先日、早朝から「腰が痛くて立てない」という男性からの電話がありました。
お風呂に入ろうと服を脱いだ時に痛めた様子、
やっとの思いで携帯に手を伸ばし連絡したそうです。
現場に着くと、男性はどうにかこうにか起き上がり、洗面台一つに両手を付き、
腰をすこし前にかがめながら立っていました。
動かすと激痛が出る状態でしたので、そのままの姿勢で治療を行いました。
軽く動けるようになってから、横になってもらいさらに治療を進めました。
痛みと動きの改善が見られたため、その日の治療を終了しました。
その後、2日続けて治療を行い動作時の痛みが軽減した為、
週一度の来院を促し治療を終了しました。
この男性のようなぎっくり腰になる人が時々見られます。
どうしてなどでしょうか?
普段の姿勢が原因なのでしょうか?
では、なる人とならない人の違いは?
これらは、複数の原因が合わさって起こっていると思います。
①内臓環境のもの(内臓ー体性反射)
②姿勢のもの
③環境のもの
①内臓環境によるもの
腰痛の場合、骨盤内臓器の環境の状態がすぐれないときや軽い炎症などが原因で
神経の反射により筋肉の緊張がおこります。
②姿勢によるもの
生活環境により同じ姿勢が多くなると筋肉の緊張が起こります。
③環境によるもの
自然環境により身体に冷えを感じると筋肉の緊張が起こります。
これらが、合わさり「魔女の一突き」といわれる「ぎっくり腰」になってしまう確率が高くなります。
特に①の内臓環境は要注意です!!
内臓は自覚症状が出にくいため、
知らず知らずに筋肉の緊張を引き起こします。
この状態で、仕事などによる姿勢と冷えによる緊張とが合わさり
筋肉は過度の緊張状態にとなります。
過度の緊張状態のまま腰に負担のかかる動作を行うと、さらに筋肉は過緊張状態となり、ついには悲鳴を上げてしまいます。
普段からの予防方法として、体内環境にも目を向けて生活しましょう