スローな生活 in富良野

富良野の陶芸家 恒枝直豆 
楽葉窯のブログです。
備前の土を富良野で焼きながら
マイペースに過ごしています。

窯焚き5日目

2012-04-06 | お仕事は陶芸
もう 完全に間違い探しになってますね

さあ 昨日とどこが違うでしょう

答えは
窯の焚き口の上に黒い蓋が付きました=ここから定期的に薪を投入します。
ここはあくまで補助的な投入で 基本的には下の焚口で焚いています。
ここが登り窯と大きく違うところ。

登り窯だと 下の焚口は空気を入れる程度で閉じて、上の焚口から薪をまとめて入れて放置の繰り返しです。
つまり窯の酸素を一気に消費し煙を充満させて 作品を燻すように黒くしていくのですのが一般的な備前焼です

ウチの穴窯ではもっと赤い色を出したいので、下の焚口で焚くことで
酸素を十分与えながら薪を燃やすことが出来て、作品は燻されない=黒くならない
つまり降り積もった灰のグラデーションだけが残る訳です。

このグラデーションを崩さないように焼けるかどうかが 
明日の横からの焚き方で決まる訳です

助っ人のおじさんも来てくれたし 明日はがんばります




窯の中はオレンジ色