おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の渡邊です。
横浜の根岸にある三渓園に行って来ました。
三渓園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって公開された庭園です。
原三渓の旧邸である鶴翔閣で有名な庭園です。
鶴翔閣以外にも全国から移築された古建築が揃っている庭園でもあります。
そんな数ある移築された建築物の中で特に個人的にグッと来るものがあった矢箆原家住宅を紹介させていただきます。
矢箆原家住宅はの入母屋合掌造りの民家で、御母衣ダム建設の水没地域にあったため、
昭和35年・1960年に飛騨白川郷から三溪園に移築されたものです。
▲白川郷から移築された矢箆原家住宅
農家の家ではあるのですが、外の景色を見ながら書院造の畳敷きの接客する間があり、
格式の高い家であることを伺わせます。
その一方でその当時の暮らしが伺えるような囲炉裏、黒光りした柱や煙がとても落ち着きのある空間になっていて、
私自身、とても癒されました。
▲矢箆原家住宅の囲炉裏(なんともいえない煙のいい香り)
囲炉裏以外にも農家の家を思わせるような荷台や石臼があり、とても雰囲気のある住宅でした。
またこようと思います。
そしてこれからも沢山の建築物に出会えることを願いまして、それではまたよろしくお願いいたします!
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