水曜日の化学療法室での話。
付き添いは1人まで入れるので
妹は私が点滴をうけている間
横に椅子を借りて座っている。
というか
小声でずっと私と話をしている。
この間も なかなかエンドキサン調合に
時間がかかり なかなか薬来ず。
まだですね〜と言って
その前の生理食塩水点滴を
遅くしたり 追加したりで
結局2時間半ほど かかった。
私は1年前も半年ほど 化学療法室で
抗がん剤治療を受けていたので
今回も 「お久しぶりです」から
「初めまして」の看護師さんが
いらっしゃった。
水曜日は今回の治療からよく担当になる
看護師さんだった。
さすがに これだけ治療も続くと
血管がかたくなってくるらしい。
となると だんだん
いい血管を探すのも 難しくなるわけで。
一回でバチッと決めたいのでと
看護師さん。
そんな会話から
「私 針を刺されるところ 見るのが
好きなんですよねぇ」
と 私。
「ええっ 私 この職業ですが
自分の時は顔をそむけますよ」と。
(横で妹も うんうん 私もと)
「もっと言えば
私 そんなに痛く感じていないかも」
二人がええーっ!?
と言う中 ハッと気づいた。
もしかして 私 羊毛仕事の時
指先を刺しまくっていたから
痛みの耐性できちゃった?
だって 爪の間にあの針を
刺した時の痛みを思えば・・・ねぇ。
そんなことから 東京にいた頃は
手芸仕事をしていたという話に。
で たまたま京都で写真を撮る時に
登場させるつもりで持参していた
ちびねこちゃんをまだ
バッグに入れていることを思い出す。
最後の処置の時に ちらっとこの子を
見せたら
「きゃ〜 かわいい〜」と。
これは本格的ですね。
と言われたので まあ そこそこ
頑張って仕事をしておりましたと。
今も その時のお友達、お客様との
つながりは ありがたいことに
続いております。
などなど 話をしていましたら
なぜか話は広がっていき
「こんな仲のいい ほんわか姉妹に
どうやったら育つんですか?」とか
(それは親に聞いてくれ)
「いや〜 もう いろいろ聞きたい!
私も子供がいるので
今度人生相談させてください」とか
(いやいや うちは子供いないから
妹に聞いてねと)
と 帰る時には なぜか 私
その看護師さんから
「人生の師匠」と
呼ばれていた。
(知らぬ間に マシンガントーク
してしまったか!?)
まあ 次回行ったら
そんなこと忘れていらっしゃるでしょう。
(いや むしろ忘れていて欲しい)
と 私達姉妹は
「ほんわか姉妹」ということになりました。
いい年したおばちゃん2人
なんですけどね。
さて 今日午後は
あのジーラスタ注射。
早め昼食後に 予防で
アセトアミノフェン飲まなきゃ。
もうすぐ生協配達も来るし。
忙しいな。