えて、タダで汁をもらえるわけがない。というか、そんな恥ずかしい注文を食堂のおばちゃんにできるわけがない。
「まぁ、欲しいちゃ欲しいけど、そこまでせんでもいいかな、ってか無理やない?このままでも十分食えるし…。」
「大丈夫って、ウチ行ってきちゃぁって」
と、具と麺しか入っていない器をもって行ってしまった。
無理やろ
とナツキさんの行動を遠目に見ていたら、意外にも笑顔で帰ってきた。
汁だけタダで注いでもらえたのだ。
やっぱり、言ってみるもんやね。
と、思いつつも、
でも、やっぱり俺には出来ねぇなと思う。
今の俺、男としてはカッコ悪いだろうなと客観視。
ナツキさん、カッコええわー。
人生、少し厚かましく生きれる人は、充実した生活を送れるとおもう。
現状に諦めて、満足しようとする能力も必要だとは思うが、
もしかしたら、それは、少し厚かましく行動した後でも遅くはないのかもしれない。
お昼のちょっとした出来事に色々考えさせられた。
今日はそんなナツキさんの話でした。
ナツキさんと学校の食堂で一緒にランチを食べる人を待っているときのことです。
なかなか待ち人が来ないので、先にご飯だけ買ってこようということになりました。
そこで自分、何を血迷ったのか、キツネ&丸天うどんを買ってしまったのです。
いや、その時の気分がうどんだったんです。
もちろん待ち人はまだしばらくきません。
当然のことながら、ナツキさんは麺がのびることを心配して先に食べるように勧めてきます。
いや、しかし、一緒にランチしようと約束している待ち人を差し押いて、一人だけ食することは道徳に…、いや人道に反します。
そこで、私が下した苦渋の決断は、
汁だけ飲む
です。
幸い、一緒に待っているナツキさんもお茶は3杯も飲んでいます。
食べるのは気が引けても、飲むだけなら許容範囲内だ。
そういった思考プロセスを経て、ひたすらうどんの汁だけすする。
すする。
すする。
すする。
…………。
そうこうしている内に、うどんの麺と具を残したまま全て汁を飲み干してしまいました。
どうしよう…。
そこでタイミングよく、待ち人のエノモッチャンが登場。
「ごめ~んお待たせ~」
とやってきた。
「食べるの待っててくれたの~?ごめん、じゃあ今からご飯買ってくるね。」
とエノモッチャン
するとナツキさんに気づかれた。
「あれ、ふくちゃん汁ないやん。どうやって食うと?」
汁なしのままぶっかけ風に食べることを考えていたが、すこし体裁が悪いことに気がついた。
ここで汁なしうどんを食べてしまうと、一緒に食べるエノモッチャンに、食べるのを待たしてしまったという罪悪感を更に植え付けてしまうことになるかもしれない…。
そこで、ひらめいた。
「あぁ、そこのお茶でも注いでこようかなって。」
この食堂は、温かいお茶が飲み放題なのだ。
米にお茶をかけて食べるお茶漬けがあるのだから、
小麦粉にお茶をかけてもいけるだろう。
同じ炭水化物なのだから。
そういった屁理屈を込めた考えだったが、ナツキさんからは否定されてしまった。
「いや、そんなんありえんし。ウチがうどんの汁だけもらってきちゃろうか?」
その発想は新しい。
替え玉ならぬ、替え汁か…。
しかし、常識的に考えて、タダで汁をもらえるわけがない。というか、そんな恥ずかしい注文を食堂のおばちゃんにできるわけがない。
「まぁ、欲しいちゃ欲しいけど、そこまでせんでもいいかな、ってか無理やない?このままでも十分食えるし…。」
「大丈夫って、ウチ行ってきちゃぁって」
と、具と麺しか入っていない器をもって行ってしまった。
無理やろ
とナツキさんの行動を遠目に見ていたら、意外にも笑顔で帰ってきた。
汁だけタダで注いでもらえたのだ。
やっぱり、言ってみるもんやね。
と、思いつつも、
でも、やっぱり俺には出来ねぇなと思う。
今の俺、男としてはカッコ悪いだろうなと客観視。
ナツキさん、カッコええわー。
人生、少し厚かましく生きれる人は、充実した生活を送れるとおもう。
現状に諦めて、満足しようとする能力も必要だとは思うが、
もしかしたら、それは、少し厚かましく行動した後でも遅くはないのかもしれない。
お昼のちょっとした出来事に色々考えさせられた。
今日はそんなナツキさんの話でした。