横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

高齢者施設の監理日記 その3(竣工)

2021年02月26日 | 工事監理

おはようございます。神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。
設計・監理を担当させていただいた高齢者施設ですが、8月末に無事竣工致しました。
ご報告が遅くなりましたが、写真でお知らせします。

施設概要:高齢者グループホーム(3ユニット、定員27名)
構  造:鉄筋コンクリート造4階建て
敷地面積:352.85㎡
延床面積:約816㎡ 


▲建物正面
前面道路に傾斜があり、1階ピロティは傾斜を生かしたプランにしています。


▲食堂・居間とキッチン
一日の大半を過ごす食堂・居間には大きな窓を設け開放感ある空間としています。
家庭的な雰囲気の優しい色使いの仕上げとしました。



▲各居室は、掃き出しの大きな窓を設け、全室バルコニーに面しています。


▲浴室
浴槽は、介助のしやすさを考えスライド式を採用しています。

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某スポーツセンター天井改修工事

2021年02月17日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

基本設計から工事監理までを行った某スポーツセンターの天井改修工事が先日完了しました。
今回の天井改修では既存の体育室の天井が特定天井に該当しておりましたので、その部分を改修しました。
※ちなみに特定天井とは(脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井)
 ・6m超の高さにある、面積200㎡超、質量2kg/㎡超の吊り天井で人が日常利用する場所に設置されているものとなります。
  (上記の条件が一つでも外れれば特定天井とはなりません)

改修方法を検討するにあたり
・特定天井の構造耐力上安全な構造方法とする事ができるか?
・天井面構成部材等の単位面積質量を2kg/㎡以下とする工法が可能か?

設計の流れとして既存の状況を調査し現況に適した方法での施工方法の検討を行います。新築の場合であれば構造耐力上安全な構造方法とする設計を行ないやすいのですが、改修の場合は躯体、ダクト、照明等が天井裏に既にありますので、天井面構成部材等の単位面積質量が2kg/㎡以下とする工法を選択しました。

工事の流れとしては
・棚足場を設置。
・既存の天井仕上げ、下地を撤去。
・改修する天井の工法にあわせて下地から組み直し。
・天井面構成部材等の単位面積質量が2kg/㎡以下の仕上の設置。

流れをまとめるとこのようになりますが、現場がはじまり下地を組み直す際に既存構造、電気設備、機械設備に支障物の有無が無いか有った場合にどのように対処するかに苦労をしました。ゼネコンの協力があり支障物問題が解決した後はスムーズに現場は進みました。(細かい事は日々ありましたが・・・)


▲棚足場の設置


▲棚足場上で既存の撤去


▲新しく下地を組み直します


▲仕上げ材を載せるTバー設置


▲完成

ゼネコン、工事業者の協力があり、コロナ禍の中でも無事に工事が終了しました。

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