よく病気になってから「なぜ、こんな病気になってしまったのだろう」と嘆く人を見かけます。
これは自分が積み重ねてきた日々の悪い習慣が一つの原因です。
東洋医学には、病気になる前の状態を示す「未病」と言う言葉があります。
毎日の鍼灸治療において、こうした状態の方が多く来院されます。
例えば、
肩こり・腰痛は未病の身体が送っているSOSの一つだと考えています。
肩こりは喉、気管が弱い方によく見られる症状の一つです。
肩こりに加え、こんな症状はありませんか?
・喉がいがらっぽい
・風邪にかかりやすい
・空ゼキが出やすい
・煙草をよく吸う
・よく空調の効いた部屋にいる
こんな症状がある方はご用心です!
知らず知らずに慢性的な喉の炎症が起こっている可能性があります。
身体の中で起こった炎症は、脊髄反射を返して
慢性的な筋肉の緊張(コリ)を引き起こすことが知られています
(内蔵ー体性反射)。
身体の内面の環境(内臓環境)が筋肉に悪さをするのです。
そこに、日々の姿勢の緊張などが加わる事で、さらに筋肉の緊張は高まり、コリや痛みとなって出てきやすくなってきます。
腰痛の場合は、骨盤内臓器の環境が関係します。
「たかがコリ」だからといって安心してはいけません。
SOSにしっかりと気付いてあげることで、病気を未然に防ぎ、コリや痛みといった症状の改善にも繋がります。
身体の内面から健康を手に入れましょう。