横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

A保育園の工事監理日記 その5

2021年05月06日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

令和3年1月に竣工のA保育園です。
事業計画のお話をいただいたのは、平成30年の6月でした。
私自身、ひとつの事業にこれだけの期間携わったのは初めての経験で、
設計も工事監理も非常に貴重な経験をさせていただきました。




▲0歳児室


▲1,2歳児室
窓の奥はトイレです。トイレから保育室の様子が確認できます。


▲1,2歳児用トイレ


▲子育て支援ホール
地域に開放したり通園児のプレイルームとして多用途に活用します。


▲子育て支援ホール用園児トイレ
写ってませんが、写真右奥には地域開放を考慮して、ベビーシートやベビーチェアを備えた大人用ブースもあります。


▲3,4,5歳児室
各年齢ごとに家具を使って保育室を区切ります。
家具を移動することで広い空間としても利用できます。


▲3,4,5歳児用トイレ
トイレは楽しく使って欲しいので、各階楽しい仕上げを採用しました。


▲屋上園庭
開放感たっぷりの園庭です。

この貴重な経験をこれからの仕事に生かしていきたいと思います。

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〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町6-69 馬車道STビル5階 
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令和3年度企業主導型保育事業 募集開始

2021年04月30日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

令和3年度企業主導型保育事業の募集が始まりました。
平成28年度から始まったこの制度は、例年の年間募集定員は2万人の枠がありましたが、今年度は4千人となりました。
今年度が最後の募集になるかもしれません。

弊社では過去に3回、設計工事監理のご依頼をいただきました。
今年度もご依頼いただきまして、現在申請に向けて準備中です。
これから申請をお考えの方は、下記アドレスまでお早目のご連絡をお待ちしております。
info@arc-core.co.jp


新大船幼稚園ナーサリールームCiao(企業主導型保育園)


プリム保育園(企業主導型保育園)

 

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市街化調整区域内の建築

2020年04月21日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

横浜市内の某所にて認定こども園新築の計画を進めています。
その計画地が「市街化調整区域」という区域に指定されており、
これは無秩序な市街地開発を防ぐために設定されているものになります。
要は畑や田んぼですね。一般的な土地に比べて地価が安い場合が多いそうです。
このような「農地」には通常建物を建てることはできませんが、必要な要件を満たし、
手続きを経て「農地転用」を行い、「宅地」として地目を変更することで建設が可能になります。

手続き内容を案件ごとに異なってくるため、現在は詳細を確認・調整しながら進めています。
コロナウイルスの影響で役所の相談窓口もあまり対応ができないようですが、
なんとかやっていきたいと思います。

<a href= "" >市街化調整区域</a>
▲市街化調整区域のイメージ

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みなみすがお保育園がキッズデザイン賞を受賞しました

2019年08月29日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

2019年5月に竣工した「みなみすがお保育園」がキッズデザイン賞を受賞しました。






社会福祉法人さとりさんより「マルシェをテーマに保育園を建てたい」とご相談いただいた2年前がとても懐かしく感じます。
その思いを伺った時、是非ともやってみたいと心から思いました。
初めてご一緒するお仕事でしたが全面的に信頼してくださったことで、その期待に応えたいと全力で頑張ることができました。
打合せ時には、ネクスメディアさんよりアイディア、スケッチを次々とご提案いただきました。
コンセプトをくみ取って建築に仕立てていく作業は、とても貴重な経験になりました。
山王建設さんは要求に応えていただいただけでなく、こちらの意図をくみ取って先回りで質問をいただけたことがきれいな仕上がりにつながったと思います。
コスト管理に関してもたくさんのご協力をいただきました。

先日現地へ伺った際、子どもたちが楽しく元気よく過ごしている様子を拝見させていただきました。
この仕事をやっててよかったと思える何よりも嬉しいときです。

関わったすべてのみなさまへ感謝申し上げます。



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テナントを利用した保育園

2019年04月23日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

昨年度、今年度とテナントを利用した保育園の設計依頼が多くあります。
最近では企業主導型保育園や法整備(用途変更の緩和)などが進みつつあり
小規模な認可保育園の開園がしやすい状況になってきたと感じております。

ただし、注意が必要な部分もあります。
既存建物内に保育園を設ける場合、既存建物の検査済証があるかどうかが重要になります。
避難経路が確保する必要があるため基本的には1階2階のテナント利用を考えた方が良いです。
2階の場合には避難できる階段が2以上あるかどうかの確認が必要です。

↓弊社で手掛けたテナント利用した保育園例です。


▲Before 鉄骨造1階のテナントを利用


▲After①


▲After②


▲Before RC造1階を利用 検査済証がなく建物調査を行い検済ありまで引上げて計画


▲After

 新築園、分園、建替えによる仮設園舎などご希望用途は様々です。

 

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市場の食堂にて

2019年02月01日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

現在進行中の保育園新築工事現場の近くに中央卸売市場があります。
保育園の法人さんは、今回の園舎のテーマを「マルシェ」に決めて計画が進んでいます。
「食育」を通じて地域交流、自然交流ができるように設計しました。

先日現場に行った際、その市場の中の食堂に行ってきました。
「くじらの刺身」が目に留まり、注文しました。
カツオのような馬刺しのような味わいでとても美味しかったです。


▲市場の食堂で食べたくじらの刺身

こちらの中央卸売市場は老朽化が進んでいて建て替えを含めた全体的な機能更新の検討が始まったようです。
PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)や
PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)にて
民間活用による整備で進める方針のようです。


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保育園園舎の建替え工事がスタートします

2018年07月06日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

神奈川県内某保育園の新築工事がスタートします。
こちらは、既存園舎の老朽化と定員増に対応するための建替えです。

「マルシェ」をメインテーマにして、「食」を通じて、地域とつながる、自然とつながる保育園にしたいという、
法人様のご要望を設計に反映してきました。


▲神奈川県内の某保育園園舎の建替え、完成イメージパース

ここ数年、建替えのご依頼を数多くいただいております。
建替えで一番のネックは、既存建物の杭の処理です。
抜いた方が新しい杭の位置を自由に決めることができますが、抜いたところが緩くなり新規杭がそこへ流れてしまう。
抜かずに存置すれば、そこを避けて新規建物を計画するという制約があります。

最近、某ブレカットメーカーさんから面白いお話を伺いました。
建替えに当たって、既存杭を再利用するという方法です。
既存のRC造(鉄筋コンクリート造)4階建てを上物だけ解体し、S造(鉄骨造)と木造を組み合わせた6階建てを新築するというものです。
RC造は重量があるのに対し、S造、木造は軽量のため、6階建てに大きくしても既存杭で十分に荷重を受けられるというのです。
すごいことを考える人もいるもんだと思いましたが、気がかりなのは、既存杭の安全性の確認です。
数十年前の既存建物の杭を施工した時の工事記録がきちっと残っていて、間違いなく図面通りに施工されていることが確認できたら、この方法は有りだと思いました。
工事図書の保管はとても重要です。


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2018年企業主導型保育事業

2018年05月22日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

5月も半ばを過ぎ、日が長くなってきたのを実感します。今朝起きた時に部屋に
差し込む光が美しかったので、外に出て太陽の光を全身にあびてきました。



企業主導型保育事業。昨年度は5月に一次募集が行われました。
今年度も2万人の受入れを発表していたので、いつ募集が開始されるかと気に
なっている日々でしたが、今年は6月。丁度先週受付期間の発表がありました。
受付期間は6月15日~7月31日の様です。
当社でも申請に向けて準備を行っている最中です!
企業主導型保育事業の詳しい内容は公益財団法人育成協会


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平成30年度 企業主導型保育事業の整備予定について

2017年12月27日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

公益財団法人 児童育成協会のHPにて、
平成30年度に企業主導型保育事業の、新たに2万人分の整備が予定されていると公表されました。
今年度の申し込み状況からすると、1次募集(おそらく5月ごろ)で終わってしまうのではないでしょうか。  

ご検討される方は、是非ともお早めにご相談下さい。





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企業主導型保育事業

2017年09月08日 | 保育園の設計

こんにちは
横浜の設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

昨年度から企業主導型保育事業に対して助成金が開始され、
今年度は5月に一次募集が行われ、現在は二次募集の受付が
行われています。
二次募集の開始日が8月17日。
時同じくして、今年度一次募集で申請なさったお施主様から
「申請の手続きが無事完了しました。」とご連絡をいただき
ました。
5月の申請から約3か月。竣工は6月でしたが、申請が完了す
るまでは何となく落ち着かないものです。

こちらの企業では、事務所テナントの一画に幼児用のお手洗い、
収納家具を設置致しました。



移動収納の裏側は磁石機能のあるホワイトボード。お施主様のアイデアです。

制度が開始されてから2年目の今年は、申請を考えている企業が
多くいらっしゃると思います。当社では認可保育園新設のお手伝
いに携わることが多いので、細かいところまで色々と決まりごと
がある補助金申請について知っていると、企業主導型保育事業の
助成金の制度では、細かいところまでまだまだ決まっていないこ
とに戸惑いがありました。可笑しいものですね。
二次募集の締め切りは、9月29日金曜日17時30分まで!


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保育室のレイアウト変更

2015年08月31日 | 保育園の設計

こんにちは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の須田です。

以前、設計のお手伝いをさせて頂いた保育園より、
保育室のレイアウト変更依頼のお話を頂きました。

現在2~5歳児を、間仕切りの無い一室で保育をしているため、
異年齢の園児達を分けて保育したいとのご要望がありました。

2~3歳児室、4~5歳児室の二室に分ける事を検討しております。
それぞれの保育室で、二方向避難経路の確保、手洗等の動線、必要な採光・排煙・換気面積をクリアできたら、
どのようにして間仕切るかを考えます。

間仕切り壁を設けて完全に保育室を分けてしまうのか、
引戸やスライディングウォール等を用いて一時的に空間を分ける方が良いのかをご相談しながら決めていきます。

保育園を運営しながらの改修工事となるため、最小限の工事で済むように検討したいと思います。


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日吉みんなの保育園

2015年07月14日 | 保育園の設計

こんにちは。横浜市中区にあるコア建築設計工房の須田です。

先日、港北区にある日吉みんなの保育園へ行ってきました。
以前、分園の保育所設計をさせて頂いたのですが、保育所竣工後に産休・育休に入ってしまい、一年点検にお伺いすることが出来なかったので、ご挨拶を兼ねて。

なるべく自然素材を取り入れたいとのご要望から、床材は無垢の桧にして、
木のぬくもりを感じられるよう、あえてウレタンコーティングをせず、無塗装タイプにしたので、
どうなっているのか、楽しみでした。

白木の桧に風合いが出てきて、また違った印象に。
段々と色が濃くなり、味わいが出ていますね

冬場はガスの床暖房の効果もあって、とても暖かいとご好評でした。
まだ反りや隙は見られなかったので、さすが床暖房対応の無垢材

定期的にメンテナンスをして頂き、経年変化を楽しんでらっしゃるので、嬉しい限りです


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横浜市N保育園 実施設計

2015年06月20日 | 保育園の設計

こんにちは。  コア建築設計工房の長谷川です。

本日は6月20日土曜日
休日出勤をしております。
久々の青空で空気も澄んでいて気持ちいい日です。

会社で進行中の保育園設計でN保育園をお手伝い
しております。
こちらの保育園は他の保育園より工事開始が早い
為に、申請業務や実施設計等も早めに行っており
ます。
ということで、最近は実施設計に追われている日々
です。

竣工まで色々とご報告できたらと思います。

いつもまったり雰囲気の会社前「大通り公園」の本日

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お施主様の思い

2015年06月12日 | 保育園の設計

コア建築設計工房の伊部です。

昨年度につづき本年度も保育園の設計を担当させていだいてます。
お打合せは、主に園長先生と事務局の方です。
どの園もそうだと思うのですが、
先生方が一番重要視されるのは、安全のこと。
子育て経験者の私でも気づかないところを気をつけていらっしゃったり、
いろんなことを想定し、危険回避の対策を考えていらっしゃいます。

仕上げの材質などにもとても関心をお持ちです。
木の温もりを感じてほしいとか。自然素材のものをなるべく使いたいとか。

とはいえ、そういった材料はお値段も高めになります。
そういうご説明をすると、決まっておっしゃるのが、
『せめて、子供たちのお部屋だけでもそうしたい。大人のスペースやバックヤードは、
なんでもいいんです。』

子を持つ親のひとりとして、こんな先生にお世話していただいたらありがたいな~と思います。
そして、先生の希望を少しでも現実にできるようお手伝いしたいな~と思います。





 

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木造園舎

2015年06月11日 | 保育園の設計

おはようございます。
コア建築設計工房の井下です。


現在、H28.4開園予定の保育園を3園、H29.4開園予定の保育園を1園、設計中です。
その4園全てを木造で計画しています。
国内林業活性化、低炭素化社会に向けて、国、県、市をあげて公共施設等を木造、木質化を推進しています。
以前は、耐火性、耐震性、耐久性において公共施設で木造は敬遠されていましたが、
いずれも近年の技術向上に伴い、上記の懸念材料は改善されてまいりました。

保育園においては、2階に保育室を設けると準耐火建築物に、3階以上に保育室を設けると耐火建築物にしなければなりません。
木造で準耐火建築物とするには、木の柱、梁を被覆、隠ぺいするか、
燃えしろ設計といって、断面寸法をより大きい部材を使用して表層は燃えても中まで燃えないようにする必要があります。
せっかくの木造なので、木の雰囲気を出したいところですが、
そのためには上記の燃えしろ設計をすることになります。
敷地に余裕があれば、平屋または2階に保育室を設けないで計画できると、防火構造という仕様になり、
柱、梁の被覆、燃えしろ等の要求がなくなります。 


↑緑園なえば保育園あかちゃんのいえ 0,1歳のための分園のため、保育室は1階のみ


↑一部の柱、梁を現しにしています

また、木造では防水上の観点から、屋根の傾きを大きくとる必要があります。
瓦屋根は、4/10(4寸勾配)
コロニアル屋根は、3/10(3寸勾配)
アスファルトシングル屋根は2/10(2寸勾配、メーカーにもよります)
ガルバリウム鋼板など金属で縦平葺きですと、0.5/10(5分勾配)
となり、外観を大きく左右します。

現在、コア建築設計工房には、木造住宅を設計してきた設計者が多数在籍しています。
今後も木造に力を入れていきたいと思っています。


 

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