先日行なわれました、第二回セミナーでの第二部では
「女性にやさしい鍼灸治療」として“生理痛と生理不順・不妊症”についてお話ししました。
用事があって来れなった方や、遠くて来る事が難しいかたの為に
内容の一部「不妊症」について少しお話しいたします
最近、子供が欲しいけれどなかなか授かれない方が増えているように感じます。
それは、出産年齢が高くなったからでしょうか?
確かに、原因の一つに高齢化があるでしょう。
しかし、若年層にもこの傾向は見られます。
メンタル的な部分は年齢によって大きく異なりますが、
深刻に悩まれているのは、両者とも事実です。
同時に、子宮内のトラブルも増えています。
クラミジアなどの感染症
筋腫や内膜症
子宮がん
これらは、最近若年層でも急速に増えています。
初潮の早まりなども関係も否めませんが、その他にも考えなければならない事があると感じています。
何度かの不妊治療を経ても効果が得られない場合、多くの方は体外受精を行います。
でも、それでもなかなか妊娠できない方が多く見られます。
婦人科の先生は、あなたが妊娠できる可能性があるから体外受精を勧めます。
可能性のない方に対して、巨額の費用のかかる体外受精は勧めません。
その事に自信を持っていただきたいと思います。
3回・5回と思うような結果が得られず、違う方面からのアプローチを考え
鍼灸治療を受けに来られる方がいらっしゃいます。
これは、とっても良い選択だと感じます。
そこで私達は、よくこのような話をします。
「体外受精は、すでに受精できている赤ちゃんの卵を子宮にもどす方法です。
通常なら、そのまま細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんになります。
でも、なぜ子宮に戻すと育たなくなると思いますか?」
と。。。
当たり前のことなのですが、「は!」とそこで気付く方がおられます。
何度体外受精を試みても、成功しないということは、
今の子宮内の環境では“赤ちゃんの居心地が悪い”のです。
つまり、子宮内の環境が悪く、着床や赤ちゃんの卵が発育しにくいのです。
子宮内の環境を整えるのは、お母さんの日常のケアと努力で出来ます。
私達はその方法をアドバイスし、また一緒にケアしていきます。
鍼やお灸は、子宮内の環境を整えるのはもちろん、
免疫力を上げ、子宮内膜を覆う粘膜の状態をもよくしてくれるのです。
今回のセミナーではこのような話しを致しました
そして、不妊症で悩む方々の新たなアプローチ方法をご紹介いたしました。
セミナーやこのブログを通じて、悩みを抱える方々の出発点になればうれしく思っています