こんにちは😊
今日は前回の続きを書いていきます🛌💤
前回、
睡眠のトラブルの原因の一つに自律神経が不安定な状態が予測されるとお話ししました。
では、実際に多い自律神経が乱れる原因はというと...
①体の痛み
②精神的な悩みや不安感
③生活リズムの変調
④薬
などの影響があげられます。
これらは、交感神経を優位にして脳を興奮状態にするため上手く眠れなくなります。
しかし、思い当たることはないのに、眠れないという声も聞きます。
これは、上記以外の別の要因があると考えられます。
その原因の一つは平衡感覚の乱れだと考えています。
平衡感覚とは、からだのバランスを保つ役割をしており、左右の耳の内耳(三半規管、前庭)
という場所にあります。
このセンサーの左右の情報がアンバランスに脳に入ってくると、脳は体のバランスを
しっかりとろうとするために興奮し、交感神経も優位な状態へとなってしまいます。
例えば・・・
「リビングでウトウトして眠たくなったので、寝室に移動して明かりを消して
布団に入ったのはいいけども…眠れない!さっきはあんなに眠かったのに…」
この原因を一連の動きから細かく見ていくと
①「リビングでウトウトして眠たくなる」⇒ある一定時間の同じ姿勢により、平衡感覚情報が安定し
脳はリラックスモードとなり副交感神経が優位な状態。
②「寝室へ歩いて移動する」⇒起き上がることで平衡感覚の左右のアンバランスな情報が脳に入り
脳が興奮し、交感神経が優位な状態へ。
③「明かりを消して布団に入る」⇒暗くなることで目からの情報がシャットアウトされ、
内耳からの情報で体のバランスを保とうとするが、左右の情報がアンバランスに脳に伝わるために
脳が興奮し、さらに交感神経が優位な状態に!
このような流れで眠りに影響が出るのではないかと考えています。
そのため、この平衡感覚を整えるツボである「内耳点」をご紹介します。
刺激の場所:耳たぶの付け根付近
刺激の仕方:指先、もしくはローラー鍼を用いて皮膚をやさしく刺激します。
刺激の時間:約2~5分(左右とも)
寝つきが悪い、浅いと感じている方や夜中によく目が覚める方や
夜中によく目が覚める方は、毎日刺激を行ってみてください。
最後にこの平衡感覚は厄介な特徴があります。
それは、自分自身で左右どちらの平衡感覚のセンサーが乱れているのか
自覚できない点にあります。
そのため誰もが知らず知らずのうちにセンサーがアンバランスになる可能性があります。
だからこそ、この内耳点へのツボ刺激は誰にとってもおすすめです。